全経電卓計算能力検定2級模擬試験問題集
本書の特色と使い方
(1)本書は、公益社団法人全国経理教育協会主催による電卓計算能力検定試験1級受験者のための模擬試験問題集として編集しました。
1級模擬試験問題10回分を掲載しています。
(2)本書の模擬試験問題作成にあたっては、電卓計算能力検定試験出題範囲にしたがい、過去の検定試験出題内容をよく分析して、検定合格をめざす受験者のために、細心の注意をはらって作問しました。熱心に練習すれば、十分な成績があげられるものと確信しています。
(3)本書では、すべての解答を別冊としました。特に乗算問題と除算問題の解答には、実際の検定の採点基準にしたがって、採点箇所を明示しましたので、自己採点の際にご使用ください。
(4)巻頭に、「検定受験の際の注意事項」を掲載しました。使用する電卓を選ぶ際の注意や答案作成上の注意、答えの一部を訂正した場合や端数処理をした場合の注意事項を載せています。
(5)巻頭の「基本練習」「総合練習」では、本検定の特徴である複合算問題を取り上げました。パターン別の練習問題には答えを入れていますので、正答を確認しながら、計算方法習熟にむけて練習してください。
(6)「伝票算」は、その性質上、別冊の伝票を編集しましたので、あわせてご使用ください。
(7)別冊に「段位検定参考試験問題」を2回分掲載しています。段位検定試験は1級の2倍の問題量を制限時間10分で行います。1級合格者は段位検定試験に挑戦してみましょう。
(8)裏表紙に成績記入表を入れました。練習の成果を確認してください。
目次
検定受験の際の注意事項
基本練習
1級複合算確認問題
総合練習
1級複合算確認問題
模擬試験問題
第1回模擬試験問題
第2回模擬試験問題
第3回模擬試験問題
第4回模擬試験問題
第5回模擬試験問題
第6回模擬試験問題
第7回模擬試験問題
第8回模擬試験問題
第9回模擬試験問題
第10回模擬試験問題
第11回模擬試験問題
検定受験の際の注意事項
(1)使用する電卓を選ぶ際の注意
①12桁の電卓を使用します。
②グランドトータルキー(GT)のついている電卓を使用します。
③メモリーキー(M)、パーセントキー(%)のついている電卓を使用します。
(2)答案作成上の注意
①答えは「正しく、はっきり、はやく」、定められた欄に書くようにします。
②答えの1の位、または円の位以上には、3位ごとにコンマ「、」をつけます。
③小数には、小数点「.」をつけます。
④コンマ「、」と小数点「.」は、はっきり区別して書きます。
⑤名数の答えには、「¥」マークは書いても、書かなくてもよいことになっています。
⑥答えを書き直す場合は、その答えを全部横線で消して書き直します。
一部だけの訂正は、その訂正が無効扱いとなります。ただし、消しゴムを使用してもよいことになっています。
元の答えの欄の中に書けないときは、欄外に書いて、元の欄と矢印でむすぶか、番号を明示します。
⑦答えを二つ以上書いたり、数字・コンマ・小数点をなぞったりしてはいけません。無効になります。
⑧コンマ・小数点は、数字の間に書くようにします。数字にふれたり、数字にかさならないように注意します。
(3)答えの一部を訂正した場合は、次のように書き直します(例)「電卓表示窓」3’456.789
(4)端数処理をした場合(小数第5位未満四捨五入)は、次のように書き直します
(例)「電卓表示窓」 以下は正しい書き直し
0.1234967 → 0.12350 0.1235 .12350 .1235
以下は正しい書き直し
1.2340046 → 1.23400 1.234
次の書き直しは誤りとなります1.2340
(5)その他
①計算は答えを正しく記入して終了です。電卓で正しく計算できても、解答欄に正しく記入していないと誤りになります。答えの記入には十分注意してください。
②解答欄に記入した数字が乱雑だったり、判読できない数字は無効になります。正しい数字の書き方を練習してください。
③筆記用具は、黒鉛筆(シャープペンシルでも可)を使用することが望ましいので、ボールペン等の使用はやめるようにしてください。
④受験者が、電卓を左手で打つ場合は伝票は右手でめくります。検定試験会場では右綴じの伝票が準備されていますので、左手で打つ場合は、試験委員に申し出るようにしてください。なお、伝票ホルダーの使用は認められています。
⑤受験者が、検定試験会場で、電卓・筆記用具の貸借を行うことは認められませんので、注意してください。