ビジネス実務マナー検定1級の面接課題(おすすめ参考書)




面接課題について

ビジネス実務マナー検定1級には面接課題があります。名称は「エグザクトスピーキング(exact=しっかりしている)」といい、第一課題・第二課題ともに審査員の前でスピーチをします。いずれも「話と話す態度がはっきりしていて、あいまいなところがない」というのが審査コンセプトとなっています。また、審査のポイントは、「ビジネス的な話の仕方で、水準が普通以上である」、「1級合格者として、ビジネスの場に適応する態度・動作である」となっています。話し方や姿勢、振る舞いなど人となりが重視される試験です。

エグザクトスピーキング第一課題

第一課題の概要

指定された課題の内容に基づいて、2分間程度のスピーチをするものです。課題として与えられた文章を聞き手である審査員に対して、いかに分かりやすく伝えられるかがポイントです。スピーチの内容は課題と全く同じである必要はありません。

第一課題の対策

まずは課題文をしっかり読み込み、自分の中でイメージを把握することが大切です。次に起承転結を意識して、段落ごとにキーワードを作ります。それらをベースとして2分間程度に収まるよう調節しながら文章を構成します。あくまでスピーチのため、話すことを意識して「でも」や「なぜ~でしょうか」などの“つなぎ言葉”を上手く活用すると良いでしょう。考えた文章をスラスラと言えるようになるまで何度もトレーニングをすることで、2分という時間を体で覚えることができます。

エグザクトスピーキング第二課題

第二課題の概要

4つのテーマの中から選択し、そのテーマに基づいて1分間程度のスピーチをするものです。自分の考えを伝えるだけではなく、言葉を補ったり省いたりしてまとめなければなりません。簡潔明瞭に伝える力が試される試験です。

第二課題の対策

文章の構成方法は第一課題と同様です。第二課題では更に自由度が上がるのに加え、1分間程度に収めなければなりません。自分の考えを素直に表現しつつ、審査員にきちんと伝えるという意識が大切です。スピーチの審査のため、「ただ話しているだけ」といったレベルの話し方ではいけません。特に声のトーンや速さは印象に大きく影響します。しっかりとした歯切れのよい話し方を意識しましょう。

実務技能検定協会(編集)
出版社: 早稲田教育出版(2013/8/1)、出典:amazon.co.jp

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