家電製品アドバイザー試験 全問題集・解答集2020~2021年版
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はじめに
急速に進むデジタル家電やIoT家電の普及、地球環境問題、消費者の省エネ・節約志向の高まりなど、家電業界を取り巻く環境が激しく変化しており、それに伴い家電製品アドバイザー試験の科目である「AV情報家電 商品知識・取扱」「生活家電 商品知識・取扱」「CS・法規」などの出題内容も大きな変化を見せております。
本書は2019年9月に開催された家電アドバイザー・第37回全国統一試験の2回分(日・水曜日試験)の試験問題全120問を完全掲載いたしました。試験問題を分析し、各分野ごとの出題傾向をしっかりとつかめるように、全ての解答に解説をしている唯一の過去問題集です。
受験される皆さまが、さらに効率よく学習できるように、本書の構成を以下のようにしました。
①科目ごとに出題問題をまとめました。
②試験問題と解説・解答を同じページに上下で掲載しました。
これにより断然見やすく、分かりやすく、すぐに疑問を解決できるようになっています。
最も効率よく、最短で合格をつかめる「オンリーワンの完璧な過去問題集&解答集」を目指しています。
そして、巻頭特別付録「過去問の傾向分析」を付けました。過去6回のデータから、出題テーマと出題率がひと目で分かる、本書だけのオリジナルです。
「家電製品アドバイザー資格」では、2013年9月に高得点の合格者に対し特別称号を付与する「エグゼクティブ等級」が導入されました。また、2016年9月に、IoT時代のスマートハウス普及に向けた人材を育成する新資格「スマートマスター」試験もスタートしました。ぜひとも、挑戦してみてください。
本書を十分に活用して、「家電製品アドバイザー試験」を無事にクリアされるとともに、受験者の皆さまの新たなスキルアップの一助になることを願ってやみません。
なお、2020年3月に予定されていた「第38回全国統一試験」は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染防止を図るため、日曜日、水曜日ともに中止になりました。したがいまして、本書は最新の試験である2019年9月開催の「第37回全国統一試験」においての出題問題のみを掲載しております。ご了承ください。
2020年6月 家電資格試験研究会
編集スタッフ一同
CONTENTS
家電製品アドバイザー試驗について
本書の構成について
●巻頭特別付録
過去問(2019年9月~2018年9月試験)の傾向分析·詳細版
試験問題・解説・解答
AV情報家電(商品知識・取扱)試験問題・解答
■第37回全国統一試験 2019年9月(日曜日)試験問題・解答
■第37回全国統一試験 2019年9月(水曜日)試験問題・解答
生活家電(商品知識・取扱)試験問題・解答
■第37回全国統一試験 2019年9月(日曜日)試験問題・解答
■第37回全国統一試験 2019年9月(水曜日)試験問題・解答
CS・法規 試験問題・解答
■第37回全国統一試験 2019年9月(日曜日)試験問題・解答
■第37回全国統一試験 2019年9月(水曜日)試験問題・解答
解答
家電製品アドバイザー試験について
2001年度より、家電製品協会が資格を認定する「家電製品アドバイザー試験」が実施されています。
1 受験資格
年齢、実務経験など特に制約はありません。
2 試験内容(筆記試験)
試験は「AV情報家電」と「生活家電」の2種目があり、どちらも「商品知識・取扱」「CS・法規」の2科目で構成されています。なお、「CS・法規」は「AV情報家電」と「生活家電」の共通科目です。
AV情報家電の科目
<商品知識・取扱>
映像・音響機器、情報通信機器、電池、接続コードなどの仕組みや使い方の知識
生活家電の科目
<商品知識・取扱>
調理機器、家事・健康機器、季節品、電源、電池などの仕組みや使い方の知識
AV情報家電・生活家電の両種目共通科目
<CS・法規>
購入前、販売時、購入決定後、不具合発生時、家電リサイクル法に基づく収集・運搬などCSに関する知識。および、消費者保護、省エネ・環境、製品安全などに関する法規の基礎的な知識
3 一部試験免除制度(科目受験)
いずれかの科目に合格した受験者は、科目合格者となります。科目合格者が、その後に実施される2回の試験(1年間)までに再度受験する場合は、残りの科目のみ受験(科目受験)することが可能で、これに合格した際は資格が付与されます。
「AV情報家電」または「生活家電」のいずれか一方のアドバイザー資格を取得している方が、保有資格の有効期限内にもう一方の資格試験を受験する場合についても、「CS・法規」科目の試験を免除します。
4 試験の実施および受験申請等
試験は原則として年2回、3月と9月の第1日曜日および水曜日に東京、大阪、名古屋など全国の主要都市で実施されることになっています。ただし、同じ試験回の日曜日と水曜日の両方を受験することはできません(併願不可)。
なお、第39回(2020年9月)試験については、新型コロナウイルス感染予防の観点から、コンピューターを活用したCBT方式で行うことになりました。試験は従来のマークシート方式による全国統一試験ではなく、全国200か所以上あるCBTテストセンターにて数日間かけて行われます。試験日は、9月7日(月)~9月20日(日)から受験者が希望する日を選択できます(希望日と異なる日になる場合があります)。受験申込の時期は8月1日(月)~8月31日(月)となっています。
CBT方式は試験的に導入されるもので、第40回(2021年3月)以降の試験方法は、2020年6月時点では未定です。決まり次第、一般財団法人 家電製品協会認定センターからあらためて案内があります。
受験申込方法等の詳細は、一般財団法人 家電製品協会 認定センターのWebサイ(https://www.aeha.or.jp/nintei-center/)をご覧ください。
5 合格時の称号と有効期限
・試験合格者には「家電製品アドバイザー(AV情報家電)」または「家電製品アドバイザー(生活家電)」の認定証が交付されます。また「AV情報家電」と「生活家電」の両方に合格した場合は「家電製品総合アドバイザー」の認定証が交付されます。
・認定証の有効期限は5年となります。社会環境の変化や技術進歩に対応できる知識、技術を確保することを目的として、5年ごとに資格更新試験が行われます。この試験に合格した場合は、新たに5年間の資格が付与されます。
「エグゼクティブ等級」とは
エグゼクティブ等級は、家電製品アドバイザーの中でも、さらに選りすぐられた「プロ中のプロ人材」を証す資格です。各科目で200点満点中180点以上を獲得した合格者に「プラチナグレード」または「ゴールドグレード」の称号が特別に与えられます。
既に資格を保有している方は、「エグゼクティブチャレンジ」という制度で等級の取得を目指せます。
詳しくは下記にある家電製品協会・認定センターのホームページでご確認ください。
一般財団法人 家電製品協会 認定センター
〒100-8939 東京都千代田区霞が関三丁目7番1号 霞が関東急ビル5階
TEL 03-6741-5609 FAX 03-3595-0766
※「家電製品アドバイザー試験」に関する情報は、家電製品協会のホームページにも掲載さています。
https://www.aeha.or.jp/nintei-center/
本書の構成について
本書は、2019年9月(日・水曜日)に開催された2回の試験に出題された全120問を掲載し、すべての問題を解説しています。
科目別・試験開催日順の構成にしています。出題問題と解説・解答を同じページの上下に掲載していますので、疑問に思ったことがすぐに解決できます
巻頭には特別付録として、過去6回(2019年9月~2018年9月試験)の試験問題を出題テーマごとに徹底分析した「過去問の傾向分析・詳細版」を付けました。「AV情報家電商品知識・取扱」「生活家電商品知識・取扱」「CS・法規」の各分野で、具体的にどのような問題が出題されているのかすぐにチェックすることができます。
過去問(2019年9月~2018年9月試験)の傾向分析・詳細版
「AV情報家電」では、地デジ放送、BS・CSの4K・8K放送における偏波方式や動画・音声符号化方式、ネットワークを利用した動画配信、4K・8Kテレビ受信機、HDR方式、BD/HDDレコーダー、サラウンドオーディオ、ハイレゾ音源、アナログレコードプレーヤー、ボータブルオーディオプレーヤー、ヘッドホン、ラジオ放送、HDMIやUSBなどの各種ケーブル・コネクターの規格、デジタルカメラ、プリンター、ビデオカメラ、ドライブレコーダー、プロジェクター、パソコン・タブレット、無線LAN、インターネット、DECT準拠方式コードレス電話機、スマートフォン、SDカード等の記録メディア、防じん・防水、電池など、多岐にわたります。「生活家電」では、出題製品は従来通りです。エアコン、冷蔵庫、照明器具は各2問出題されているので、重点的に取り組んでください。エアコンでは電源プラグ・コンセントの形状に関する問題、冷蔵庫では賞味期限と消費期限の違いや小型冷蔵庫の天板に電子レンジなどの小型機器を置いて利用する場合の注意事項、IHクッキングヒーターでは表皮効果の原理、小型機器では全自動コーヒーメーカーの動作、照明器具では「高機能LEDランプに関するJIS改正」に関する事項や環形LEDランプの取り扱い、温水洗浄便座では使用上の注意、エコキュートの「冷凍空調機器性能検定制度」などが追加されています。他の製品では、従来の問題を変形した設問がありますので、過去の問題をしっかりと確認しておいてください。
「CS法規」では、お客様に対して店や販売担当者が行うCSの基本に関する事項、高齢者を対象としたインターネットの利用やICTの活用、バリアフリーに関する事項、電子商取引の現状、訪日外国人向けの免税対象商品や免税店に関する事項、接客を円滑にする応酬話法やメラビアンの法則など、CSの向上を図るために必須の事柄が幅広く出題されています。法規では、景品表示法における景品類に関する事項、電気事業法における電力自由化に関する事項、航空法におけるドローンの飛行区域制限、不正競争防止法における不正競争の定義、割賦販売法の改正のポイント、家電リサイクル、省エネ法、製品安全に関する法令やルール、訪問販売やクーリング・オフ、著作権法や個人情報保護法など、多岐にわたった出題になっています。
●AV情報家電:商品知識・取扱の出題確率詳細分析
●生活家電:商品知識・取扱の出題確率詳細分析
●CSと関連法規の出題確率詳細分析