ビジネス会計検定を取るメリット、デメリットは?
ビジネス会計検定試験は意味がある?意味がない?
ビジネス会計検定試験とは、会計・財務の分野で重要視される財務諸表を分析する能力を評価する資格です。
財務諸表を分析する力は、会計・財務だけではないあらゆる職種の人に役立ちます。
今回は、ビジネス会計検定試験を取得するメリットについて紹介していきます。
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メリット
実務に役立つ
財務諸表を分析する力は、あらゆる場面で必要とされます。
経理部門は財務諸表を作成する部門です。
しかし、自社のこれまでの財務状況の分析、他社の財務諸表の分析など、財務諸表を読む能力を役立てることができます。
また、営業にも財務諸表を分析する能力は役立ちます。
取引先の財務状況を分析することで、顧客の課題を財務面から理解することができるようになります。
企業を財務面から理解することは、どの職種のビジネスパーソンにとっても重要なことです。
そのため、ビジネス会計検定試験で身につけた知識はさまざまな場面で活用できるでしょう。
キャリアアップにつながる
経営戦略などを立てるときには、自社を強みや弱みなどを数字の面から理解することが非常に重要になります。
そのため、管理職のような会社全体の利益を考えて動く人は、財務諸表を分析する能力を身につけておかなければなりません。
ビジネス会計検定試験を取得しておくことで、数字がわかるビジネスパーソンとしてさらに活躍の場が広がっていくでしょう。
就職・転職活動に役に立つ
選考で役に立つのではなく、企業選びの際に役に立ちます。
財務状況が厳しくて苦しんでいる名の知れている大企業もあれば、健全な財務状況を維持し続けている中小企業もあります。
より良い企業経営を行っている企業に就職するために、財務諸表を分析する能力は役立ちます。
投資に役立つ
長期投資にも役立つ資格です。
成功している投資家は、必ず財務諸表分析を入念に行っています。
財務諸表を分析して企業の今後を推測することで、リスクの低い投資先を選ぶことができるのです。
他の資格取得に役立つ
ビジネス会計検定試験1級の試験範囲は、公認会計士の試験範囲と共通している部分があります。
また、簿記検定は財務諸表を作成する知識を学ぶ試験ですが、分析する知識を学ぶビジネス会計検定試験の知識も活用することができます。
財務諸表を読み解く知識や技術は、会計系のさまざまな資格に役立つ知識です。