昇任試験対策(公務員・自治体)のおすすめ本 – 論文の基本構成や面接のポイントも!




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昇任試験合格に必要な力を身につけよう

昇任試験はキャリアアップへのチャレンジであり、資格要件を満たす人であれば誰でも受験が可能で、みな同じ基準で判断されます。試験の勉強で学んだ知識はその後の仕事でも必ず役に立つでしょう。ここでは、昇任試験対策の参考になる本をご紹介します。

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出典:出版社HP

昇任試験 合格論文の絶対ルール

はじめに
—最短距離で合格論文を書ける力を身に付けよう!—

本書は、自治体(都道府県、市区町村)の主任試験、係長試験、管理職試験における論文試験対策について、時間の余裕がない受験者でも最短距離で合格論文を書けるようになるための論文作成のルール、ノウハウ及び完成論文例をまとめた本です。

仕事が忙しい中、論文試験対策に多くの時間を割けない人がほとんどでしょう。身近な上司に論文の添削をお願いしづらいなどの事情もあるかと思います。このような中で、最短距離で合格論文を書ける力を身に付けるためには、コツがあります。

従来の対策本では、類似したテーマの複数の模範論文を闇雲に読まなければならなかったり、論文の書き方がメインで模範論文が少なかったり、ビフォー・アフターの論文を見てどこが変わったのかを解釈するのに時間がかかったりと、1冊の本で効率よく、短期間で学習できる本は見当たりませんでした。模範論文を暗記してもテーマの山が外れてしまったら手の打ちようがありませんし、論文の書き方だけを学んでもどのような論文が合格論文なのか理解できなければ、実際に書くことはできません。

本書では、これらを踏まえた上で、この1冊だけで、各受験者の事情に合わせ、合格論文を書ける力を効率よく身に付けることができるよう十分に配慮して構成しています。

第1章では、昇任試験論文の書き方の重要ポイントや、どのようなテーマが出題されても解決策を見い出せるノウハウを絶対ルールとしてコンパクトにまとめています。

第2・3章では、過去に出題されたテーマや出題が予想されるテーマから、自治体の政策分野を網羅的にとらえることができるよう45を選定し、テーマごとに課題と解決策の要点、課題の抽出の方法、完成論文例を収録しています。この1冊を読めばほとんどの分野のテーマを網羅することが可能ですし、時間のない人でも、まず、書き方の重要ポイントを押さえ、いくつかのテーマをピックアップして実際に論文を書き、完成論文と照らし合わせてみるといった活用も可能です。

なお、本書は単なる昇任試験論文対策本には留まらないものであると考えています。本書では、どのようなテーマが出題されても解決策を見い出すことのできるノウハウを示しています。これはまさに課題解決や政策立案のノウハウそのものであり、この思考法を身に付けておけば今後の公務員人生で必ず役に立つはずです。また、自治体の各政策分野を網羅的にとらえたテーマについて課題と解決策を示していますので、現在、自治体において課題となっていることとその解決策を把握する上でも十分に活用することが可能となっています。

本書を活用して、最短距離で合格をつかみ、新たな公務員人生に向けてステップアップを図りましょう。

平成29年6月
著者

地方公務員論文研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2017/7/15)、出典:出版社HP

もくじ

はじめに 最短距離で合格論文を書ける力を身に付けよう!

第1章 合格論文を書くための絶対ルール
1 出題形式にまどわされない
2 課題と解決策を3つ抽出する
3 奇をてらってはダメ!
4 当事者意識を全面に出す
5 抽象的なテーマは得意分野に変換!

第2章 「職場・組織管理上の課題」の合格論文例
◇効率的・効果的な組織運営の例
1 業務能率の高い組織の実現
2 効率的・効果的な行政運営
3 職場の活性化と主任の役割
4 係間での連携・協力
5 行財政運営の効率化
6 政策形成と組織のあり方

◇「職員の育成・モチベーションの向上」の例
1 新規採用職員の育成
2 自治体職員の人材育成
3 モチベーションの高い職場づくり

◇「職員の管理」の例
1 職員のメンタルヘルス
2 職員の不祥事への対応

◇住民対応・情報発信の例
1 住民対応と主任の役割
2 市民に開かれた行政の推進
3 職場における効果的な情報発信

◇危機管理体制の例
1 危機管理体制の構築

第3章 「政策的課題」の合格論文例
◇協働・ボランティアの例
1 協働によるまちづくり
2 ボランティア活動と自治体行政

◇子ども・若者の例
1 子育てしやすいまちづくり
2 子どもの貧困
3 子どもの教育
4 低投票率と若者の政治・行政への参加

◇福祉・健康の例
1 高齢者がいきいきと生活できる地域社会
2 これからの地域福祉と行政
3 住民の健康づくりと行政の役割

◇産業・観光の例
1 中小企業の活性化
2 外国人観光客のおもてなし
3 シティプロモーション

◇文化・コミュニティの例
1 地域コミュニティの活性化
2 多文化共生のまちづくり
3 社会における女性の活躍推進
4 スポーツ振興

◇まちづくりの例
1 安全で快適なまちづくり
2 自治体の文化振興のあり方

◇環境の例
1 環境負荷の少ないまちづくり
2 都市景観と自治体行政

◇安全・安心の例
1 震災対策
2 地域防犯
3 危険老朽空き家問題

◇労働者・雇用の例
1 非正規労働者の支援
2 若者の就労支援
3 ワーク・ライフ・バランスの定着

◇行政運営全般の例
1 人口減少時代における自治体行政
2 地方分権の推進と自治体行政

◇その他個別課題の例
1 公共施設の老朽化対策
2 自殺対策

地方公務員論文研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2017/7/15)、出典:出版社HP

合格する昇任論文実践講座

はじめに

―第5次改訂に当たって―
本書の目的は、まずは、地方自治体における昇任論文試験において、合格が得られる水準まで「論文力」を高めることである。文章をつくることが好きでない、文章を書くのは何とかなるが、論文となると何をどう書けばよいか分からないなど、論文試験を苦手とする人は多い。本書は、こうした場合でも昇任論文が合格に至るよう、ポイントを述べる。

もう一つの目的は、日常の職務で必要な「文章作成技術」の向上である。仕事を進める中で、庁内・庁外向けに説明資料や広報資料などを作成することは多い。また、起案文書では、簡潔で要点をとらえた文章を作成しなければならない。行政を進めていくうえで、事業の考え方や内容を正しく、分かりやすく伝えることは極めて重要である。また、意思決定内容の明確化と市民への説明責任の観点からも、後に残る文書を適切に作成することは、行政の基本である。行政において、職員は、文章の作成技術を向上させることが当然に求められている。

本書の執筆に当たっては、多くの地方自治体の出題例や採点方法、答案例などを参考にして、できるだけ「具体的に」かつ「分かりやすく」記述するよう心掛けた。また、論文を作成するうえで必要な考え方や知識、技術をより多く提供するように努めた。

第5次改訂は、第1部「合格論文のつくり方」では、重要事項がより分かりやすくなるように手を入れ、内容の充実を図った。また、「ブラッシュアップ論文」などでは、近年の社会経済の変化を踏まえ、多くのテーマで記述を更新し、見直しを図った。「事例式問題」を正面から取り上げたことも、一つのポイントである。これまでも事例式問題はあったが、今回は業務面と管理面の双方の問題が複合的に含まれた事例を取り上げ、問題へのアプローチを示した。

読者の方々は、気軽に本書をひも解き、論文や文章作成の参考にしていただきたい。そして、昇任論文試験の突破と合わせて、日頃の業務の円滑な推進に役立てていただければと思う。先が見えない新型コロナウイルス禍が早期に収束するよう念願しつつ。

小笠原 広樹 (著)
出版社 : 公職研 (2020/5/1)、出典:出版社HP

目次

はじめに

第1部 合格論文のつくり方
1 合格論文の要件
2 合格論文作成の重要ポイント
3 論文の採点基準
4 合格論文作成のための対策
5 合格論文作成の実際

第2部 論文実践講座
第2部の使い方

【自治体の課題】
A-1 人口減少社会と持続可能なまちづくり
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

A-2 高齢社会
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

A-3 環境問題
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

A-4 防災対策
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

A-5 地域の活性化
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

A-6 来街者に魅力あるまちづくり
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

A-7 市民施設の管理・活用
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

A-8 市民との協働推進
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

【職場の課題】
B-1 業務改善
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-2 職場のチーム力(主任の役割)
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-3 職場のチーム力(課長の役割)
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-4 係長のリーダーシップ
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-5 適切な住民対応
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-6 情報の共有化
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-7 係間の連携・協力
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-8 若手職員の育成
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-9 ワーク・ライフ・バランスの職場づくり
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-10 新規事業への対応(事例式)
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-11 業務改善(事例式)
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

B-12 職場で起きた問題の解決(事例式)
答案例
講評と論文作成ポイント
ブラッシュアップ論文

巻末
【巻末1】事例式問題の解き方
【巻末2】論文作成のための重要論点・事項集

小笠原 広樹 (著)
出版社 : 公職研 (2020/5/1)、出典:出版社HP

昇任試験採点者はココを見る! 合格論文の鉄則

はじめに

本書は、これまで自治体の昇任選考における論文試験の採点や添削を行ってきた経験をもとに、合格レベルの論文を書き上げる方法をわかりやすくまとめたものです。

昇任選考の受験者の方からは、しばしば「いくら模範論文を読んでも、なかなか自分で書くことができない」という声を聞きます。
確かに、模範論文を読み、暗記するだけでは、決して合格することはできません。論文試験における「評価のポイント」をきちんと押さえたうえで、論文作成に必要な「論理的思考」を身につけなければ、論文を自力で書き上げることはできないからです。
しかし、1回合格論文を書き上げる方法をつかんでしまえば、あとはその方法を、さまざまな出題例に当てはめていくだけなので、それほど難しいことではありません。
そこで本書は、次の点をねらいとして執筆しました。

1 誰でも必ず論文が書き上げられるように、段階的に解説
事務職の方はもちろん、保育士など、日常の仕事であまり文章に関わらない専門職の方や、初めて昇任試験を受験する方でも、必ず合格論文が書けるように、順を追って段階的に解説しています。

2 2ページに解説と要点をまとめ、見やすくわかりやすい構成
見開き2ページを1項目として、解説と要点(レジュメ)を掲載しています。時間のない方が効率的に学び、復習できるように配慮しています。

3 的確にポイントを押さえた簡潔明瞭な説明
論文の解説書には説明が長く、かえってわかりにくいものが少なくありません。本書では、できるだけ簡潔明瞭にポイントを伝えていくことを心がけています。

4 試験ごとの合格論文を掲載
目指すべき論文の内容やレベルは、主任、係長、管理職など、試験ごとに当然異なります。試験別の合格論文を掲載することによって、皆さんが目指すべき、論文の「ゴール」を示します。

5 勉強方法や当日の注意点も解説
いかに時間をかけずに効率的に勉強するか、また試験当日、どのような点に注意したらよいのか、といった点についてもまとめています。

合格論文を書くために必要なのは、論理的な思考法であり、簡潔明瞭に表現するといった文章力であり、職務に応じた問題意識でもあります。これらは、私たち自治体職員が日々の業務において必要とされる能力と言っても過言ではありません。つまり、論文の勉強は、昇任後、仕事をしていくうえでも、必ず役に立つものです。
皆さんが、毎日の仕事と勉強を両立しながら、できるかぎり短期間で合格し、さらに昇任後のポストで活躍するための一助になれば幸いです。

平成25年5月
著者

地方公務員昇任試験問題研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2013/6/18)、出典:出版社HP

目次

はじめに

第1章 ダメ論文と合格論文の違いをつかもう!
ダメ論文① 論文の内容が合格後の役職に不適格
ダメ論文② 文章が論理的でない
ダメ論文③ 文章の内容が不明瞭
ダメ論文④ 評論家の論文になっている
ダメ論文⑤ 独自の論文構成で書いている

第2章 論文攻略のポイントをおさえよう!
論文試験の目的
論文の評価基準
評価基準① 問題意識
評価基準② 論理性
評価基準③ 表現力
論文には鉄則がある
論文の鉄則① 論文は組織に対する誓約書
論文の鉄則② 知識を並べただけでは、論文とは言えない
論文の鉄則③ 役職に応じた内容が必要
論文の鉄則④ 論文には決まった型がある
論文の鉄則⑤ 3段落構成
論文の鉄則⑥ 4段落構成
論文の鉄則⑦ 文章が論理的である
論文の鉄則⑧ 作文とは違う
論文の鉄則⑨ 誤字脱字でも減点
論文の鉄則⑩ 文字数は指定の範囲で書く
論文の鉄則⑪ 原稿用紙の使い方
論文の鉄則⑫ 論文には相性がある

第3章 合格論文を書き上げる方法
論文作成の6ステップ
短文&つっこみで考える
問題文の変換① 昇任後の視点で考える
問題文の変換② 並列型の出題
課題分析① 否定して考える
課題分析② すると、どうなる?
課題分析③ 知識を使う方法など
理論構築① 理由・根拠の明示
理論構築② 演繹法
理論構築③ 帰納法
理論構築④ MECE
理論構築⑤ ロジックツリー
論旨をつくる① 序章
論旨をつくる② 本論
論旨をつくる③ 問題点1
論旨をつくる④ 問題点2
論旨をつくる⑤ 解決策
論旨をつくる⑥ 終章
レジュメをつくる
文章にする
課題別攻略法① 職場課題への対応
課題別攻略法② 行政課題への対応

第4章 仕事と両立! 効率的な勉強法
受験理由を考える
要綱を確認する
上司にアピールする
一発合格を目指す
金を惜しまず、時間を惜しむ
勉強の4ステップ
勉強のステップ① 合格論文を読む
勉強のステップ② 実際に書いてみる
勉強のステップ③ 添削を受ける
勉強のステップ④ 多くの課題で練習する
資料収集の方法

第5章 慌てず、諦めず! 試験当日の注意点
時間配分に気をつける
課題に必ず答える
予想外の問題への対応① 特定視点
予想外の問題への対応② 微調整
予想外の問題への対応③ 引き込み
字は下手でも丁寧に
文字数は上限ぎりぎりに書く
時間が足りないときは
必ず読み直す

第6章 合格論文例と解答のポイント
合格論文① 職場の活性化と主任の役割
合格論文② 行政運営の効率化と主任の役割
合格論文③ 本市における今後の行政課題と主任の役割
合格論文④ 職員の育成と係長の役割
合格論文⑤ 職場のチーム力アップ
合格論文⑥ 地域の協働と係長の役割
合格論文⑦ 効率的行政運営
合格論文⑧ 地方分権の推進とこれからの行政運営
合格論文⑨ これからの地域福祉と自治体
合格論文⑩ 安全で安心して暮らせるまちづくり

地方公務員昇任試験問題研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2013/6/18)、出典:出版社HP

採点ポイントがよくわかる! 昇任試験論文のすごい書き方

はじめに

多く出版されている論文対策本の中から本書の読者になられた方に、類書にはない2つの特長を示します。
1つ目は、論文試験の目的、性格、出題者側の意図、採点ポイントを示した上で、論文作成の「型」をビジュアルで示し、誰もが論文を書けるようになるための最短ルートを案内している点です。
2つ目は、課題式論文のみならず、事例式論文、提案式論文の思考法やシステマチックに考えて書く方法を伝授している点です。

なぜこのような試みをするのかというと、近年、昇任試験に挑戦しようとする職員が少なくなっていることへの危機感からです。
昇任試験受験者が減ってきている原因として、職員にアンケートを取ると、いずれの自治体でも同じような答えが返ってきます。それは、「責任の重い職位に就きたくない」「上位職に魅力を感じない」などです。私が、昇任試験に取り組んでいた頃は、一定の年になれば誰もが受けるものだと思っていましたし、先輩方からも、多くの職員が受ける中で合格するから意味があるのだと教えられていました。しかし、いざ自分が試験を受けられる年齢になると、自分の中に明確な係長像や管理職像はイメージできていませんでした。
その後、係長昇任試験、管理職昇任試験と合格したときには、自分に務まるかという不安な思いが湧き上がってきたことを思い出します。当時は、上司と話す機会も限られており、上司がどのような仕事をしているか、特に管理職の仕事の内容など全くわかっていませんでした。

昇任試験を受験しようと考えている皆さんも、上位職になってどのように仕事をするのか明確なイメージを思い描けないのではないでしょうか。上位職になると、自分の裁量の範囲が広がり、自ら提案して、新たな事業を立ち上げるなどダイナミックな仕事が可能となります。一方で、日常的に判断が求められ、責任もぐっと重くなり、どのように対応すればよいか漠然とした不安がつきまとうことも容易に想像できます。そのような不安が、受験を躊躇させる理由になっているかもしれません。

本書では、そのような不安を取り除くため、管理職としてのスキルを昇任試験の勉強に合わせて習得できないかと考え、次の2点に取り組みました。
1点目は、今までの論文対策本に多い模範論文を示すだけでなく、論文を作る過程を型として見せ、思考回路を築き、回答の基本パターンを習得できるようにしました。
2点目は、無事に試験をクリアして、その昇任後に活躍できる人材になるための思考方法の提示です。昇任するとあなた自身の業務範囲が広がり、頼られる存在となります。やる気も高まりますが、周りがあなたの実力を見ています。私が見てきた中にも、物事の捉え方、事業のプレゼン、ポイントを押さえた説明などがうまくできず昇任後に苦戦している管理職が少なからずいます。管理職は、全ての仕事をわかっている人ではなく、何がポイントで、どのようにすれば仕事を円滑に進められるかを考えられる人だと思います。本書で論文の書き方を学んでおけば、試験合格はもちろんのこと、その後の管理者としてのものの考え方もつかみとることができます。
昇任試験を目指す皆さんにとって、これから学ぶことは、実務に直結する生きた学びになります。また、今後の公務員人生を支える学びになります。私の経験では、学生時代に学んだ知識の預金はほぼ30歳前に使いきってしまいます。これからの挑戦が、日々の仕事にもいかせる学びになると思えば、昇任試験の勉強は有意義で価値あるものとなります。学び直しの機会と実務にいかすという視点を持って取り組みましょう。
お伝えしたいのは、昇任試験の学びを通じて実務で活躍できる職員に育ってほしいということです。是非本書をご活用いただき、あなた自身の成長と組織でのさらなる飛躍につながることをお祈りいたします。

平成29年9月
著者

地方公務員昇任論文研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2017/10/19)、出典:出版社HP

目次

はじめに
本書の意図と見方

第1章 最短合格を実現する論文対策はこれだ!
1 コペルニクス的発想で今までの勉強法を変える
2 前提となる考え方
3 課題式論文のチェックリスト

第2章 試験を知る
1 昇任試験とは―各種論文試験を知る
2 各種論文試験の出題意図はこれだ!
3 多様な形式の論文を学ぶと得すること
4 課題式論文対策のポイントはここ!
5 課題式論文試験とは

第3章 出題者・採点官を知る
1 課題式論文の試験要綱から採点ポイントを知る
2 出題者の思考を読み解く
3 採点官は誰なのか
4 採点方法

第4章 課題式論文を実際に作成する
1 作成手順を把握する
2 第1章を作る
3 課題と解決策の章を作る
4 まとめの章を作る
5 見出し、小見出しを作る

第5章 合格論文はアレンジが決め手
1 料理のように論文もアレンジが決め手
2 テーマの捉え方
3 キーワードをつかむ
4 試験本番でテーマを捉える手順
5 「課題もの」「管理もの」のアレンジの仕方
6 用意した論文のアレンジの具体化
7 具体的なアレンジ手法

第6章 事例式論文はパターンで答える
1 試験要綱から採点ポイントを知る
2 事例式論文とは
3 事例式論文の出題形式を確認する
4 問題点の抽出にはパターンがある
5 現実的な対応策を課題と解決策表にまとめる
6 事例式論文の解答パターン
7 完成論文例

第7章 提案式論文はストーリーを描く
1 試験要綱から採点ポイントを知る
2 提案式論文とは
3 提案式論文と課題式論文の比較
4 過去の出題例
1 特別区(東京23区)の管理職試験の例
2 特別区管理職試験(平成26年度)の資料
5 提案式論文の核心はここだ!
6 資料の量に圧倒されない
7 フォーマット(型)の用意
8 完成論文例

第8章 試験本番で使える実践的模範論文
1 課題式論文の例
1 「高齢者がいきいきと暮らす社会に向けて」の例
2 「時代に即した職員の育成」の例
2 事例式論文の例
3 提案式論文の例
1 「高齢社会への提案」の問題例
2 「高齢社会への提案」の解答例

地方公務員昇任論文研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2017/10/19)、出典:出版社HP

こんなことしていませんか?―従来の論文対策とその結果―

多くの論文(5~8本)を書き、ひたすら暗記!

合格水準に届かず、負の連鎖が続く

本書を読めばこう変わります!―合格する論文対策とその結果―

論文(3~4本)を書き、課題・解決策等のパターンを用意!

合格というゴールに最短でたどり着けます!

地方公務員昇任論文研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2017/10/19)、出典:出版社HP

本書の意図と見方

本書の意図は、「はじめに」でも書きましたが、論文作成の型をビジュアルで見せることと、公務員としての思考方法を伝えるということです。見やすい形で示すことで、理解のスピードを早められるようにします。また、3種類の論文(課題式、事例式、提案式)を取り上げることで、自分が受験する昇任試験科目にはないものであっても、それぞれの試験内容を知り、公務員としての思考方法がわかるようになります。

1)「目的と手段」の関係を常に念頭に読み進める

何のために、自治体は事業を行うのでしょうか。それは、事業の目的や目標を達成するためです。しかし、同じ事業を何年も続けていると、事業そのものが目的化してしまうことがよく起こります。
たとえば、オリンピック・パラリンピックの機運醸成事業を行うことに関して、上司が担当職員に質問している場面を再現します。

「なぜオリンピック・パラリンピックの機運醸成事業を行うのかな?」
「東京都が機運醸成事業を行うことを推奨しているからです」
「なぜ東京都は推奨しているの?」
「オリンピック・パラリンピックを成功させるためです」
「確かにオリンピック・パラリンピックの成功は大事だけれど、わが市にとっての機運醸成事業は何を目的とするのかな?」
「えーと、地域の盛り上がりですかね…」
と曖昧な答えとなる。

目的が曖昧となってしまっているため、「地域がなんとなく盛り上がればいい」と考え、オリンピック・パラリンピックののぼり旗を立てたり、イベントでチラシを配るなどをして、事業を行ったことにしています。

「目的と手段」の関係、特にあなたの自治体にとっての目的を掲げ、目標を明確にしなければ、的確な手段や方法の選択、並びに適正な事業執行が困難です。

2)「目的と手段」の例

「目的と手段」の関係は、本書の様々な場面で現れます。本書のテーマである昇任試験(論文試験)についても同様です。以下にいくつか例を挙げますが、この例以外にも多く見られます。
① 試験の目的と試験科目
② 課題式論文では、テーマを達成することが目的で、課題を抽出し解決することが手段
③ 課題式論文で、解決策の考え方と具体的な手段
このような関係が多く出ますので、常に「目的と手段」を意識してください。

3) 表の見方

本書では様々な図が示されます。それらの図の見方を予め説明します。
図により理解を進めるため、考え方を上から下に流す形式と左から右に流す形式をとりました。

(1) 上下で示す場合

(2) 左右で示す場合

また、下に示したように人物イラストで説明を加えている箇所はポイントとなる部分が多いことを意識してください。

地方公務員昇任論文研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2017/10/19)、出典:出版社HP

誰でも身につく 昇任試験論文の書き方

第1次改訂版刊行にあたって

もっとビジュアルでわかりやすく伝えられないか。このような思いから、本書を刊行したのは平成21年のことです。おかげさまで本書は、たくさんの昇任試験受験者の方々に迎えられ、以来7年にわたり版を重ねることができました。

この間に東日本大震災が発生し、少子高齢化の進展など社会も大きく変化しています。そこで、本書に収録した事例や年表などの更新を図るとともに全体を見直して、第1次改訂版として発刊することとしました。

昇任試験を受験する職員に論文試験の指導をしていますと、論文試験を勘違いして捉えている職員がかなり多いことに気づかされます。みなさんの中にも、論文試験は「模範論文を暗記すればよい」と思っている方はいませんか。過去の合格者から引き継がれた、いわゆる「合格論文」や論文本の「模範論文」をまねて書けばよいと教えられた方がいるのではないかと思います。そのような取り組み方では、新しいテーマが出るたびに暗記する論文を増やさなければなりません。同じテーマが出ることはまれなため、方法論を変えない限り合格はおぼつかないものとなります。

たまたま合格しても、昇任後に物事の考え方などが身についておらず、上位の職にふさわしくない職員が拡大生産されていくことになります。失礼ながら、周りの上司でそのような方を目にしませんか。

かくいう私も、恥ずかしながら係長昇任試験を受験するときには大差ない状況でした。その後、管理職試験のときに時間のない中でいかに論文を作成するかを考えました。そしてあみ出した論文作成方法(パズルメソッド)を作りました。その後、この方法論により、後輩職員を指導し成果を上げることができましたので、みなさんにもお伝えしようと考え、この本を書くことにしました。

この本は、以下のような方には特にお薦めできるものと思っています。
① 初めて論文に取り組むことになり、どうしたらよいのか全く分からない方。
② 何年間か論文に取り組んできているが、「どのように書いたらよいかいまだにつかめない」と思っている方。
③ 「本番で違ったテーマが出されたときにどのように対処したらよいのか」に悩んでいる方。
④ 何年間か試験を受けてきたが、合格圏に届いているのか実感できない方。
⑤ 今まで何冊かの論文本を読んだが、自分とは合わないと思っている方。
以上のような方の場合は、この本で、あなたの“論文観”が変わるかもれません。

本書を執筆するにあたり、3つの観点を盛り込んでみました。
第1に、昇任試験を受験する職員は、日々忙しい中で試験に向けて時間をつくって学ばなければなりません。創意工夫して勉強時間を捻出していることと思います。そこで、まとまった時間が取れなくても、論文をパーツごとに作成し、ジグソーパズルのように組み合わせて論文全体を作る方法(パブルメソッド)をお伝えします。この方法により、細切れの時間でも、有効に活用できるようになります。合わせて、論文作成の過程をビジュアル化しました。
第2に、論文を書く訓練は、仕事にも大変役立つという点です。ただ模範論文を暗記すればよいわけではなく、論文試験を通じて、論理構成、課題をどう捉えたらよいか、物事の捉え方、考え方など昇任後にも活かせる知識、方法を身につけられるように考えました。
第3に、私が係長の昇任試験を受ける際には、アドバイスしてくれる方が周りにいませんでした。また、他人からアドバイスをもらって試験を受けるという職場風土もありませんでした。暗中模索して、論文の本を参考にしながら書いた次第です。読者の中にも、同じ環境の方がいるかもしれません。たとえアドバイスしてくれる方が近くにいなくても、自分の論文を第三者の目で客観的に読み、自分自身で修正する方法についても記述しました。

試験はみなさんの公務員生活での1つの通過点です。試験が目的化してほしくありません。昇任後に、みなさんの自治体で論文作成のエッセンスを活かして活躍できる、「考える職員」「説明責任を果たせる職員」「困難に挑戦できる職員(チャレンジする公務員)」であってほしいと願っています。
本書がそのような職員として活躍するための手助けとなれば、私自身にとっても望外の喜びです。
みなさんの論文作成の一助になることを願っています。

平成28年4月
著者

地方公務員昇任試験問題研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2016/7/16)、出典:出版社HP

目次

第1次改訂版刊行にあたって

第1章 論文試験攻略の基礎知識
1 受験目的の明確化
2 試験分析
(1)論文試験で求められるもの(試験要綱の確認)
3 合格枠、競争率について
4 最近の試験動向
(1)試験パターン
(2)試験パターンによる勉強時間の配分
5 学習計画
(1)何を学ぶのか
(2)スケジュールの作成
(3)パソコンの利用
(4)勉強会について
6 採点者の視点
(1)論文試験の採点者
(2)採点方法
(3)読んでもらえる論文

第2章 機械的論文作成の方法
1 論文はパズルだ
(1)パズルメソッドとは
(2)レジュメの作成が肝
2 パズルメソッドによる論文作成手順
(1)パズルの概要
(2)手順の把握
3 テーマへのアプローチ
(1)テーマの捉え方
(2)キーワードをつかむ
(3)自分の定義を示す
4 第1章が大切
(1)第1章の位置づけ
(2)発想シートの作成
(3)骨格シートの作成
5 論文作成の主体
6 背景の作り方
(1)作り方
(2)書き出しのインパクト
(3)背景の具体例と評価
(4)資料収集

第3章 課題・解決策表の作り方
1 文字数について
(1)字数制限がある場合
(2)3章立て論文の場合
(3)4章立て論文の場合
2 導入文の書き方
(1)3章立て論文の導入文例
(2)4章立て論文の導入文例
3 課題と解決策表の作成
(1)課題と解決策の用意
(2)表作りのポイント
(3)問題点・課題の抽出の視点

第4章 まとめの章の作り方
1 文字数について
(1)字数
(2)書く内容
2 書き方について
(1)まとめのパターン文例
3 見出し、小見出しを作る
(1)見出しはサーチライト
(2)見出し、小見出しの位置と例
(3)見出し、小見出しの作り方
(4)作り方の実践

第5章 論文作成のための事前準備
1 書くためのルールの確認
(1)原稿用紙の基本ルール
(2)1文の文字数
(3)主語と述語の一致
(4)専門用語の使用
(5)略語
(6)略字
2 接続詞は「論理性」の近道
3 セルフチェック
(1)セルフチェックを行うタイミング
(2)内容面と形式面
(3)内容面のチェック
(4)形式面のチェック

第6章 実際に作成してみる
1 作成の流れ
2 テーマを決める
3 発想シートを作成する
4 骨格シートを作成する
5 課題と解決策表を作成する
6 レジュメを作成する
7 本文を書く
8 セルフチェックを行う
9 修正を加える
10 完成論文として清書する

第7章 直前対策―修正パターンの把握
1 テーマに合わせる方法
(1)どこの箇所を修正するのか
(2)第1章の修正の仕方
(3)用意したテーマと実際に出題されたテーマ
(4)修正の考え方
(5)具体的な適用法

第8章 本番対策―実力を出し切る「技術」の習得
1 必ずレジュメを作る
2 手書きの練習
3 本番での心得
(1)時間配分
(2)「受けに来ている人」と「受かりに来ている人」
(3)見直し
(4)筆記用具等

第9章 模範論文例
① 職員の育成
② 効率的な行政運営
③ 市民に開かれた行政の推進
④ 地域社会の変化と市政運営
⑤ 係の組織目標を達成するための組織運営

資料 論文作成のための常識
1 時代を知る
① 高齢社会、福祉関係
② 少子化とその取り組み
③ 民間活力の導入等
2 論文作成に必須の管理理論等
(1)組織論
(2)管理論
(3)職務関係
(4)イメージ図
3 過去の出題例

地方公務員昇任試験問題研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2016/7/16)、出典:出版社HP

昇任試験 受かる人と落ちる人の論文答案例

はじめに

「主任や係長試験のための昇任論文の書き方を、どうすれば短時間で、効率よく身につけられるか?」
昇任試験を直前に控えた職員であれば、誰もが一度は思うことです。論文は、択一問題とは異なり、唯一絶対の正解はありません。また、論文を添削してもらったとしても、添削者によってアドバイスも異なるため、どれを選択すればよいのかもわからなくなってしまうこともあります。このようなことから、なかなか勉強が進まず、いつまで経っても論文の書き方が身につかない人がいます。
そこで本書は、主任・係長試験受験者に向けて、必要なことだけを厳選し、最もわかりやすく合格論文を書く方法をお伝えします。

「論文の書き方がよくわからない」「何回か添削してもらっても、なかなか合格点をもらえない」という人の論文には、共通の特徴があります。一方で、合格者の論文には、共通してしっかりと押さえているポイントがあります。このことを踏まえ、本書では、「ダメ論文」の例を示し、どこが悪いのか、問題点を具体的に解説したうえで、「合格論文」の例とともに、どこが評価されるポイントなのかを具体的に解説します。

従来の昇任論文に関する参考書は、「論文はこう書くべき」と模範答案は示しているものの、「自分の論文がなぜダメと言われるのかがわからない」という人には、十分に対応できていませんでした。しかし、本書は、「ダメ論文」と「合格論文」を比較することで、読者の方がより多くの気づきを得られるようにしました。

本書は、姉妹書『昇任試験 受かる人と落ちる人の面接回答例』において、「良い回答例」と「悪い回答例」を比較した点が好評だったことから生まれた一冊です。「悪い回答例を読んで、なぜ自分が不合格だったかを理解できた」「良い回答例と悪い回答例を比べることで、回答のポイントが明確になった」との声を踏まえ、同様のコンセプトで論文の書き方をお伝えすることになりました。
改めて、本書の特長を整理しておきましょう。

1 主任・係長論文を書き上げる力が身につく
本書は、主任試験・係長試験受験者を対象とし、管理職試験受験者は対象としていません。そのため、主任や係長の役割などにも解説を加え、実際の論文で何を書いたらよいかを説明しています。また、各章の書き方をパターン化するなど、できるだけ短時間で書き上げられるように工夫しています。
2 論文で使える具体的材料を得られる
論文で出題されるテーマは、ほぼ決まっています。このため、論文で書くべき解決策についても、ほぼ定型化されていると言えます。こうした、具体的材料について解説していますので、様々な論文で活用することができます。
3 合格論文のポイントをしっかり押さえられる
「具体的解決策がない」「一文が長い」「係長の役割を踏まえていない」など、合格レベルに達しない論文には、共通の欠点があります。これらの「ダメ論文」の例について、「合格論文」の例と比較することで、しっかりとポイントをつかむことができます。

本書をお読みいただき、皆さんが「なるほど、こう書けばいいのか!」と論文の書き方を会得していただければ幸いです。そして、昇任したポストで活躍されることを心から願っています。

著者

地方公務員昇任試験問題研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2019/9/21)、出典:出版社HP

CONTENTS

INTRODUCTION
昇任論文の「バッチリ答案」と「ガッカリ答案」
1 これが昇任論文の「バッチリ答案」だ!
2 これが昇任論文の「ガッカリ答案」だ!

CHAPTER.1
受かる人と落ちる人の考え方
1 論文で何を見られているのかを意識していない
2 どのように採点されているかを考えていない
3 昇任論文に個性が必要だと思っている
4 独自の構成で良いと思っている
5 1章(序論)の役割を理解していない
6 2章(本論)の解決策の内容が不十分
7 3章(結論)の内容がいい加減
8 原稿用紙の使い方がわかっていない
9 行政テーマをわかっていない
10 職場テーマを把握していない
11 主任の役割を勘違いしている
12 係長は何をする人かわかっていない

CHAPTER.2
文章表記の良い例・悪い例
1 一文が長すぎる
2 主語と述語が合っていない
3 殴り書き文字が薄くて読めない
4 何回も読み直さないと理解できない
5 「思う」「考える」を使っている
6 「です」「ます」体で書いている
7 「~すべきだ」など評論家の文章になっている
8 敬語を使っている
9 文字数が超過・不足している
10 修正方法が間違っている

CHAPTER.3
各章の良い例・悪い例
1 1章(序論) テーマの重要性を述べていない
2 1章(序論) 最新の話題がない
3 1章(序論) テーマからずれている
4 2章(本論) 当局批判をしている
5 2章(本論) リード文がおかしい
6 2章(本論) 役職に応じた内容になっていない
7 2章(本論) 文章が論理的につながらない
8 2章(本論) 所属する自治体の実態に合っていない
9 2章(本論) テーマに対する解決策になっていない
10 2章(本論) 解決策が抽象的でわからない
11 2章(本論) 3つの解決策に違いがない
12 2章(本論) テーマ別解決策(主任編)
13 2章(本論) テーマ別解決策(係長編)
14 2章(本論) 個別の政策に関するテーマの解決策
15 3章(結論) 1章(序論)と同じことが書いてある
16 3章(結論) 決意表明が長い
17 3章(結論) テーマに触れていない

CHAPTER.4
昇任論文対策のポイント
1 できるだけ多くの合格論文を読む
2 要綱と過去の出題傾向を確認する
3 準備論文のテーマ選びは慎重に
4 必ず直属の上司に添削してもらう
5 論文の指摘は納得したものだけ反映する
6 試験直前は手書きして暗記する
7 時間配分を決めておく
8 出題テーマが予想と違った場合には
9 漢字に自信がないときは
10 最後に必ず読み直す

CHAPTER.5
合格論文例
1 主任・行政テーマ(住民との協働)
2 主任・職場テーマ(職場における良好な人間関係の構築)
3 係長・行政テーマ(効率的な事務の執行)
4 係長・職場テーマ(業務改善と係長の役割)

地方公務員昇任試験問題研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2019/9/21)、出典:出版社HP

昇任試験 受かる人と落ちる人の面接回答例

はじめに

「なぜ、自分が面接で不合格だったのか、わからない」
昇任試験の面接に落ちてしまった受験者から、こんな声を聞くことがあります。しかし、長年、面接官として携わってきた立場からすれば、「昇任面接の正しい対策を理解していない職員が多い。だから、不合格になってしまう。しかも、職員自身がそのことに気づいていない」というのが、偽らざる本音です。

では、「昇任面接の正しい対策」とは何か?それは、受かる人と落ちる人の差(違い)を知ることです。そこで本書は、「良い回答例」だけでなく、「悪い回答例」も示すことで、ダメな理由を明確にし、面接官に「彼(女)なら昇任させても大丈夫だ」と納得してもらえる回答にするためのポイントを解説しています。これまでの面接対策本は、「良い回答例」のみを示すものがほとんどでしたが、本書を読んでいただければ、「受かる人と落ちる人の差(違い)」がつかめるはずです。そして、「良い回答例」と「悪い回答例」が、実は紙一重であることもおわかりいただけると思います。設問によっては、面接官の質問に対する最初の回答が、「良い回答例」も「悪い回答例」も同じ内容という場合もあります。

しかし、その後の再質問・再々質問への回答によって、合格ラインを越えるかどうかが決まっていくのです。「受かる人と落ちる人の差(違い)」を理解した上で大切なのは、自分の考えや意見を、自分の言葉で伝えられるようにすることです。受験者は一人ひとり、経験も知識も性格も異なります。このため、万人共通の「正解」や「模範回答」はありません。それぞれの設問に対して、自分ならどう答えるか。本書を参考に、しっかりと準備して下さい。

改めて、本書の特長を整理しておきましょう。

1「どう答えるべきか」自分なりの戦略が立てられる「良い回答例」「悪い回答例」を読み、その違いやポイントを理解することで、自分なりの戦略を立てることができます。
2受験者のタイプ別の傾向と対策がつかめる※受験回数や性格、所属部署などのタイプ別に、聞かれそうな質問の傾向と対策をつかむことができます。
3つい犯しがちなミスや失敗を回避できる単なる理想だけを述べてしまう、本音トークをしてしまうなど、受験者がうっかりやってしまうミス、留意点を解説しています。

これらに加え、本書では、昇任面接ならではの注意点や、基本的なマナーなども網羅しています。「これまでの対策本では、今ひとつ理解できなかった」という方もお役立ていただけると思います。本書を読み、皆さんが面接試験を突破し、昇任したポストで活躍されることを心から願っています。

著者

地方公務員昇任面接研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2017/10/6)、出典:出版社HP

CONTENTS

第1章 受験者本人に関する頻出問答例10
01 あなたの強み(長所)は何ですか
02 あなたの弱み(短所)は何ですか
03 これまでに最も手応えを感じた仕事は何ですか
04 これまでに仕事で失敗したことは何ですか
05 どこまで昇任したいと考えていますか

06 現在の職場の課題は何ですか
07 仕事をする上で心がけていることは何ですか
08 自己啓発として行っていることはありますか
09 あなたのストレス解消法は何ですか
10 今回、不合格だったらどうしますか

第2章 「係長試験面接」の頻出問答例25
01 なぜ係長になろうと考えたのですか
02 係長にはどんな資質能力が必要だと思いますか
03 どんな係長になりたいですか
04 係長と一般職員の最も大きな違いは何ですか
05 部下を指導する際に大切なことは何ですか

06 指示に従わない部下がいたらどうしますか
07 年上の部下に対してどのように接しますか
08 ミスが多い係員をどのように指導しますか
09 勝手に仕事を進める部下をどう指導しますか
10 遅刻が多い職員に対してどのように指導しますか

11 係員から適切な報告がないときはどうしますか
12 メンタルに問題がある部下にどう対応しますか
13 課長を補佐する際に大切なことは何ですか
14 課長と意見が合わないときにどう対応しますか
15 課長が多忙で話す時間がないときはどうしますか

16 年下の上司に対してどのように接しますか
17 業務の進行管理で注意することは何ですか
18 係員が連日残業している場合、どのように対応しますか
19 係の良好な雰囲気づくりにどう取り組みますか
20 係員のOJTで心がけていることはありますか

21 会議を効率化するために何をしますか
22 係員がクレーム対応で困っていたらどうしますか
23 他の係とどのように連携を図りますか
24 年度途中で急に業務が増加した場合、どう対応しますか
25 係の業務改善のためには何が必要ですか

第3章 「管理職試験面接」の頻出問答例20
01 なぜ課長になろうと考えたのですか
02 課長にはどんな資質能力が必要だと思いますか
03 どんな課長になりたいですか
04 課長と係長の最も大きな違いは何ですか
05 部下を指導する際に大切なことは何ですか

06 係長と係員が対立していたら、どう対応しますか
07 係員が係長からのパワハラを訴えてきたら、どうしますか
08 コミュニケーションが図れない職員にはどう対応しますか
09 部下が「異動したい」と言ってきたら、どう対応しますか
10 部下が不祥事を起こしたら、どう対応しますか

11 部下の人材育成で大切なことは何ですか
12 部下の服務管理における留意点は何ですか
13 議員との付き合いではどんなことを心がけますか
14議会答弁で大事なことは何だと思いますか
15 議員が無理を言ってきたらどうしますか

16 課の業務の進行管理をどのように行いますか
17 部長を補佐する際に大切なことは何ですか
18 課長が意思決定をする際の留意点は何ですか
19 部署間の調整を行う際の留意点は何ですか
20 組合対応ではどんなことを心がけますか

第4章 タイプ別質問の傾向と対策
01 受験年齢が若い場合
02 受験年齢が上限年齢に近い場合
03 受験回数が1回目の場合
04 受験回数が2回目以降の場合

05 積極的な性格の場合
06 消極的な性格の場合
07 官房系職場に在籍している場合
08 事業系職場に在籍している場合

第5章 経験・熱意が伝わる回答のコッ
01 質問されたことを端的に答える
02 再質問への受け答えが面接攻略のカギ
03 面接官が納得・同意できる内容にする
04 暗記に頼らず、質問に即した回答を
05 具体的なエピソードは面接官の心を動かす

06 具体的な行動がイメージできる回答を
07 理想と現実のバランスがとれた内容を
08 「ありのままの自分を知ってもらう」つもりで話す
09 ストレス対応力も評価のポイント
10 上司・首長・議員・職場批判は絶対にしない

第6章 昇任面接の基本マナー
01 清潔でシンプルな服装を心がける
02 入室から退室まで、所作も気を抜かない
03 まっすぐ前を向き、相手の目を見て話す
04 背筋を伸ばして、毅然とした態度を心がける
05 言葉遣いは正しく、早口に気をつける

地方公務員昇任面接研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2017/10/6)、出典:出版社HP

必ず合格できる昇任面接対策法

まえがき

同じ昇任試験であっても、筆記試験と面接試験では問われる中身が異なりますので、その対策のあり方も大きく変わってきます。知識や能力の有無が問われる筆記試験では、重要事項を暗記したり、問題演習を繰り返すことが、主な試験対策であったと思います。

一方、面接試験では、「なぜ係長になりたいのか」「課長に必要な能力は何だと思うか」などの質問に対して、みなさんが確固たる考えを持っているかどうかが試されます。すなわち、面接試験では、一人の公務員として、みなさんの考え方・生き方が問われるのです。では、その対策はどうあるべきでしょうか。みなさん自身の考え方を聞かれるのですから、どこかにある正解を暗記するというわけにはいきません。様々な問いに対する自分なりの答えを、自分の頭でしっかりと考え、明確にすること。これが、面接対策なのです。

京セラの創業者である稲盛和夫さんは、その著書の中で、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という方程式を紹介しています。この方程式にならえば、いくら熱意や能力があっても、考え方がしっかりしていないと、よい結果は得られない。逆に言えば、たとえ能力が不十分であっても、正しい考え方や、強い信念があれば、大きな成果を挙げられる、ということになります。

昇任試験を受けるということは、公務員生活における一つの大きな転機です。この機会に、自分自身を見つめ直し、自分の考え方を明確にすることは、極めて大切なことです。そのプロセスを通し芽生えた信念が、一本のたくましい「幹」となり、それがみなさんの今後のキャリアを力強く支えることになるのです。本書は、みなさんが自身の考え方を整理していくための羅針盤となるべく、書かれたものです。本書を読み進めながら、様々なテーマについて思索を深めていくことで、面接試験を突破するための万全の準備ができるはずです。

みなさんの健闘を祈念しています。

昇任試験問題研究会

昇任試験問題研究会 (編集)
出版社 : 公職研 (2018/11/1)、出典:出版社HP

目次

まえがき

第1章 面接対策とは何か
1 なぜ面接試験があるのか
2 面接試験ではどこを見られるのか
3 面接対策として何をすべきか
■コラム 目指せ! 管理職
■コラム 管理職をためらっている皆さんへ

第2章 面接対策に臨む心構え
1 まずは覚悟を決める
2 試験のその先を意識する
3 じっくり「考える」時間を作る
4 一段上の視点から日々の仕事に取り組む
5 モチベーションを常に高く持つ
■コラム 管理職をどう活用するか
■コラム 管理職として見えてくるもの
面接時の印象アップその①-②

第3章 面接対策の進め方
〈面接対策の流れ〉
〈まずはノートを1冊用意しよう〉
〈基本は自分の頭で考えること〉

《STEP1 自分自身を見つめ直す》
①自分の強み、弱みは何か
②なぜ係長(管理職)を目指すのか
③係長(管理職)になって、何をしたいのか
④今後、どのようなキャリアを積んでいきたいか

《STEP2 これまで経験してきたことを振り返る》
①もっとも大きな成果を挙げた(達成感を得た)経験は何か
②もっとも苦労した(失敗した)経験は何か(そこから何を学んだか)
③大きな影響を受けた上司や同僚はいたか(それはどんな人物だったか)

《STEP3 自分なりの哲学を整理する》
①係長(管理職)とはどうあるべきか
②今後の施策の方向性はどうあるべきか

《STEP4 面接シートを作成する》

《STEP5 想定問答を用意する》
■コラム 係長の心構え
■コラム 管理職として成功する秘訣
面接時の印象アップその③-④

第4章 面接シートの書き方
〈面接シートとは何か〉
〈面接シート作成のポイント〉

〈面接シートの記載例〉
・あなたはなぜ係長(管理職)になりたいのですか
①やりがいを求めて
②経験を伝えたい
③憧れの上司のようになりたい

・あなたはどのような係長(管理職)になりたいですか
①成果を挙げる
②部下が仕事をしやすい
③部下を育てる

・係長(管理職)として、どのような仕事に取り組みたいですか
①安全・安心
②産業振興
③少子化対策

・現在の市政(県政)における課題は何か
(それをどのように解決していくべきか)
①高齢化
②住民ニーズの把握
③新たなチャレンジ

・これまでの仕事でどのような成果を挙げてきたか
①プロジェクトチームのリーダー
②方針の策定
③イベントの開催
■コラム 上司との出会い
■コラム 頼りになるのは先輩
面接時の印象アップその⑤-⑥

第5章 事例式問題への対応
〈CASE1 新任係長として赴任して〉
①初めての職場に係長として着任
②自分の意見に反対する部下
③指示に従わない部下

〈CASE2 部下と上司との板挟みになって〉
①部下を振り回す課長
②納得のできない指示

〈CASE3 部下が暴行事件を起こして〉
①事故発生時の初動対応
②部下への報告・指示
③再発防止の徹底

〈CASE4 多忙により職員が体調を壊して〉
①職員が休職に
②課内での対応には限界

〈CASE5 職場に活気がなくて〉
①積極性の足りない部下
②活気のない職場
■コラムポストが人を育てる
■コラム 先輩からのメッセージがあって

終章 本番直前のアドバイス
①声は大きく、はきはきと
②顔を上げて、相手の目を見て
③時には言い切ることも必要

昇任試験問題研究会 (編集)
出版社 : 公職研 (2018/11/1)、出典:出版社HP

昇任試験 合格面接の絶対ルール

はじめに

・面接試験対策は戦略的に取り組もう!
本書は、自治体の係長試験、管理職試験における面接試験対策について、時間のない受験者の方でも最低限の時間と最少の労力で合格できるノウハウをまとめた本です。面接試験は、具体的な対策方法がわかりにくく、手探りで対策することになりがちです。また、面接試験の対策に十分な時間をとれる人は少ないでしょう。短時間で対策するためには、十分な戦略とそれに基づく事前準備が必要です。

従来の対策本では、想定される質問への回答例が羅列されているものが多く、時間のない受験者には読み切れないケースもありました。面接試験には一定のルールとパターンがあります。闇雲に質問と回答例を読むよりも、効率的に回答の基本ルールやパターンを学び、回答の対処能力を向上させることのほうが重要です。本書では、回答のノウハウや勉強の仕方等をコンパクトにまとめるとともに、これだけは把握しておくべき頻出の面接シート方式問題と事例式問題を類型化し、厳選して掲載しています。時間のない受験者の方でも、本書に掲載されている考え方と問題さえ押さえておけば、必ずや合格を勝ちとることができるものと自負しています。

なお、本書は、単なる面接試験対策本にとどまるものではないと考えています。特に事例式面接への対策は、皆さんが係長や管理職となった場合に直面する課題解決のプロセスをシミュレーションするものであり、面接準備の際の想定質問の作成は、管理職の議会答弁対策や係長が住民説明会等で質疑応答をする際の事前準備と全く同じプロセスとなります。本書で学んだことは、必ず今後の公務員人生において役立つはずです。

本書を活用して、最短距離で合格をつかみ、新たな公務員人生のステップアップを図りましょう。

平成30年6月
著者

地方公務員面接研究会 (著, 編集)
出版社 : 学陽書房 (2018/6/19)、出典:出版社HP

もくじ

はじめに

第1章 面接試験対策の絶対ルール
1 試験方法とその狙いを頭に叩き込む!
2 情報収集で面接の実際を把握する!
3 係長と管理職の違いを意識する!
4 想定質問をつくり自分でつっこみを入れる!
5 事前訓練でも声に出して回答する!

第2章 面接シートの書き方と回答ノウハウ
1 面接シートの書き方と想定される質問
2 長所・短所
3 過去の担当業務
4 昇任を希望する理由
5 自己啓発の方法
6 組織の目標達成のために取り組んだこと
7 最も困難と感じた業務
8 市の組織管理・運営面で改善したいこと
9 係長・管理職となった場合の心構え

第3章 これだけは押さえておきたい! 必須の事例式問題
1 出題形式と出題パターン
2 事故への対応
3 窓口トラブル、クレーム対応
4業務量の調整
5 業務の見直し・改善
6 係員の指導・教育
7 職場における情報共有・コミュニケーション
8 上司・部下への対応
9 不祥事発生時における議員・住民・マスコミ対応
10 住民・議員の利害調整
11 課の業務調整
12 問題のある係長への対応
13 議員への対応
14 係間の調整

第4章 これで合格! 面接本番の絶対ルール
1 一問一答を心がける
2 理想論に終始せず具体例を示す
3 謙遜し過ぎない、不利なことはあえて言わない
4 本音を言い過ぎない
5 沈黙は可能な限り避ける
6 ウソや取り繕った回答は避ける
7 圧迫面接や意地悪な質問をされても反論しない
8 「他には?」の連発には視点をかえて回答
9 最後に必要なのは熱意と勇気

地方公務員面接研究会 (著, 編集)
出版社 : 学陽書房 (2018/6/19)、出典:出版社HP

誰でも身につく昇任試験面接の合格術〈第1次改訂版〉

第1次改訂版刊行にあたって

昇任試験の面接受験者のために、これまで以上に面接のリアル感をお伝えすることはできないだろうか―。このような思いから、本書を刊行したのは平成26年のことです。本書は、これまで自治体の昇任試験における面接試験の面接官を行ってきた経験をもとに、面接のポイントや対策をまとめたものです。おかげさまで、本書は多くの受験者に活用していただき、「実際にこの本から出題された」「面接官の視点がわかった」などのお声も頂戴しました。そして、ありがたいことに、以来6年にわたり版を重ねてきました。

しかし、初版発行時から自治体をめぐる環境は大きく変わり、実際の面接試験にも変化が生じてきました。例えば、残業時間の上限規制が設けられるなどの働き方改革、ハラスメント防止対策、メンタルヘルスの強化、ICTの推進など、職員を取り巻く環境は大きく変化しました。また、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、これまでほとんど論じられることがなかった在宅勤務なども注目されるようになりました。

さらに、全国的な人材不足の影響もあり、若手公務員の育成は、どの自治体にとっても、これまで以上に重要なテーマになってきました。係長・管理職を目指す受験者にとっては、こうした時代の変化に的確に対応することが求められているのは言うまでもありません。そして、こうした課題が面接で問われることも多くなってきたのも事実です。そこで、内容を見直し、第1次改訂版として発刊することとしました。先に挙げた環境の変化を受け、新規項目として、「私的なサイト閲覧」「SNSへの業務内容の掲載」「働き方改革」「在宅勤務制度」等を盛り込んでいます。また、最近の若い職員は傷つきやすいこともあり、係長・課長とも部下指導が大変になっています。部下指導について面接で問われることが増えていることを鑑み、「指示に従わない部下」「困難な業務を避ける職員」「職員同士のトラブル」といった項目も追加しました。

なお、本書の特長は、次の3点です。

1 面接で頻出の事例問題を多数掲載
「このような困難な事例に遭遇したとき、あなたは係長や課長としてどのように対応しますか」という事例問題は多くの自治体で出題されています。この問題を多数掲載し、実際に係長や課長としてどのような点に注意したらよいのかを整理しています。

2 昇任試験ならではの面接試験の注意点を解説
昇任試験の面接を受ける場合、採用試験を受ける場合とは異なり、受験者はすでに自治体職員としての経験を積んでいます。ですから、理想論あるいは本音ばかりを述べても、説得力ある回答とはなりません。こうした背景を踏まえて、どのように回答すべきか、昇任試験における回答の注意点を解説しています。

3 係長や課長としての視点を解説
昇任試験は係長や課長になる者を選ぶのですから、受験者にはそうした役職への視点や意識を持っていることが求められます。事例問題であれ、一般的な質問であれ、自分が昇任したつもりで回答することが重要です。どのような点に注意して答えるべきか、係長や課長としての視点を解説しています。

昇任試験の受験者は、まだ係長や課長の立場にはなっていないため、面接対策では、あくまで「自分だったらどうするか」と想像し、考えるしかありません。しかし、その訓練は面接試験だけではなく、実際に昇任してからも必ず役立ちます。本書が、皆さんが係長や課長として活躍するための一助になれば幸いです。

令和2年9月
著者

地方公務員昇任 試験問題研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2020/9/11)、出典:出版社HP

目次

第1次改訂版刊行にあたって

第1章 基本的な質問への「悪い回答」「良い回答」
1 なぜ係長(課長)になりたいのですか
2 係長(課長)に必要な能力は何だと思いますか
3 係長(課長)に昇任したら、何をしたいですか
4 どのように部下への指導を行いますか
5 これまでの業務で苦労したことは何ですか

6 どんな自己啓発に取り組んでいますか
7 現在の市政の課題は何だと思いますか
8 現在の職場の課題は何ですか
9 あなたの長所・短所は何ですか
10 あなたのストレス解消法は何ですか

第2章 係長試験の面接問答例30
1 私的にサイト閲覧などを行う係員にどう対応しますか
2 指導しても成果を出せない係員にどう対応しますか
3 マンネリ化している会議をどのように活性化しますか
4 係員と対立してしまった場合はどう対応しますか
5 指示に従わない部下にどのように対応しますか

6 困難な業務を避ける係員にどう対応しますか
7 課内の係間で対立した場合、どのように対応しますか
8 朝、頻繁に遅刻する係員にどう対応しますか
9 職場の働き方改革にどう取り組みますか
10 毎日クレームを言いに来る住民にどう対応しますか

11 残業を拒む部下にどう対応しますか
12 新人職員の指導をどのように行いますか
13 事業の見直しにどのように取り組みますか
14 係内で情報をどのように共有しますか
15 何度も同じミスを繰り返す係員にどう対応しますか

16 仕事をしない係員にどう対応しますか
17 元気がない様子の係員にどう対応しますか
18 係で話し合う時間がない場合、どう対応しますか
19 非効率な事務をどのように改善しますか
20 係員間のコミュニケーションをどう図りますか

21 特定の係員が忙しい状況にどう対応しますか
22 係長に依存する部下をどう指導しますか
23 課長と調整できない場合、どう対応しますか
24 何も判断しない課長にどう対応しますか
25 課長と係員が対立したら、どう対応しますか

26 課長不在時の住民からの苦情にどう対応しますか
27 窓口で怒り出した議員にどう対応しますか
28 住民説明会が紛糾した場合、どう対応しますか
29 係長自身のストレスにどう向き合いますか
30 昇任に消極的な係員にどう対応しますか

第3章 管理職試験の面接問答例20
1 SNSに業務内容を掲載する職員にどう対応しますか
2 市長や部長の方針をどうわかりやすく伝えますか
3 職員の育休取得による人員不足にどう対応しますか
4 議員から無理な要求をされたら、どう対応しますか
5 LGBTの職員にどのように対応しますか

6 職員同士のトラブルにどのように対応しますか
7 メンタルに問題を抱える職員にどう対応しますか
8 在宅勤務制度の導入にどのように対応しますか
9 課長の指示を無視する係長にどう対応しますか
10 係間の連携不足にどう対応しますか

11 異動を強く希望する職員にどう対応しますか
12 部下から信頼されていない係長にどう対応しますか
13 職場になじめない新人にどう対応しますか
14 議員に業者を紹介されたら、どう対応しますか
15 職員のミスを議員に指摘されたら、どう対応しますか

16 住民説明会でのクレームにどう対応しますか
17 マスコミの報道にどのように対応しますか
18 他課への応援依頼をどのように行いますか
19 施設の廃止について住民にどう理解を求めますか
20 公金横領が疑われる場合、どう対応しますか

第4章 面接官が見る10のポイント
1 筆記試験ではわからない人間性
2 昇任ポストを理解しているか
3 部下への指導ができるか
4 住民対応ができるか
5 議会対応ができるか

6 仕事のマネジメントができるか
7 的確に状況を判断できるか
8 ビジョンがあるか
9 これまでの実績は何か
10 信頼できる人間か

第5章 合格面接の鉄則10か条
1 会話はキャッチボール
2 完璧さよりもリズム
3 真面目さよりも明るさ
4 服装は基本中の基本
5 知っている面接官でもマナーは欠かさない

6 取り繕った回答は見抜かれる
7 面接票は戦略的に書く
8 想定問答を作成する
9 ノーミスではなく、得点を意識する
10 意地悪な質問、圧迫面接にもめげない

地方公務員昇任 試験問題研究会 (著)
出版社 : 学陽書房 (2020/9/11)、出典:出版社HP

10 面接試験101問 第2次改訂版 (頻出ランク付・昇任試験シリーズ)

第2次改訂にあたって

本書、『面接試験101問』は、101問シリーズの10番目の本として平成16年に世に出されました。面接試験を受ける受験者をターゲットと想定していましたが、発売当初より取り上げたトピックスや管理の考え方などが論文試験にも使えると評判になり、多くの方にご利用いただくことができました。

平成20年の第1次改訂では、受験者が面接官の質問に着実に答えられるように、以下の3点を念頭に内容を改めました。第1に、面接試験で取り上げられそうな最新の話題を加えました。また、どのような視点を持って考え、回答するかという流れを意識した内容としました。第2に、管理者として理解しておくべき管理の基本と管理理論を明確に区分し管理理論編としてまとめました。管理、監督者を目指す皆さんに、人事管理、組織管理などの理論的なバックボーンを理解してほしいと思っています。第3に、面接試験の実践に即した内容とするため、事例式の問題数を増やし、面接に関係するテクニックもいくつか取り入れました。

このたびの第2次改訂では、基本的に第1次の改訂と同様の視点で見直しを図ったわけですが、この間に起きた出来事として東日本大震災及び福島第一原発事故を意識せざるをえません。防災に関する考え方、原子力の安全性に関する意識、日本のエネルギー政策、想定外の事態への対処、広域的な行政間の協力関係作りなど多くの点で再考していかなければなりません。今まで我々が取り組んできたことや常識と考えられてきたことを根底から見直すことを迫られています。

今、皆さんは大きな社会変化の中に身を置いています。そのことを意識して、ひとり一人がしっかりとした考え方を持って面接に臨まなければなりません。その意味から、第2次改訂についても次の視点で内容の見直しを行いました。第1に、課題編は、特に重要となっている話題や汎用性のある話題に絞り込みました。防災問題は、東日本大震災後見直されており、自治体の置かれた地理的状況によりその違いがより顕著になると考えられます。本書では汎用性のある話題に留めましたが、自治体の現実の取り組みを十分研究することをお勧めします。

第2に、管理編の項目を増やし、理論的バックボーンの充実を図りました。実際に仕事を進める上で管理者には特に説明責任を求められる場面が多くなります。管理者は、現象として起きていることを整理し説明しますが、そこに理論的な裏付けがあれば、考え方にも幅ができ、リアリティと迫力をもって伝えていくことが可能です。第3に、事例式の項目を大幅に増やし、内容も充実させました。事例式は本書の最も特徴的な部分で、面接を受ける皆さんが一番知りたい部分として読まれることと思います。実際の面接でのやり取りに加え、面談シートの書き方などの実践的な内容を知ることができると思います。今回は特に「業務系職員」の面接問題を加えたことや「面接シート」についてより実践的に捉えていただくため、修正前と修正後を比較し、修正の仕方を示しました。

本書は昇任試験用となっていますが、管理者が日常的に使うであろう管理の常識や管理理論が示されていますので、実務書としてもお手元に置いていただくと便利かと思います。

皆さんは試験に受かることを念頭に本書を手にしたことと思います。合格することは新たなステップにつながり喜ばしいことですが、私たちがそれ以上に素晴らしいと思っていることは皆さんが試験に向けて努力する姿です。日頃の職務とは別に時間のない中で勉強を進めるのは大変なことです。初めて受験する方、何度か落ちてあきらめかけている方、方法論が分からず回り道をしている方もいるかと思います。

勉強を通して蓄積した力は必ず仕事にも生かしていくことができます。本書がさらに多くの皆様に利用され、お役に立てば幸いです。

平成24年9月
地方公務員昇任試驗問題研究会

地方公務員昇任試験問題研究会 (編集)
出版社 : 学陽書房 (2012/9/18)、出典:出版社HP

面接試験序論

1 面接試験の目的

係長・管理職試験は、一次で筆記試験を行い、二次で面接試験を実施していることが多いようです。特に最近は、人物重視の傾向が強くなり、その必然として面接のウエイトが増してきているといえましょう。一次で知識を中心に選考し、二次では職務に直結した実践力、仕事へのやる気、使命感、責任感や指導力を見ていこうとしていると思われます。当然その際には、人柄、健康状態、その人の持つ雰囲気、品位なども見られることとなります。

面接官を務めるのは、試験の種類にもよりますが、ベテラン課長、部長、局長や副市長という幹部職員がその任に当たることになるでしょう。幹部クラスの面接官は、短時間の間に多くの受験者との面接をこなします。ときには、極度に緊張している受験者を解きほぐしてくれる方もいるかもしれません。一方で、威圧的な質問や否定的な投げかけで、受験者の対応する様子を見ていることもあります。ベテラン面接官は、短時間のうちに受験者の人となりを手に取るように把握してしまうものです。受験者がその場でいくらとり繕ってもすべてお見通しという状況になることでしょう。その意味から、受験者は、鎧をつけて臨むことなく、できるだけ普段どおりに落ち着いて会話できるよう心がけてほしいものです。

2 面接重視の傾向

係長や管理職は、組織のリーダーとして活躍してもらわなければならない役職です。組織の顔であり、要です。対外的な折衝や組織内での管理と幅広く職務を執行していく存在となります。
今まで知識重視で人物を選んできた結果、部下から受容されなかったケースや対外的な折衝ごとが十分にできなかったケース、それらがあいまって、心身が故障してしまったケースなどが見受けられました。実際に組織を動かしていく上で何が必要になってくるのか、過去の経験を踏まえ、知識があることだけでは現場を動かせないとの反省があるものと思います。
よって、知識重視の弊害の是正として面接を重視し、より実践的に、組織運営ができる人物を選んでいこうとしています。

3 基本編

面接を受けるに当たって基本的な事項を押さえておく必要があります。昇任試験の受験者は、入社・入所試験を受ける大学生と違い基本的なマナーはできていることと思います。しかし、あえて書かせていただくのは、基本的な事項をもう一度確認してほしいという趣旨からです。

(1) 服装
原則 奇をてらうことなく社会人としての身だしなみで、オーソドックスな格好をしてください。
① 男性編
・スーツ:黒、紺色、グレー系のもの。
・ワイシャツ:白を基調としたもの。柄は細いストライプまで。
・ネクタイ:派手でないもの、小紋柄、ドット、レジメンタル等。
・靴下:黒・紺(白は論外)で無地のもの、短すぎるものははかない。
・靴:黒でオーソドックスなもの。
・髪型:清潔感を重視し、額を出した方がよいが、無理にしなくてもよい。ただ、髪の毛が額に落ちていると子どもっぽく見られる。
・銀鏡:突飛なもの、フチに色がついているものは避ける。
・ハンカチ:汗をかいたときに備えて。
② 女性編
・服装:黒、紺色、グレー系のスーツ。
・ブラウス:白を基調としたもの。
・ストッキング:柄・網目は避ける。
・髪型:派手にならないよう注意。
・化粧:控えめに。香水などは不可。
・爪にマニキュアも透明まで。
・靴:黒のパンプス、ローヒールのもの。

(2) 面接室でのマナー(入室から退室まで)
人の第一印象を決定するための要素は、大きく分けて3つあるといわれております。1つは、視線、表情、態度という身体に関する分野が55%。2つ目は、言い方、トーンや抑揚など声に関する分野で、38%。最後は、ことばでわずか7%です。そのことを十分踏まえ、受験者は、面接の間に自分を印象づけ、面接官に人となりをわかってもらう必要があります。第一印象を好印象にするためにも基本的なマナーを身につけてください。入室前にスーツのボタンをすることを忘れずに。
① ノック:2回ノック後、「失礼します」と元気に声を掛け入室する。
② 入室:一礼して椅子の横まで行く。
③ 椅子の横で:面接官から、腰掛けるよう指示されるまでは座らない。この時点で、面接官より「受験番号と氏名をお答えください」などの指示を受けることもあります。
④ 着席:背もたれに全体重をかけるようには座らないこと。
⑤ 座り方:男性は少し足を開き、女性は足を閉じて座る。いずれの場合も背筋を伸ばして座ること。
⑥ 終了後:「ありがとうございました」といい、起立後、一礼してドアへ。
⑦ 退室:部屋を出る際にもう一度ドアのところで「失礼します」と挨拶し、ドアを閉め終了。

(3) しぐさ
① 手:男性は、座ったときに手を膝の上に置き、軽く握っておく。または、両指を軽くからめて、膝の上に置いておくのも可。女性は、両手を膝の上で合わせておく。回答するときに手を使い説明することは問題ありません。
② 足:男性は軽く開く。女性は膝をつける。足を組んではいけません。貧乏ゆすりや癖のある方は注意。
③ 視線:面接官の目を見ながら質問に答えることが基本です。しかし、ずっと見続けるのも威圧感があるため、顔の周辺やネクタイまでの範囲の中に視線を置いてください。
④ お辞儀:斜め45度で、ゆっくりと。

4 実践編

(1) 面接の形式
面接の形式には、いくつかの基本的なパターンがあります。面接官と受験者側の数による種類として、面接官と同数、面接官が多い、受験者側が多い場合などです。
① 複数面接官に複数の受験者型(例:5対3)
② 複数面接官に1人の受験者型(例:3対1)
③ 集団討議型

(2) 面接の質問方法等
① あらかじめ提出したエントリーシートなどに沿って質問を受ける方法
② 事例が用意され、その事例に対して回答していく方法
③ ランダムに質問を受ける方法
④ 上記1~3を複合させた方法
⑤ 集団で討議をし、その様子が採点される方法

(3) 答え方
面接官は、質問の答えを重視することはもちろんですが、答え方、声の大きさやトーンなどで受験者が自信を持って答えているのかどうかも見ています。その点で、答え方にも注意を払い、普段から意識しておく必要があります。
① 声の大きさ:ほどよく元気に答えること。
② 声のトーン:強調したい部分などでトーンを変えてみることも必要です。
③ 接頭・語尾:「えー」「あのー」「~でぇ」や接続詞を多用する人などは要注意。「つまり」「要するに」と言っておきながら、前に話した内容を要約していない人などをよく見受けることがあります。他人に注意してもらわなければわからない言葉の癖なども多いため、模擬面接などをして指摘してもらう必要があります。

④ 答え方のポイント!
・質問に対してはストレートに簡潔に答えるよう心がけます。
・例示や体験などを織り交ぜて具体的に答えます。
・「です」「ます」と断定します。「と思います」「確か……だったのでは」など自信のない表現は避けてください。
・面接官と受け答えがはずむようになればOK。ただし、馴れ馴れしいような言葉づかいは厳禁。
・面接官も明確に正解を出せないような悩ましい質問については、受験者自身も悩んでいることを出してもよいでしょう。しかし、管理者として、理由を提示し解決策は打ち出しておくことは必要です。
・面接官から、答えについて否定された場合。自分の理屈が正しいと思えば、その意見のままで補足をしながら、自分の意見を通してもよいが、面接官の意見にも一理あるという場合には、「確かに自分には思いつかなかった点でした」と素直に認め、意見を改めることも差し支えありません。逆に固執しすぎると視野が狭いと思われてしまう場合もあります。
・できるだけ質問を多面的に捉えて回答する。たとえば、「この問題には、地元への影響、行政内部の組織的問題、職員への士気など多面的に対応しなければならないと思います。まず、…」というように視野の広さをアピールします。

⑤ 非常事態
・質問をど忘れしたとき、素直に「あがってしまい質問を忘れてしまいました。もう一度お願いします」と聞き返します。
・質問が難しく理解できないとき、「申し訳ありませんが、○○の部分の質問の意味がつかめないのでもう一度お願いできませんでしょうか」と聞きます。
・答えが支離滅裂になったとき自分で答えている途中で、何を答えているのかわからなくなるケースもあります。その場合にも、「緊張のせいか、質問の意味を取り違えてお答えしているようです。ご質問の趣旨をもう一度お願いできませんでしょうか」と聞いてしまうこと。

⑥ その他
どうしてもあがってしまうため、お酒を飲んで面接に望んだという話を聞いたことがあります。今そのように考えている人がいたとしたら、これは論外。その時点で管理職としての資格がないと思ってください。

地方公務員昇任試験問題研究会 (編集)
出版社 : 学陽書房 (2012/9/18)、出典:出版社HP

目次

★★★、★★、★…頻度順の星印

課題編
1 高齢化と健康づくり ★★
2 子育て支援と待機児 ★
3 自治体と雇用 ★
4 産学公の連携の促進 ★★
5 都市型観光 ★
6 人口減少社会★
7 地球温暖化防止対策★
8 ごみとリサイクル★★★
9 震災廃棄物の処理★★
10 被災地支援★★
11 帰宅困難者対策★
12 安全・安心のまちづくり★★
13 高齢者と消費者行政★
14 特定非営利活動と行政★★★
15 コミュニティの活性化★★
16 ワンストップサービス、ノンストップサービス★★
17 個人情報保護★★★
18 ネット社会★
19 自治体経営★★
20 格差社会★
21 地方分権の流れ★★
22 ファシリティマネジメント★
23 指定管理者★★★
24 シティセールス★
25 多文化共生★
26 産業政策★

管理編
27 意思決定★
28 意思決定の原理★
29 部下の不祥事防止対策★
30 職員のメンタルヘルス★
31 危機管理と管理職★★
32 人事戦略★★
33 問題係長の指導★
34 大量退職時代★★
35 フォーマルとインフォーマル★
36 自己啓発★
37 管理者としてのコスト意識★★
38 組織の連携を図る課長の調整力★
39 アウトソーシング★★★
40 民間活力導入と新たな展開★
41 住民対応(トラブルへの対応)★★
42 マスコミ対応★★
43 接遇での大切なポイント★★
44 管理職としての議員対応★★
45 住民説明会★★
46 組合活動★★★
47 服務監察★
48 公務員制度改革と人事・任用制度★
49 進行管理★★
50 業績評価★★
51 説明責任が果たせる行財政運営★★★
52 人材育成と管理職の役割★
53 OJTの進め方★★
54 職場のコミュニケーション★★
55 上司の補佐★★
56 連携★★
57 部下の育成★★
58 係員に汚職の疑いのあるとき★
59 チームワークづくり★★
60 上司に対する報告・連絡・相談★★
61 プロジェクト組織の進行管理★★★
62 コンプライアンス★
63 自治体のガバナンス★
64 SWOT分析★
65 キャリア・デベロップメント・プログラム(CDP)★★
66 ビジネス・プロセス・リエンジニアリング(BPR)★
67 ベンチマーキング★

管理理論編
68 連結ピン★★
69 SL理論★
70 PM理論★★
71 命令一元化の原則★★★
72 スパン・オブ・コントロール★★★
73 目標による管理★★★
74 部下への権限委譲★★★
75 組織の3要素★★★
76 モチベーション★★
77 職員のモラール向上★★
78 権限受容説★★★

事例式
79 管理職試験事例式 関係者調整編★★★
80 管理職試験事例式 突発的な事故対応★★
81 管理職試験事例式 利害の調整★★
82 係長試験事例式 手を焼く職員★
83 係長試験事例式 窓口トラブル編★★★
84 係長試験事例式 新規事業編★★
85 係長試験事例式 上司からの下命の伝え方★★
86 係長試験事例式 保育園事故編★★
87 係長試験事例式 保育園サービス拡大編★★
88 係長試験事例式 専門職係長の対応★★★
89 面接テクニック 同じ内容を問われたときの対応★★
90 面接テクニック 圧迫面接への対応★★
91 面接テクニック 一歩目立つ回答★★
92 管理職試験事例式 マスコミ対応★★
93 管理職試験事例式 トップ層への対応★★
94 管理職試験事例式 住民説明会後の対応★★
95 管理職試験事例式 新人職員の育成★★
96 管理職試験事例式 進行管理とホウレンソウ★★★
97 面接試験特別編 業務系職員向け面接★
98 面接試験特別編 経験者採用と人材育成★
99 面接シートテクニック 「面接シート」活用法★★★
100 面接シートテクニック 短所を長所に変える★★★
101 面接シートテクニック 「面接シート」の実際例★★

地方公務員昇任試験問題研究会 (編集)
出版社 : 学陽書房 (2012/9/18)、出典:出版社HP