新版 ウイスキー検定公式テキスト (SJムック)




contents

この本を読まれる方へ

第1章 酒の分類とウイスキーの原料

1 世界の酒とウイスキー
2 ウイスキーの定義
3 世界の5大ウイスキー
4 ウイスキーの原料1穀物
5 ウイスキーの原料2酵母
6 ウイスキーの原料3水
Chaser1 ブレンデッドウイスキーの考案者

第2章 スコッチウイスキー

1 スコットランドについて
2 スコッチウイスキーの定義
3 スコッチウイスキーの分類
4 スコッチモルトウイスキーの製造
①製麦 ②糖化 ③発酵 ④蒸留 ⑤熟成 ⑥瓶詰め
5 モルトウイスキーの生産地区分
①ハイランドモルト ②スペイサイドモルト ③アイラモルト ④アイランズモルト ⑤ローランドモルト ⑥キャンベルタウンモルト
6 モルトウイスキーのおもな蒸留所
ハイランド スペイサイド アイラおよびアイランズ ローランドおよびキャンベルタウン
7 ハイランドのクラフト蒸留所
8 スペイサイドのクラフト蒸留所
9 アイラ・アイランズ&ローランドのクラフト蒸留所
10 スコッチモルトウイスキー蒸留所 所有者別リスト
11 スコットランドのグレーンウイスキー蒸留所
12 ブレンデッドウイスキーについて
13 ブレンデッドスコッチのおもな銘柄
14 ボトラーズについて
(スコッチウイスキー関連年表)
Chaser 2 番犬ならぬ番ネコのチャンピオン・・・・・063
Chaser 3 26万本のウイスキーをめぐるドタバタ喜劇065

第3章 アイリッシュウイスキー

1 アイルランドについて
2 アイリッシュウイスキーとは
3 アイリッシュウイスキーの歴史
4 アイリッシュウイスキーの造りと種類
5 アイリッシュのおもな蒸留所
6 アイリッシュのクラフト蒸留所
(アイリッシュウイスキー関連年表)
Chaser 4 whiskeyとwhisky、どちらが本当?

第4章 アメリカンウイスキー

1 アメリカについて
2 アメリカンウイスキーとは
3 アメリカンウイスキーの歴史
4 バーボンウイスキーの製造
①糖化 ②発酵 ③蒸留 ④熟成 ⑤瓶詰め
5 ケンタッキーバーボン
6 テネシーウイスキー
7 アメリカンウイスキーのクラフト蒸留所
(アメリカンウイスキー関連年表)
Chaser 5 ジョージ・ワシントンの知られざる蒸留所
Chaser 6 バーボンの名称の由来

第5章 カナディアンウイスキー

1 カナダについて
2 カナディアンウイスキーとは
3 カナディアンのおもな蒸留所
4 カナディアンウイスキーのクラフト蒸留所
(カナディアンウイスキー関連年表)
Chaser7カポネがつくらせた割れにくいボトルとは

第6章 ジャパニーズウイスキー

1 日本について
2 ジャパニーズウイスキーの歴史
3 ジャパニーズウイスキーの定義
4 ジャパニーズウイスキーの製造と特徴
5 主要ウイスキーメーカーとその蒸留所
6 ジャパニーズウイスキーのクラフト蒸留所
(ジャパニーズウイスキー関連年表)
Chaser 8 初めてウイスキーを飲んだのは浦賀の与力!?
Chaser 9 日本初の蒸留所は奈良時代の寺院跡!?
Chaser10「竹鶴ノート」の持っている意義とは

第7章 ウイスキーの製造工程

1 モルトウイスキー
①製麦 ②糖化 ③発酵 ④蒸留 ⑤熟成 ⑥瓶詰め
2 グレーンウイスキー

第8章 ウイスキーの楽しみ方

1 ウイスキーを使ったカクテル

巻末 ウイスキー検定 受験に向けて
用語解説
おすすめの本・参考文献
索引
スタッフ・協力者・関係者一覧

土屋 守 (監修)
出版社: 小学館; 新版 (2018/10/12)、出典:出版社HP

この本を読まれる方へ

本書は2014年にスタートしたウイスキー検定の公式テキストの新版です。ウイスキー検定は3級、2級、1級の常設級と、不定期で実施させるシングルモルト級、ジャパニーズウイスキー級、バーボン級などのスペシャル級があります。3級、2級、スペシャル級はどなたでも受験できますが、1級は、2級合格者のみが受験できる段階試験となっています。

3級、2級の試験はすべて四者択一式で、100問ずつ(1問1点)。合格の基準は3級が60 点以上、2級が70点以上となっています。 1級は五者択一式 80 問と記述が 20 問となっていて、合格ラインは80 点です。問題の出題範囲は、原則として3級が本書の第1章と第2章、2級が世界の5大ウイスキーすべて(第6章まで)と第8章「ウイスキーの楽しみ方」そして1級は本書のすべてとなっています。

テキストは世界の5大ウイスキーすべてを網羅したものとなっていますが、対象が広大であることから、必ずしもすべての銘柄、事柄をカバーしているわけではありません。学習にあたっては巻末の用語解説や索引を活用するとともに、参考図書、特に隔月刊のウイスキー専門誌『ウイスキーガロア (Whisky Galore)』なども参考に、ウイスキーの奥深い世界にふれていただければと考えています。

4年ぶりとなる今回の新版では、世界的なクラフトウイスキー、クラフト蒸留所ブームを受けて、大幅に新規蒸留所のページを増やしました。さらに誌面の都合で掲載できなかったクラフト蒸留所も、各章の最後にできるだけ載せるようにしています。そういう意味では、検定テキストというにとどまらず、多くのウイスキーファンにとっても最新の事情を知ることができる、格好の書物となっていると思います。

今、世界はかつて経験したことのないようなウイスキーの新時代を迎えつつあります。この検定を機会に、多くの方がウイスキーの魅力に触れますことを、心から願っています。

2018年 9月
土屋守

土屋 守 (監修)
出版社: 小学館; 新版 (2018/10/12)、出典:出版社HP