全経 電卓計算能力検定試験公式テキスト




はじめに

「電卓計算能力検定試験」は、第1回目の試験が実施されて以来、年5回施行され続けている歴史のある検定試験です。

試験は、電卓の基本的な計算である①乗算、②除算、③見取算、④複合算、⑤伝票算の5種目について出題されます(4級には伝票算がありません)。

電卓の機能を使った計算は、一般的なビジネスシーンや普段の生活に欠かせないものです。

電卓の機能を使った計算ができるようになると、人生を送る上で強力な武器を手にしたことになります。

もちろん、税理士や公認会計士といった専門的な資格を取得するために、あるいは企業での経理事務担当者にとっては、電卓での計算は必須のスキルです。

その基本的な電卓計算のスキルを身につけるには、「電卓計算能力検定試験」で合格できるレベルになることが、一番の早道です。

本書は、その「電卓計算能力検定試験」受験者のために作成された、合格のための公式テキストです。

電卓操作に自信のない初心者のために、電卓の基本的な操作方法、機能の説明も十分に行いました。

また、検定試験の基本的なことから、実際に問題として出題される5種目についても、その傾向と対策についての詳しい解説を行っています。

さらに、もっとも受験者数の多い2級と3級の練習問題を掲載しました。試験での合格をめざす上級者には、自分の知識の整理をしながら練習問題で訓練し、最短の時間で効率よく合格できるような構成にしました。

監修者 公益社団法人全国経理教育協会

公益社団法人全国経理教育協会 (監修)
日本能率協会マネジメントセンター、出典:出版社HP

電卓計算能力検定試験の概要

「電卓計算能力検定試験」は、公益社団法人全国経理教育協会が主催する、電卓の計算能力を評価する全国一斉の筆記試験です。

試験は、難易度の高いものから順に、段位、1級、2級、3級、4級に分けられています。段位は、初段から十段までに分けられ、最高位が「名人」になります。

試験日
試験は、1年間に5回実施されます。その試験ごとに申込期間が決められていますので、申込期間を確認して、手続きを行ってください。試験日や申込期間に関しては、「全国経理教育協会」のホームページなどで確認してください。

 

受験資格
男女の別、年齢、学歴、国籍などの制限はありません。

試験会場
試験会場は、全国経理教育協会加盟校で実施されます。試験会場の多くは専門学校です。なお、試験会場は申込期間中にマイページの「検定実施一覧」から確認できます。

受験料(税込)
1回あたりの受験料は、段位3,400円、1級2,400円、2級2,200円、3級1,900円、4級1,600円です。

 

申込方法
検定試験の申し込みは、原則としてインターネットから行います。

全国経理教育協会の申込サイト(https://app.zenkei.or.jp/)にアクセスし、メールアドレスを登録してください。「マイページ」にログインするためのIDとパスワードが発行されます(すでに登録済みの方はマイページにログイン)。そのIDとパスワードを使用して、「マイページ」の検定実施一覧から申し込み手続きを行ってください。

申し込み後は、コンビニ・ペイジー・ネットバンキング・クレジットカード・キャリア決済・プリペイドのいずれかの方法で受験料を支払います。

※受験票は送付されませんし、試験当日に試験会場で配布されることもありません。必ずマイページから受験票を印刷し、試験当日に持参してください。受験票のPDFファイルは、試験日2週間前から試験当日までダウンロード可能です。

試験開始時間
試験の開始時間は受験票に記載されます。試験会場によって開始時間が異なる場合がありますので、必ず受験票で確認してください。試験には出題範囲と制限時間が定められています。各級の出題範囲と制限時間は、下記の表のとおりです。

 

合格基準
試験の点数は、1級、2級、3級、4級ともに1種目100点が満点です。合格のラインは、各種目で得点70点以上となっています。

段位は1種目200点満点で、各種目100点以上を条件に総得点で判定されます。合格ラインは、初段500点以上、二段550点以上、三段600点以上、四段650点以上、五段700点以上、六段750点以上、七段800点以上、八段850点以上、九段900点以上、十段950点以上、名人1000点満点です。

合格発表
検定の結果はマイページで確認します。1級から4級は試験日から1週間後に、段位は試験日から1か月以内に結果が閲覧できます。試験会場の学生・生徒の場合は、各受付校で発表されることがあります。

個人申込の合格証書は、後日、受験票記載住所へ郵送されます。合格証書の受け渡し方法や発表方法の詳細は、受験先であわせて確認しておくと安心です。

受験の注意点
①申し込み後の変更や取り消し、返金はできません。
②受験者は、試験開始時刻の10分前までに入り、受験票を指定の番号席に置いて着席してください。
③答案の記入は、黒鉛筆または黒シャープペンを使用してください。
④電卓(12けた)を持参してください。ほかに、文鎮、クリップ、伝票ホルダーの持ち込みができます。
⑤試験は本協会の規定する方法によって行います。
⑥試験場では試験担当者の指示に従ってください。
⑦試験終了後は、解答用紙のほか、問題用紙や計算用紙も回収されます。

検定についての詳細は、全国経理教育協会か、全国経理教育協会加盟校にお尋ねください。

電卓計算能力検定試験の出題範囲

 

POINT
合格のためにおさえておくべきキーワード
電卓計算能力検定試験の問題には、冒頭に「注意書き」が記載されている科目があります。そこに記載されているいくつかのキーワードの意味がわからないと、合格することはできませんので、以下のキーワードの意味は理解しておきましょう。計算の前に、その注意書きに従って電卓の設定を行うことが合格には必須となります。
・無名数……「単位」のついていない数のこと。
・名数……「単位」のついている数のこと。数字の前後に「¥」「円」などの単位がついているものが名数です。
・小数点第3位未満……たとえば「小数点第3位未満」の場合、「123.456789」という数値では「7」以下の部分が小数点第3位未満になります。
・円位未満……1円未満の数字のこと。つまり小数のことです。
・端数……「あまりの数」のこと。
・端数処理……あまりの数をどのように処理するかということ。端数処理には、①切り上げ、②切り捨て、③四捨五入の3つが主な処理方法です。

お問い合わせ先
公益社団法人 全国経理教育協会
〒170-0004 東京都豊島区北大塚1丁目13番12号
TEL:03-3918-6131/FAX:03-3918-6196
https://www.zenkei.or.jp/

CONTENTS

はじめに
電卓計算能力検定試験の概要
電卓計算能力検定試験の出題範囲

第1章 電卓の基本
Chapter1 ●電卓の選び方
Chapter2 ●電卓キーの種類と使い方
Chapter3 ●電卓を打つ姿勢
Chapter4 ●指の使い方
Chapter5 ●タイピング練習

第2章 電卓の使い方
Chapter1 ●加減算・乗除算
Chapter2 ●GT(グランドトータル)計算
Chapter3 ●独立メモリー計算
Chapter4 ●パーセント計算
Chapter5 ●定数計算

第3章 試験問題の解き方
Chapter1 ●乗算問題の解き方
Chapter2 ●除算問題の解き方
Chapter3 ●見取算問題の解き方
Chapter4 ●複合算問題の解き方
Chapter5 ●伝票算問題の解き方
Chapter6 ●数字を書く練習

電卓計算能力検定試験3級・2級過去問題
3級
第132回・第131回・第130回・第129回・第128回
2級
第132回・第131回・第130回・第129回・第128回

○練習問題と確認問題の解答
○過去問題の解答
操作早見表(CASIO・SHARP)

付録 伝票算練習問題集

公益社団法人全国経理教育協会 (監修)
日本能率協会マネジメントセンター、出典:出版社HP




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