ITストラテジスト試験(ST)のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




ITストラテジスト試験(ST)の概要

ITストラテジスト試験(ST)は経済産業省が認定する情報技術者試験の一つです。試験難易度はレベル4に設定されており、情報技術者試験の中でも高難易度の試験の一つです。難易度は高いですが、資格を取得すると業種ごとに特性を踏まえ、経営課題に対してIT技術を駆使し解決に導く力の証明になります。

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ITストラテジスト試験(ST)の公式テキスト

公式テキストは存在しませんでした。PC関連書籍を発行している翔泳社や資格講座のTACなどからテキストがそれぞれ出版されています。また、通信講座も多く存在するので、対策するための選択肢が多くあります。難易度の高い国家資格のため、独学か通信講座を活用するかを選択することから始めましょう。ここでは、おすすめの参考書をご紹介します。

ITストラテジスト試験(ST)のおすすめ参考書

1.「情報処理教科書 ITストラテジスト 2018年版」(翔泳社)

広田 航二(著)
出版社:翔泳社(2018/3/12)、出典:amazon.co.jp

本書は情報処理技術者試験の中でも難関といわれるITストラテジスト試験の 対策書です。午後試験対策に特化した作りとなっており、午後Ⅰの記述式、 午後Ⅱの論述式試験の指導に定評のある著者が、誰にでも解答が導けるような 方法論を伝授します。

2.「2018年度版 ALL IN ONE パーフェクトマスター ITストラテジスト」(TAC出版)

TAC情報処理講座(著)
出版社:TAC出版;2018年度版(2018/3/25)、出典:amazon.co.jp

本書は、それぞれの試験問題に対し、要点整理と記述/論述テクニックの解説そして問題演習を組み合わせた、合格のためのすべてを一冊に凝縮したテキスト&トレーニング集です。特に記述/論述テクニックは、三段跳び法、ステップ法、ユニット法など、TACならではのテクニックを解説。 本番でもあわてることなく記述、論述(論文作成)することができるテクニックを伝授します。

3.「情報処理教科書 高度試験 午後Ⅰ記述 春期・秋期」(翔泳社)

ITのプロ46(著)、三好 康之(著)
出版社:翔泳社(2015/3/17)、出典:amazon.co.jp

本書は、情報処理技術者試験 高度系9区分に共通して課される、午後Ⅰ(記述式)試験の解答プロセスを細分化し、具体的かつ詳細に解説する、これまでにない午後Ⅰに特化した試験対策書です。情報処理技術者試験の全区分に複数回合格している著者のノウハウに加え、数々の試験に合格した執筆協力者21名(高度系資格取得数のべ116個、合格率平均47.5%)の実体験をフィードバックしています。

情報処理教科書 ITストラテジスト

はじめに

本書は,情報処理技術者試験の中でも難関といわれるITストラテジストの午後試験に特化した対策本である。ITストラテジスト試験を受ける受験者は、すでに情報処理技術者試験のいずれかの試験区分に合格している人が多い。しかし、この試験区分に挑戦してなかなか合格できないで苦しんでいる人が多いのも現実のようである。それは、この試験区分特有の高次の視点や,試験区分にあった解法手順を十分に理解していないことによるものと思われる。他の試験区分では、単純に過去問題を繰り返し解けば、何とか合格圏に滑り込むこともできるだろう。しかし、高い視点を要求される試験区分ほど、付け焼き刃の力ではなかなか歯が立たない。

一方、従来の対策書の過去問解説の多くは、過去問題を試験センタ発表の模範解答から逆になぞって解説しているだけのものが多いように思われる。どうすれば正解の鍵を見つけられるのか、なぜそのような解答にたどり着くのか、既存の書籍は、このような受験者の単純な疑問に具体的に答えてくれるものは少なかったのではなかろうか。

私は、長年,通信教育の添削講師として,様々な受験者の解答を採点してきている。受験者の陥りやすい着眼点のプレ,誤った解答表現,ルールを無視した論文設計など,合格点に至らない解答のパターンを数多く見てきている。以前,機会を得て,合格への道筋が分からずに悩んでいる受験者向けに、午後I,午後II試験に焦点を絞って本書を書き始めた。他の本にはないノウハウを盛り込んでいるつもりである。おかげさまで本書も改訂版を出したところ更に高い評価をいただき、この試験ではトップクラスの人気を誇るようになった。

実戦的で,試験区分に合った解法が理解できれば、合格圏はぐっと近づく。ぜひ、本書で解法のノウハウを身に付け、合格の栄冠を勝ち取っていただきたいと思う。

今回の改訂にあたって

人工知能ビジネスの登場,自動運転テクノロジーの飛躍的な進歩,ドローンによる物流革命など、ITを中心に多分野を巻き込む大きな変革のうねりを予感せずにはいられない。IT戦略策定の重責を担うITストラテジストの役割は、ますます重要性を増してきているといえるだろう。情報処理技術者試験も毎年変化し続けている。本書も遅れをとることなく日々進化して行きたいと思っている。
今回は、新たな試みとして、本書で紹介する解法のひとつである問題文中のキーポイントのマーキングを、色で補完したマーキングサンプルを,PDFファイルで用意した(ダウンロード提供xiページ参照)。キーポイントの分布が視覚的にとらえられるように工夫したつもりである。日々の業務で多忙な日々を送られている諸氏が,少しでも効率よくコツを掴んでもらえれば幸いである。筆者には合格の知らせが何よりの励みになる。吉報をお待ちする。平成30年1月広田航二

試験の解法フロー
本書では、午後I・IIの試験問題に対して、それぞれ解法フローを用意した。
●午後I試験対策最難関の記述試験を突破する超解法フローはコレだ!
やみくもに過去問題を解いても、効果はなかなか上がりません。汎用的な解法を理解して、「落ちない」力をつけましょう。
●午後II試験対策これで誰でも論文が書けるようになる!超論述フローはコレだ!
論文が書けないと、もう悩むことはありません。秘伝の論述法を伝授します。

目次 –情報処理教科書 ITストラテジスト 2018年版

第1章午後I対策
1.1午後I試験の難しさとその対策、
午後I試験はなぜ難しいか
午後I試験対策の基本方針
1.22つの方法論:ボトムアップアプローチとトップダウンアプローチ
ボトムアップアプローチとは
トップダウンアプローチとは
1.3過去問をボトムアップアプローチで解いてみる。
表層読みをする(2分)
設問をながめ、全体像をつかむ(2分)
本番読みをする(15分)
「即答・グルービング中間型設問」を解く(6分)
グルーピング対応型設問を解く(10分)
問題文の最終マーキングの例
解答の見直し(2問で15分)
並列関係の解法例
1.4トップダウンアプローチ
対策標語とは
対策標語の見方
対策標語集、

第2章午後I演習
2.1演習
演習1【平成29年午後I問2】飲料メーカの合併に伴う物流業務の見直し、
演習2(平成29年午後I間3)クレジットカード会社の保有データを活用した取組み
演習3(平成29年午後I問4]超小型人工衛星の事業化
演習4(平成28年午後I問1]大学の業務及び情報システムの統合
演習5【平成28年午後I問2]地域医療情報連携システム
演習6平成28年午後I問3]大型装置メーカの業務プロセス革命
演習7/平成28年午後I問4]漏水検知システムの企画
演習8平成27年午後I問1]建設業におけるグローバルな環境での業務遂行体制の確立
演習9(平成27年午後1問2)食品メーカの業務改善、
2.2午後I問題のモヤモヤ感はどこからくるのか、
近年の問題にもある
まだある悩ましげなポイント
なぜこのようなことになるのか
ヒントがない問題文最後のまとめ箇所は何のためにある。
これも難易度調整用の機構?226対処での考え方

第3章午後II対策
3.1なぜ論文が書けないのか
午後II試験は難しい試験?
どうすれば論文が書けるようになるか
3.2解答する問題を選択する
選択する基準を事前に決めておく
選択基準(1)に該当する場合<準備モジュールで選ぶ>
選択基準(2)に該当する場合<背景で選ぶ>
選択基準(3)(4)に該当する場合
演習では何でも対応できるようにする
3.3論文設計書の作成(章,節の設計)
論文設計書の重要性
設問を分解する
設問に対応した章タイトルを決定する
各章の節・項タイトルを決定する。
項や項の中の話題を決定する
3.4論文を書く
第2章(設問イ)から書き始める
第3章(設問ウ)を書く
第1章(設問ア)を書く
最後の仕上げをする
書き方の注意事項、
3.5キーポイントの探し方
キーポイントの探し方の基本
3.6準備モジュールの適用
準備モジュールの体系。
準備モジュールの一般的な適用方法
準備モジュールの第3章への適用方法
準備モジュールの第1章への適用方法
準備モジュールの用意のしかた
3.7ネタの準備をしよう
背景の重要性
どのような背景が良いか
背景の集め方
背景はコンポーネント単位で準備せよ!
3.8論文用漢字と準専門用語集
論文によく使う漢字と準専門用語
3.9原稿用紙の使い方

第4章午後Ⅱ演習
演習
演習1(平成29年午後Ⅱ問1)IT導入の企画における投資効果の検討
演習2(平成29年午後Ⅱ問3)組込みシステムにおける事業環境条件の多様性を考慮した製品企画戦略
演習3(平成28年午後Ⅱ問1)ビッグデータを活用した革新的な新サービスの提案
演習4(平成28年午後Ⅱ問2)IT導入の企画における業務分析
演習5(平成28年午後Ⅱ問3]IoTに対応する組込みシステムの製品企画戦略
演習6(平成27年午後Ⅱ問2)緊急性が高いシステム化要求に対応するための優先順位・スケジュールの策定について

第5章受験の心得
5.1本試験前の準備期にやるべきこと
午後I試験のために、
午後I試験のために。
5,2試験本番でやるべきこと。
午後I試験の場合
午後Ⅱ試験の場合、
5.3本試験後にやるべきこと

ITストラテジストになるには
ITストラテジスト試験の概要
受験の手引き」
索引

本書の使い方

●午後I試験合格のために

午後I試験対策として「1.3過去問をボトムアップアプローチで解いてみる」で解説しているボトムアップアプローチを、まず繰り返し読んでマスターしてほしい。問題によってはここを完璧にしておくだけでも、合格圏に入れる場合があるだろう。方法論なので考え方を理解した上で演習を数問こなせば比較的短期間で身に付くはずである。
しかし実際には,問題にバラツキがあるのが現実である。同じ高度試験区分の中でも,特にITストラテジスト試験はボトムアップアプローチだけでは正解できない設問が多い。そこで、ある程度ボトムアップアプローチが理解できたと思えるようになったら「1.4トップダウンアプローチ」のトップダウンアプローチに取り組んでほしい。2回読み通すとよい。特に暗記するような意識は不要である。これを行ってからもう一度演習問題や過去問を解けば,出題意図や対策標語自体の意味をさらに深く理解できるようになるだろう。対策標語は試験対策に行き詰まったときに、軽く読み流すだけでも効果が上がるだろう。

●午後II試験合格のために

第3章を一通り読み終えたら、「3.3論文設計書の作成(章,節の設計)」の解説に従って,いろいろな過去問に対して論文設計書を作ってみてほしい。設計書を作るだけでよい。余裕があれば論文を作成してもよいが、論述するとなるとそれなりの時間もいるし、覚悟も必要となる。まずは、短くてよいので設計書を作れるようにするとよいだろう。
次に,設計書が作成できるようになったら「3.4論文を書く」に従って実際に論述の練習をする。「3.5キーポイントの探し方」「3.6準備モジュールの適用」「3.7背景の準備」「3.8論文用漢字と準専門用語集」なども参考にしながら、徐々に論文の質を高めていってもらいたいと思う。
また、「3.6準備モジュールの適用」のところで、準備モジュールの例を紹介しているが、自分自身の準備モジュールを追記して自分が論文を書き出しやすくなるように改良していってほしいと思う。
●本書の機能
本書は,解法フローに沿った解き方を覚えることで,効率的,且つ汎用的な答案作成能力が身につくように設計した。解法フローはiv,vページに示した通りであるが、こちらでは本書の機能をもう少し詳しく説明する。
(1)午後I試験対策(第1章,第2章)
記述問題を解くためのキーポイントの探し方から、丁寧に解説していく。
(2)午後II試験対策(第3章,第4章)
午後IIは論文問題である。誰もが論文を組み立てられるように,思考の道筋をとばさず、順を追った解説となるよう設計した。

広田 航二(著)
出版社:翔泳社(2018/3/12)、出典:amazon.co.jp

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