【新レベル表対応版】QC検定受検テキスト2級 (品質管理検定集中講座[2])




はじめに

“品質管理検定”(略して,“QC検定”と呼ばれる)は,日本の品質管理のさまざまな組織・地域への普及,ならびに品質管理そのものの向上・発展に資することを目的に創設されたものである.

2005年 12月に始められ,現在,全国で年2回(9月と3月)の試験が実施されており, 一般財団法人日本規格協会 品質管理検定センターの資料によると, 2015年3月の第19回検定試験で,総申込者数が 616,672 人,総合格者数が331,916人となった。

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QC検定の認定は,品質管理の実践や品質管理の手法について,必要性の観点から,知識,能力に関するレベルを設定し,筆記試験により,知識レベルを評価するもので、1級・準1級から4級まで、4つの級が設定されている.

受検者にとっては,①自己能力をアピールできる,②仕事の幅を広げるチャンスが拡大する, ③就職における即戦力をアピールする強力な武器となる、などのメリットがある。

受検を希望される方々からの要望に応えて,筆者たちは、先に受検テキストや受検問題・解説集として,

・『品質管理検定受験対策問題集』(QC検定集中対策シリーズ(全4巻))
・『QC検定対応問題・解説集』(品質管理検定試験受験対策シリーズ(全4巻))
・『QC検定受験テキスト』(品質管理検定集中講座(全4巻))
・『QC検定模擬問題集』(品質管理検定講座(全4巻))

の4シリーズ・全16巻を刊行してきた。いずれの書籍も広く活用されており、合格者からは,「非常に役に立った」「おかげで合格できた」などの高い評価を頂戴している。

品質管理検定運営委員会では、品質管理検定レベル表(Ver.20081008.3)を改定し,新レベル表(Ver.20150130.1)を2015年2月3日に公表し,第20回試験から適用するとしている。

今回の改定のポイントは、①項目の内容について再検討し,必要に応じて項目の分割などの整理・並べ替えを行う, ②同一項目における級ごとの出題内容を区別し,明確にする、の2点である.

そこで,『QC検定受験テキスト』シリーズを改訂し,前述のレベル表改定のポイントに合わせて,章の並べ替えを行うとともに,新しく追加された項目や出題範囲が変更された項目に対応させ,解説の追加・修正・削除を行い,『新レベル表対応版 QC 検定受検テキスト』(品質管理検定集中講座(全4巻))を刊行することとした。

本シリーズは、QC検定の各級の受検者を対象に,本番で想定される問題を解答するために必要にして十分な事項とその解説をまとめ、確実な“合格力”の養成をめざしたものである。

本シリーズの特長は,次の8つである.

(1) 基本的なこと,重要なこと,間違いやすいこと、錯覚しやすいことについて簡潔に説明してある。
(2) 過去問をよく研究して執筆してあるので、ポイントやキーワードがしっかり理解できる.
(3) QC 検定レベル表に記載されている用語は、漏らさないようにするとともに,必要により JIS や用語辞典などを引用し、正確に解説してある.
(4) 図表や事例を多用し,具体的でわかりやすくしている。
(5) QC手法については、受検者の多くが苦手とする分野に紙数を割き,具体的に,わかりやすく解説してある。
(6) QC手法は,公式をきちんと示し,できるだけ例題で解くようにしてあるので,理解しやすい。
(7) 章末に,“章のポイント”として、重要な用語や事項などがまとめられている。
(8) 執筆者は,日本科学技術連盟や日本規格協会のセミナー講師で,全員がQC検定1級合格者であり,自らの受検経験をもとに記述している。

新レベル表では,例えば管理図の場合,管理図の考え方,使い方,X-R管理図は3級,2級ではX-s, X, p, np, u, c管理図,また,新QC七つ道具の場合は,3級では定義と基本的な考え方,2級では親和図法,連関図法,系統図法, マトリックス図法,1級ではアローダイアグラム法,PDPC法, マ トリックス・データ解析法というように分割されている.しかし,各級の試験範囲は,その下の級の範囲も含んでいる。よって,2級受検者は,受検テキスト3級・4級の内容も修得する必要がある. 紙数の関係から,すべての内容を詳しく記述できないので、足りないところは、他のテキストや演習・問題集などを併用してほしい。なお,詳しい試験範囲などは、品質管理検定センターのホームページを参照されたい.

今後,他の級についても、順次刊行する予定である.本シリーズが,一人でも多くの合格者の輩出に役立つとともに,QC検定制度の普及,日本のモノづくりの強化と日本の国際競争力の向上に結びつくことを期待している。

最後に,本書の出版にあたって、一方ならぬお世話になった(株)日科技連出版社の田中健社長,戸羽節文取締役,石田新氏に感謝申し上げる.

2015年 朝顔の咲く日
QC検定受検テキスト編集委員会
委員長・編著者 細谷 克也

細谷 克也 (著), 竹士 伊知郎 (著), 松本 隆 (著), 和田 法明 (著), 吉田 節 (著), 稲葉 太一 (著)
日科技連出版社、出典:出版社HP

品質管理検定(QC 検定)2級の試験内容

(日本規格協会ホームページ “QC検定” http://www.jsa.or.jp/ から)
①各級の対象者(人材像)

人材像
1級
/ 準1級
・部門横断の品質問題解決をリードできるスタッフ.
・品質問題解決の指導的立場の品質技術者.
2級 ・自部門の品質問題解決をリードできるスタッフ.
・品質にかかわる部署(品質管理, 品質保証, 研究・開発, 生産, 技術)の管理職・スタッフ.
3級 ・業種・業態にかかわらず自分たちの職場の問題解決を行う全社員(事務, 営業, サービス,生産, 技術を含むすべての方々).
・品質管理を学ぶ大学生・高専生・高校生.
4級 ・初めて品質管理を学ぶ人.
・新入社員.
・社員外従業員.
・初めて品質管理を学ぶ大学生・高専生・高校生.

②2級を認定する知識と能力レベル
2級を目指す方々に求められる知識と能力は、一般的な職場で発生する品質に関係した問題の多くをQC七つ道具及び新QC七つ道具を含む統計的な手法も活用して,自らが中心となって解決や改善をしていくことができ、品質管理の実践についても,十分理解し,適切な活動ができるレベルである.

基本的な管理・改善活動を自立的に実施できるレベルである.

③2級の試験の実施概要
QC七つ道具等を含む統計的な手法の活用や実践を自主的に実施するために必要とされる知識の理解度,及び確率分布,検定・推定,相関分析・回帰分析, 実験計画法,抜取検査,信頼性工学,品質機能展開,統計的プロセス管理などの基本的な事項,並びに3級~4級の試験範囲を含む理解度の確認.

④2級の合格基準
・総合得点概ね70%以上.
・出題を手法分野・実践分野に分類し、各分野概ね 50%以上得点すること。

なお,新レベル表(Ver.20150130.1) および品質管理検定の詳細は,日本規格協会ホームページ “QC検定”をご参照ください。

細谷 克也 (著), 竹士 伊知郎 (著), 松本 隆 (著), 和田 法明 (著), 吉田 節 (著), 稲葉 太一 (著)
日科技連出版社、出典:出版社HP

QC検定 受検テキスト ②級 目次

はじめに
品質管理検定(QC検定)2級の試験内容

1 QC的ものの見方・考え方
1.1 応急対策,再発防止,未然防止,予測予防
1.2 見える化,潜在トラブルの顕在化

2 品質の概念
2.1 品質管理の基本的な考え方
2.2 品質の定義
2.3 要求品質と品質要素
2.4 ねらいの品質とできばえの品質
2.5 その他の品質に関する用語
2.6 当たり前品質と魅力的品質
2.7 サービス品質,仕事の品質
2.8 顧客満足,顧客価値

3 管理の方法
3.1 維持と管理
3.2 継続的改善
3.3 問題と課題
3.4 問題解決型と課題達成型の QC ストーリー

4 品質保証
4.1 新製品開発
4.2 プロセス保証

5品質経営の要素
5.1 方針管理
5.2 機能別管理
5.3日常管理
5.4 標準化
5.5 小集団活動
5.6 人材育成
5.7 診断・監査
5.8 品質マネジメントシステム

6 倫理・社会的責任
6.1 品質管理に携わる人の倫理
6.2 社会的責任

7 品質管理周辺の実践活動
7.1 顧客価値創造技術
7.2 IE, VE
7.3 設備管理,資材管理、生産における物流・量管理

8 データの取り方とまとめ方
8.1 データの種類
8.2 母集団と標本
8.3 基本統計量
8.4 度数表からのx, sの試算
8.5 サンプリングの種類

9 新QC七つ道具
9.1 新QC七つ道具とは
9.2 親和図法
9.3 連関図法
9.4 系統図法
9.5 マトリックス図法

10 統計的方法の基礎
10.1 期待値と分散
10.2 正規分布
10.3 二項分布とポアソン分布
10.4 統計量の分布
10.5 大数の法則と中心極限定理
10.6 分散の加法性

11 検定と推定
11.1 検定・推定
11.2 計量値の検定・推定
11.3 計数値の検定・推定

12 管理図
12.1 管理図とは
12.2 管理図の見方
12.3 管理図の種類
12.4 X-S管理図の作成手順
12.5 X-Rs 管理図の作成手順
12.6 p管理図の作成手順
12.7 np管理図の作成手順
12.8 u管理図の作成手順
12.9 c管理図の作成手順
12.10 その他の管理図の管理線

13 抜取検査
13.1 抜取検査
13.2 計数規準型抜取検査
13.3 計量規準型抜取検査

14 実験計画法
14.1 実験計画法
14.2 分散分析法
14.3 一元配置実験
14.4 二元配置実験
14.5 実験の仕方とデータの構造式

15 相関分析・回帰分析
15.1 相関分析と回帰分析
15.2 相関分析
15.3 単回帰分析

16 信頼性工学
16.1 信頼性工学とは
16.2 未然防止と再発防止
16. 3耐久性・保全性・設計信頼性とは
16.4 信頼性手法の基本
16.5 信頼性特性値
16.6 バスタブ曲線

付図・付表
参考・引用文献
索引

細谷 克也 (著), 竹士 伊知郎 (著), 松本 隆 (著), 和田 法明 (著), 吉田 節 (著), 稲葉 太一 (著)
日科技連出版社、出典:出版社HP

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