インターネット検定ドットコムマスター試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




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インターネット検定ドットコムマスターの概要

ドットコムマスターとは、NTTコミュニケーションズが認定しているビジネスの最前線で役に立つICTの知識を測定する検定試験です。試験は、ドットコムマスターベーシックとドットコムマスターアドバンスの二つの資格があります。ベーシックはICTの安心安全な使い方を評価する初級レベルの試験です。一方、アドバンスはICTの活用をサポートできることを評価する中級~上級レベルの試験になっています。

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インターネット検定ドットコムマスター試験の公式テキスト

NTT出版、翔泳社から公式テキストが販売されています。ベーシック・アドバンスともにテキストと問題集があるので、効率よく試験の合格を目指すことができます。

インターネット検定 ドットコムマスター試験の公式テキスト

1.「インターネット検定 .com Master BASIC 公式テキスト」(NTT出版)

NTTコミュニケーションズ (著)
出版社: NTT出版; 第3版 (2017/4/14)、出典:amazon.co.jp

生活や仕事に必須なICT知識を身につけることを目的としたインターネット検定.com Master BASICの公式テキスト。インターネットを楽しく安全に利用するために必要な基礎知識を学習することができます。

2.「完全対策 インターネット検定 .com Master BASIC 問題+総まとめ」(NTT出版)

公式カリキュラム完全対応の対策問題集「インターネット検定.com Master BASIC」初の対策問題集。NTTコミュニケーションズが発行する公式テキストを補完し、同検定の必修テーマの問題演習と要点解説に絞り、効率のよい検定対策や受検直前の総仕上げに最適な一冊。

3.「インターネット検定 .com Master ADVANCE 公式テキスト」(NTT出版)

NTTコミュニケーションズ (著)
出版社: NTT出版; 第3版 (2019/3/1)、出典:amazon.co.jp

インターネット検定 .com Master ADVANCEの2016年9月以降の試験に対応。 企業や組織で活用できる実践的なICT知識を身につけることを目的としたインターネット検定.com Master ADVANCEの公式テキスト。仕事でネットワークやシステムを扱う人に必要な知識や技術をバランスよく効率的に学習することができます。

4.「.com Master教科書 .com Master ADVANCE 第3版」(翔泳社)

NTTラーニングシステムズ株式会社 (著)
出版社: 翔泳社; 第3版 (2019/6/14)、出典:amazon.co.jp

1冊で.com Master ADVANCEの全範囲「★(シングルスター)と★★(ダブルスター)」を網羅し、ポイントがわかりやすく解説された、自学習用に最適なメイン教材です。章ごとに練習問題が付いており、実践力を養成することができます。模擬問題の演習ソフトが付属しています。

5.「完全対策 インターネット検定 .com Master ADVANCE 問題+総まとめ」(NTT出版)

『NTTコミュニケーションズ インターネット検定.com Master ADVANCE』公式テキスト第2版のカリキュラムに準拠した、資格対策書。「★レベル」と「★★レベル」の受検対策をこの1冊で。模擬問題70問付属で直前対策にも最適です。

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目次 – 完全対策NTTコミュニケーションズ インターネット検定.com Master ADVANCE 問題+総まとめ 公式テキスト第3版対応

まえがき

インターネット検定ドットコムマスターは、NTTコミュニケーションズが実施するICT(Information and Communication Technology)スキル認定資格制度です。ドットコムマスターにはBASIC(ベーシック)、ADVANCE(アドバンス)の2つのグレードがあり、本書の対象であるADVANCEは企業や組織で活用できる実践的なICT知識を身につけることを目的としています。

ADVANCEの認定カリキュラムには、仕事でネットワークやシステムを扱う人にとって必要な知識や技術が、体系的かつバランスよくまとめられています。到達度に応じて、シングルスター(中級レベル)、ダブルスター(上級レベル)の2つが認定されるので、自身の到達度をより詳細に知ることができます。

本書は、ドットコムマスターADVANCEに合格するための知識と受検技術について解説しています。合格へ近づくには実際の出題を体験すること、その中で自分の知識を確認し、理解が不十分な部分を補強して、一歩一歩確実な知識を積み上げることです。とはいっても、認定カリキュラムの範囲はとても幅広く、全部を学習する(に越したことはないのですが)ことは時間的にも困難です。そこで本書では、認定制度実施者であるNTTコミュニケーションズから提供を受けた、本検定の例題を独自に分析しました。その結果、カリキュラムに含まれるテーマごとの出題頻度には差があること、出題頻度の高いテーマは本認定制度の目的である実践的なICT知識の修得にも大いに役立つ内容であることが確認できました。

検定に合格することと役立つ知識を高めることを目指して、本では出題傾向分析に基づいたページ配分を行っています。それによって、効率よく計画的に学習でき、合格へ近づくことでしょう。

ICTを取り巻く環境は日々大きく進歩を遂げています。ドットコムマスターADVANCEのカリキュラムは大きく改定され、『公式テキスト』は『第3版』となりました。本書は、この改定に合わせて旧版を全面的に見直し、新しい内容に改訂してあります。また、巻末に掲載の模擬問題も新傾向を反映させ、現在最も精度の高い模擬演習ができるものとなっています。

1「例題」を解いてみる
テーマ(1)の内容に即した例題(2)を、各テーマに1~4問ずつ収録してあります。例題はNTTコミュニケーションズ提供の例題と過去のドットコムマスターで出題された検定過去問題です。

※例題・過去問題は、本書における学習効果が高まるように修正した部分があります。

2「解説」で確かめる
例題を解いたら、解説(3)で確認します。解説は、正解に関する説明に加えて、正解以外の選択肢についても示してあります。例題に正答できた場合でも、解説を読むことによってさらに知識を広げることができます。

1テーマ
「検定カリキュラム」と本検定の「例題」を分析し、59のテーマ(シングルスター41、ダブルスター18)に再構築してあります。

2例題
NTTコミュニケーションズ提供の例題と検定過去問題からテーマの学習に適切なものを選んであります。

3例題の解説
「例題」に即して解き方を解説してあります。正解以外の解説を読むことさらに知識を広げることができます。解答は次ページ4

3「要点解説」で整理する
要点解説(5)では、テーマの内容についてまとめて整理し(6789)、さらに関連する知識も示してあります(10)。例題を解いて解説で確認したあとに要点解説で関連する知識を整理する、要点解説だけを読んでポイントを押さえるといった、さまざまな方法で学習することができます。

●ダブルスターへの飛び先
シングルスターレベルとダブルスターレベルの知識と技術は、シームレスにつながっています。途切れることなく学習できるよう、ダブルスターへの飛び先ページを示してあります。

4例題の解答
解答は例題の次の見開きページに示してあります。

5要点解説
各テーマをさらにいくつかに分けて整理してあります。

6見出し
テーマに関して重要な知識を、コンパクトにまとめてあります。

7重要語
重要語は太い文字で示してあります。

8図
仕組みや構成などは、図にしてよりわかりやすく示してあります。

9表
対比するとわかりやすいものは、表にしてまとめてあります。

10用語解説
本文中の用語について詳しく解説したり、関連用語を示してあります。英字の略語の元や関連知識もここに示してあります。

4「模擬問題」で力試しする
巻末には、ドットコムマスターADVANCEを実施するNTTコミュニケーションズ提供の例題から構成した模擬問題(11)を掲載してあります。実際の検定と同じ70問で、詳細な解説(12)も加えてあります。

本文を学習したら、検定本番前に少なくとも2回は模擬問題を実際の検定時間(80分)で演習してみましょう。時間配分などを経験しておくと、必ず本番に役立ちます。

11模擬問題
検定本番前に実戦形式で模擬問題を80分で演習してみましょう。
※演習用の解答用紙を巻末に用意してあります。

12模擬問題の解説
模擬問題を演習したら解説で知識をさらっておきましょう。
※本書で用いているIPアドレス、ドメイン名、MACなどは全て説明用の仮のものです。

 

目次

この本の使い方
ドットコムマスターADVANCEとCBT受検
ドットコムマスターADVANCEのカリキュラムと出題傾向
検定概要

PART1 シングルスター対策

第1章 インターネットの仕組みと関連技術

インターネットの基礎知識
1パケットと通信プロトコル

インターネット通信関連技術
2 IPv4アドレス
3 DHCP
4 IPv6
5 ICMPとICMPv6
6 イーサネット
7 無線LAN
8インターネットの転送技術

アプリケーション関連技術
9ポート番号
10ドメイン名に関する知識
11 名前解決
12メールの配信技術
13 WWW
14さまざまなWebコンテンツを表示する仕組み
15インターネットで利用されるその他のアプリケーション
16コンテンツの形式

●インターネットの仕組みと関連技術の関連事項

第2章インターネット接続の設定とトラブル対処

インターネット接続機器、機材
1インターネット接続のための機器、機材

インターネット接続の技術と設定
2 転送速度の計算
3 有線系の接続サービス
4 無線系の接続サービス

インターネットサービスプロバイダ
5 IP電話オプションサービス

インターネット利用に関するトラブル事例と対策
6 トラブル原因の切り分けと対処
7 無線回線のトラブルと対策
●インターネット接続の設定とトラブル対処の関連事項

第3章 ICTの設定と使いこなし

World Wide Web (WWW)
1 WebブラウザとURL
2 Webブラウザの設定と利用
3 Webブラウザのトラブルと対策

電子メール
4メールサービス
●ICTの設定と使いこなしの関連事項

第4章 セキュリティ

セキュリティの基礎知識
1 情報セキュリティと暗号技術
2 電子署名と安全な通信

端末利用時の脅威とその対策
3 端末の不正使用や情報盗難の防止
4 マルウェアや不正アクセスへの対策

LAN利用時の脅威とその対策
5 LANへの攻撃や盗聴の防止
6 無線LANのセキュリティ

インターネット利用時の脅威とその対策
7インターネットの危険性
●セキュリティの関連事項

第5章 ICTの活用と法律

インターネット上のサービス
1 情報検索
2ソーシャルサービス
3 その他のサービス

インターネット利用に関する法律
4 著作権を保護する法律
5 電子消費者契約法
6 不正アクセス、プロバイダ責任にかかわる法律
7国の制度におけるインターネットの利用
●ICTの活用と法律の関連事項

PART2 ダブルスター対策

インターネット通信関連技術
1 プロトコルスタック
2 IPv4とIPv6、ICMPとICMPv6
3 TCP
4 LANで利用される技術
5ルーティング

アプリケーション関連技術
6 DNSの仕組み
7メールの配送
8 HTTPの挙動
9 Webを支える技術

インターネット接続機器、機材
10 RAID

インターネット接続の技術と設定
11 光ファイバ

クラウドコンピューティング
12 クラウドに関する知識・

loT (Internet of Things)
13 IoT(モノのインターネット)

セキュリティの基礎知識
14 さまざまな暗号技術

LAN利用時の脅威とその対策
15 不正アクセスを防ぐ各種の技術

インターネット利用時の脅威とその対策
16 Webの安全な利用

インターネット上のサービス
17 ICTの活用

インターネット利用に関する法律
18 著作権、特許権
●インターネットの仕組みと関連技術の関連事項
●インターネット接続の設定とトラブル対処の関連事項
●ICTの設定と使いこなしの関連事項
●セキュリティの関連事項

模擬問題と解説
模擬問題 シングルスターレベル・ダブルスターレベル
解説 シングルスターレベル・ダブルスターレベル
解答一覧

索引

ドットコムマスターADVANCEは、仕事でネットワークやシステムを扱う人に必要なインターネットに関連した知識や技術を、バランスよく効率的に学ぶことを目的とした認定制度です。認定制度のカリキュラムを学習することによって、業種・業務を問わずに活用できるICT関連の知識を身につけることができます。

2つのレベル★(シングルスター)と★★(ダブルスター)がある
ドットコムマスターADVANCEでは、2つのレベルを設定し、それぞれ認定者像を以下のように想定しています。

ドットコムマスターADVANCEのレベルと認定者像
★(シングルスター)企業のスタッフを対象に、適切にICTを利用できる人、他者への利用指導ができる人を想定している。
★★(ダブルスター)企業の情報システム部門のスタッフを対象に、組織やグループでICTを使用する仕組みを作り、管理することができる人を想定している。

検定では、シングルスターレベルとダブルスターレベルの問題が出題され合得点により、いずれかのレベルが認定されます。

結果がすぐ出るCBTで行われる
ドットコムマスターADVANCEの検定はCBT(Computer-Based-Testing)で行われます。これは紙に印刷された問題を解き、紙の解答用紙に解答を記入するペーパーテストとは異なり、問題は画面に表示され、マウスなどを使って解答し、さらに採点・合否判定までがコンピュータシステム上で行われる仕組みです。

ドットコムマスターADVANCEは、決められた会場(株式会社シー・ビー・ティソリューションズ公認テストセンター、全国47都道府県・200か所以上がある)において、CBT検定を受けることができます。CBT検定は、全国各地において。さまざまなタイミングで行われています。事前に受検予約を行い、希望の会場で受験することができます。

Webページで申し込み、受検日と会場を予約できる
受検すると決めたら、次の手順で手続きを進め、受検します

1ドットコムマスターのWebページから申し込み手続きを行います。
ドットコムマスターのWebページ「受検のお申し込み」から、CBT-Solutions(シー・ビー・ティ・ソリューションズ)のWebページに移動します。
※申し込みはインターネット受付のみです。

2受検者登録を行い、「受験者My Page」にログインします。
はじめてCBT-Solutionsで受検する場合は、個人情報を登録したうえでユーザIDとパスワードを取得します。登録を済ませたら、取得したユーザIDとパスワードで、「受験者My Page」にログインします。

3受検会場と受検日を選択します。
画面の案内に従って、受検会場(CBT-Solutionsのテストセンター)、受検日と希望時間を選択します。

4支払い方法を確定し、予約を完了します。
支払い方法を選択して確定すると、予約完了メールが届くのでその内容を確認します。支払い方法は、Webページからクレジットカード決済、コンビニ/Pay-easy決済のいずれかの方法で行います(団体コードを持っている場合は入力する。コンビニ/Pay-easy決済の場合は支払い期限があるので注意する)。※受検チケット(バウチャー番号)を提供されている場合はこれを利用して予約します。

5 受検当日、本人確認書類を持って会場に行きます。
CBT-SolutionsのWebページで案内されている本人確認書類を忘れずに持参します。検定開始時刻の30分~5分前の間に申し込んだ会場に到着して、受付を済ませます。係員の案内に従って手続きを済ませたらいよいよ受検開始です。

6 受検終了後、すぐに画面に合否結果が表示されます。
スコアシート(結果通知)は会場にて印刷します。

7認定証が必要な場合
検定の翌日以降から、CBT-Solutionsの「受験者My Page」で申し込みが可能です。

おおよそ60%~70%の得点で合格
出題数は★(シングルスター)レベル問題が50問(700点満点)、★★(ダブルスター)レベル問題が20問(300点満点)、合計70問(1,000点満点)です。解答時間はシングルスター、ダブルスター合わせて80分。総合得点によりシングルスターレベルまたはダブルスターレベルが認定されます。
■合格基準
レベル 出題数(採点対象) 合格基準
★ (シングルスター) 50問(700点満点) 総合得点420 点以上※
★★(ダブルスター) 70問(1,000点満点) 総合得点700点以上※※
※各出題分野別に必須得点がある。
※※各出題分野別に必須得点がある。シングルスターの基準を満たすことが必要だが、問題レベルに関わらず総合得点で判定する。
問題ごとの配点は示されていませんが、平均1問14点~15点。難易度によって異なる配点が行われていることが考えられます。単純に考えると、シングルスターは約60%の正答率で合格、ダブルスターは70%の正答率で合格となります。合格基準の表に示されている「各出題分野別に必須得点がある」とは、合計点が基準値以上でも基準に届かない分野があると不合格になるということです。つまり、すべての分野において一定以上の知識が求められています。また、ダブルスターの合格基準として、「シングルスターの基準を満たす」とはシングルスターの問題で合計420点以上を得点することであり、各出題分野別の必須得点をクリアしていることが求められます。
●問題のパターンと注意事項
検定問題は全70問で、すべて多肢選択式です。選択パターンは次のとおりです。
■多肢選択問題の選択パターン
正しいものを選択 問題文に対して、正しい記述や当てはまる用語などを1つ選ぶ。①、②などの複数の用語の組み合わせから正答を選ぶ問題もある。
誤っているものを選択 問題文に対して、誤った記述や当てはまらない用語などをいるものすべてを選ぶ。
複数を選択 問題文に対して、正しいもの、または誤っているものすべてを正答数は指定されていることが多い。
注意点は、正しいものを選ぶのか、誤っているものを選ぶのが、問題文の下線部に示されているので、これを間違えないことです。解答に選択する数を指定されている場合は、その数を守ります。ケアレスミスが発生しないように注意して解答しましょう。問題文の長さはさまざまで、長いものほど解答に要する時間を必要とします。

●●合格のための解答法4か条
本書で学んだ知識を本検定で十分に発揮できるよう、解答に際して注意すべき秘訣を紹介します。
◎解答時間が不足しないように!
70問を80分で解答するのですから、1問あたりの平均解答時間は68秒強、約1分と考えましょう。つまり、じっくりと考える余裕はまったくないということです。問題が表示されたら、素早く判断して解答します。わからない問題に時間をかけて取り組むよりも、短時間で確実に解答できる問題で正解数をより増やすことが合格の秘訣です。
◎わからなくても、必ず何かを解答する!
もしわからなくても何らかの解答を入力します(まぐれ当たりもあり得る)。解答が不確実な場合は、「この問題をあとで見直す」ためにチェックしておきます。
◎即断即決が原則だが、もし時間が余ったら……!
最後の問題までひととおり解答したら「あとで見直す」問題に再度とりかかります。どの段階でも、詳細に検討する時間はないと思ったほうがよいでしょう。即断即決が原則です。
◎時間いっぱい集中して合格を目指そう!
合格基準に示されているように(左ページの表の※※を参照)、ダブルスターの合格基準は「問題レベルに関わらず総合得点で判定する」とされています。シングルスターのレベルを満たし、分野の偏りがなければ、ダブルスターレベルの問題での得点が少なくても合格できるということです。極端な例として、シングルスター満点(700点)、ダブルスター0点でも、ダブルスターレベルと認定されることになりそうです。
シングルスターレベルを目標に受検対策を進めていれば、実際の受検結果によってはダブルスターに合格する可能性もあるということです。また、シングルスターレベルとダブルスターレベルはシームレスにつながっているので、シングルスターレベルで興味を持った内容についてダブルスターレベルまで学習を深めていくと、気がつけばダブルスターレベルの実力がついていたということもあり得ます。
シングルスターが目標でもダブルスターが目標でも、あきらめずに、80分間集中して解答し、合格を目指しましょう。

●●カリキュラム体系の概要
ドットコムマスター ADVANCE は、表の左部分に示したような、「章→節→項」構成のカリキュラムによって知識が体系的に整理されています。
第1章 インターネットの仕組みと関連技術
テーマは、インターネットの全体像に関する知識です。基本技術および関連知識の理解が求められます。
第2章 インターネット接続の設定とトラブル対処
テーマは、インターネットに接続する技術に関する知識です。固定回線や無線回線を利用できる技術や、小規模LANを構築する知識が求められます。
第3章 ICTの設定と使いこなし
テーマは、Webブラウザ、電子メール、クラウド、IoT、AIです。基本の設定や利用指導、トラブルシューティングに必要な知識が求められます。
第4章 セキュリティ
テーマは、インターネットにおけるセキュリティリスクです。個人として組織として、インターネットを安全に利用できる知識と技術が求められます。
第5章 ICTの活用と法律
テーマは、クラウドサービス、情報端末、法律です。クラウドサービスや情報端末の使いこなしや法律の活用に必要な知識が求められます。

●●出題傾向
本書は、ドットコムマスターADVANCEを実施するNTTコミュニケーションズから提供された例題を、筆者らが独自に分野分けを行い、そのデータをもとに編集してあります。
表には、筆者らの分析による、章・節ごとの出題割合と項の重要度が示してあります。「出題割合(章)」は総問題数に対する章ごとの出題割合、「出題割合(節)」は章に対する節ごとの出題割合です。
検定問題は70問(シングルスターレベル50問+ダブルスターレベル20問)です。出題割合は、シングルスターレベルでは、第1章が30%、第2章、第4章、第5章が各20%、第3章が10%です。ダブルスターでは、第1章が60%、第2章が10%、第3章、第5章が各5%、第4章が20%です。実際の検定でも、同じような割合で出題されることが予想されます。本書は、出題割合の高いテーマにより多くのページを割き、詳細な解説をしています。
項についても表に重要度を示してあります。読者が本書を読み進める中で不得意分野を発見し、その分野が頻出分野であるなら、重点的に学習を重ねることを薦めます。

認定資格 ドットコムマスター アドバンス シングルスター(中級レベル)
ドットコムマスター アドバンス ダブルスター(上級レベル)
得点に応じて2つの資格を認定する。
検定方法 CBT(Computer-Based Testing)
パソコン入力で回答する(多肢選択式)。
検定実施日 臨時受検可能
受検日を予約する。
検定会場 全国の公認テストセンター(株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ)
47都道府県・200か所以上の会場から選択する。
結果発表 検定終了後即時
検定会場で合否が確認できる。
検定時間 80分
シングルスター問題とダブルスター問題を連続して解答する。
出題数 70問(1,000点満点)
2つのレベルの問題から構成される。
・ドットコムマスター アドバンス シングルスターレベル50問(700点満点)
・ドットコムマスター アドバンス ダブルスターレベル20問(300点満点)
合格基準 ドットコムマスター アドバンス シングルスター
【採点対象】 シングルスターレベル50問(700点満点)
【総合得点】420点以上 各出題分野別に必須得点がある
ドットコムマスター アドバンス ダブルスター
【採点対象】 シングルスターレベル50問(700点満点)、ダブルスターレベル20問(300点満点) 合計70問(1,000点満点)
【総合得点】 700点以上 各出題分野別に必須得点がある。
ドットコムマスター アドバンス シングルスターの基準を満たすこと。ただし、問題レベルに関わらず総合得点で判定される。
受験料 税抜8,000円
認定証 有料(税抜1,000円)
後日申請することで発行される。

 

目次 – 完全対策 インターネット検定 .com Master BASIC 問題+総まとめ(公式テキスト第3版対応)

まえがき

インターネット検定.com Master(以下、ドットコムマスター)は、NTTコミュニケーションズが実施するICTスキル認定資格制度です。ICT(Information and Communication Technology)とは「情報通信技術」のことで、インターネットとコンピュータによる通信と情報処理に関する技術の総称です。これらを使いこなすための「能力」がICTスキルで、ドットコムマスターは実践的かつ最新のICTスキルを基礎から学び、体系的に幅広く身につけることを目的としています。

ドットコムマスターには、BASIC、ADVANCEの2つのグレードが用意されています。BASICは、ビジネスや日常生活でインターネットを利用するすべての人(学生・新社会人・パソコン初心者など)を対象としています。合格のための学習を通して、本検定制度のねらいである基本的なICT知識や技術を学ぶことができます。

本書は、ドットコムマスターBASICに合格するための知識と技術の習得を目的としています。最新版であるNTTコミュニケーションズ発行の『ドットコムマスターBASIC公式テキスト第3版』に対応し、同社提供の例題を分析して『公式テキスト』のカリキュラム全体を41テーマに再構築した検定対策書です。1テーマは、例題とその解説、テーマに関する学習事項の要点解説で構成してあります。テーマごとに独立した内容ですから、第1章から順に学習を進めることも、興味のあるテーマや不得手と思うテーマから学習を始めることもできます。

実際の検定では、『公式テキスト』掲載のカリキュラムにかかわらず、幅広い範囲から出題されていて、予想外の内容の問題に出会うこともあります。とはいえ、それらはカリキュラムの周辺の知識であり、インターネットやパソコンなどを使用する際の常識といえる内容ばかりです。本書では、より広く学習できるよう、『公式テキスト』外の解説も掲載しています。検定対策ばかりではなく、実際の場面で役立つ幅広い知識を身につけることができます。
本書の巻末には、NTTコミュニケーションズ提供の例題で構成した模擬問題1回分を掲載しています。実際に受検する前の力試しとして、または学習の成果を確かめるための実力テストとしてご活用ください。

この本の使い方

本書は、.com Master BASIC(以下、BASIC)合格を目指す人のために、必要とされる知識・技術を、例題演習を中心に解説しています。巻末には模擬問題を収録してあるので、本書1冊で受検対策を行うことができます。

●本書の構成
・BASICのカリキュラム全体を41のテーマに分けている。
・1つのテーマは例題→例題の解説→要点解説で完結。
・巻末には1回分の模擬問題を収録。

●本書の効果的な使い方
BASIC受検を目指す方のそれぞれに合った学習方法を選ぶことができます。
たとえば、
・第1章から体系的に学習を積み重ねる。
・知っているテーマ、興味のあるテーマから始めて学習の範囲を広げる。
・模擬問題で力試しをしてから苦手とするテーマを中心に学習する。
など、いろいろな進め方ができます。
また、各テーマは、例題に挑戦してから解説を読む、テーマの要点解説を読んでから例題に挑戦するなど、自分に合った方法で学習を進めることができます。
本書の学習方法の1つの例として、1. 例題を解いてみる→2. 例題の解説で確かめる→3. 要
点解説で知識・技術を整理する→4. 模擬問題で力試しする、という進め方を以下に紹介します(文章中の太字と丸番号は下に掲載した図に対応)。

1 「例題」を解いてみる
テーマ(①)の内容に即した例題(②)を、各テーマに1~4問ずつ収録してあります。例題のほとんどはNTTコミュニケーションズ提供の例題です。また、BASICカリキュラムに合わせて、過去の.com Masterで出題された問題やオリジナル問題も採用してあります。
※例題・過去問題は、学習効果が高まるように修正した部分があります。

2「解説」で確かめる
例題を解いたら、解説(③)で確認します。解説には、正解に関する説明に加えて、正解以外の選択肢についても示してあります。例題に正答できた場合でも、解説を読むことによってさらに知識を広げることができます。

3「要点解説」で整理する
要点解説(⑤)では、テーマの内容についてまとめて整理し、さらに関連する知識も示してあります。例題を解いて解説で確認したあとに要点解説で関連する知識を整理する、要点解説だけを読んでポイントを押さえるといった、さまざまな方法で学習することができます。

4「模擬問題」で力試しする
巻末には、.com Master BASICを実施するNTTコミュニケーションズ提供の例題から構成した模擬問題(⑫)を掲載してあります。実際の検定の出題傾向に合わせた50問です。詳細な解説(⑬)も掲載してあります。
検定本番前に模擬問題を実際の検定時間(45分)で演習してみましょう。1問に要する時間などを経験しておくと、かならず本番に役立ちます。

本書は、Android 6.0がインストールされているスマートフォン、Windows 10がインストールされているパソコン(Macの場合はmacOS Sierra)、使用するWebブラウザはGoogle Chrome、メールソフトはMicrosoft Outlookを前提にしています(NTTコミュニケーションズ提供の例題の一部は、Windows 8、Internet Explorer 10、Windows Liveメールの利用を前提にしています)。なお、お使いのスマートフォンやパソコン、Webブラウザ、メールソフトにより、画面表示や操作方法が異なることがあります。

目次

この本の使い方
NTTコミュニケーションズ インターネット検定 .com Master BASIC
ドットコムマスター BASICのカリキュラムと出題傾向
検定概要

第1章 インターネットの利用
インターネットとは
■ インターネット
■ インターネット上の身近なサービス
SNS
■ SNS

第2章 情報機器の使いこなし
情報機器の仕組み
■ 情報機器の種類
■ 情報機器の構成要素
■ 情報機器の入出力機器
■ 記録メディアとデータサイズ
■ 情報機器選定のポイント
ソフトウェア
■ ソフトウェアとOS
■ アプリケーションソフトとファイル
■ アプリケーションソフトの種類と拡張子
情報機器の機能と操作
■ OSの基本操作
■ 入力機器の操作と日本語入力
■ アプリケーション、ファイル、フォルダの操作
■ 情報機器利用時のトラブルと対処

第3章 インターネット利用のための技術とモラル
インターネットの仕組みと接続方法
■ インターネットの仕組み(IPアドレス)
■ インターネットの仕組み(ドメイン名、通信速度、ISP)
■ 有線によるインターネット接続
■ 無線によるインターネット接続
■ 家庭内LAN
Webブラウザと電子メールの利用
■ WebページとWebブラウザ
■ Webブラウザの操作
■ 電子メール
■ 電子メールの利用
■ Webブラウザや電子メール利用時のトラブル
インターネット社会と情報システム
■ 社会を支える情報システム
■ クラウドサービス
インターネット社会のルールと情報の取り扱い
■ インターネット上のモラルとマナー
■ メディアリテラシー
■ メッセージサービス利用の際のマナー
■ ショッピングサイト利用における注意点
インターネットの安全な利用
■ 個人情報の管理
■ マルウェアと不正アクセス
■ 情報機器の安全を守る仕組み
■ インターネット利用におけるトラブル
■ 電子メールの安全な利用
■ 安全のための心がけ

第4章 インターネットをとりまく法律
知的財産権にかかわる法律
■ 知的財産権
■ソフトウェアの著作権
インターネット社会の法律
■ インターネット社会におけるさまざまな法律(1)
■ インターネット社会におけるさまざまな法律(2)

模擬問題と解説
模擬問題
模擬問題解説
模擬問題 解答一覧

NTTコミュニケーションズインターネット検定 .com Master BASIC

●インターネット検定.com Master(ドットコムマスター)
NTTコミュニケーションズが実施するインターネット検定 .com Masterは、業種・職種を 問わず業務に役立つICTスキル認定資格制度です。社会で必要なICT知識を特定の分野に偏らず、基礎から体系的・網羅的に身につけることができます。インターネットなどICTにかかわる基礎知識をはじめ、時代の変化にともなって出現する新しいトレンドや技術も網羅し、常に進化するICT社会を生きるすべての人に推奨される検定です。

●ドットコムマスター BASIC(ベーシック)
ドットコムマスターは、ICTを安心・安全に利用できる初級レベルの検定「ドットコムマス ターBASIC(ベーシック)」、個人や企業のICT活用をサポートできる中級・上級レベルの検定「ドットコムマスターADVANCE(アドバンス)」の2つのグレードから選ぶことができます(ドットコムマスターADVANCEについては、弊社発行の『完全対策NTTコミュニケーションズインターネット検定.com Master ADVANCE 問題+総まとめ』をご覧ください)。本書が対象とするドットコムマスターBASICには、生活や仕事に欠かせないインターネットについての基本知識を中心に、スマートフォンやSNSなどの最新トレンドまでが含まれ、安全に使うためのセキュリティ知識、マナーやモラルも身につけることができます。本書は、最新版であるNTTコミュニケーションズ発行の公式テキスト第3版に対応しています。

●こんな方におすすめ
ドットコムマスターBASICは、生活や仕事でインターネットを利用するすべての方を対象としています。とくに次のような方に受検をおすすめします。
・社会人としてのICTスキルを身につけたい。
・インターネットを日常的に楽しむための基礎知識を身につけたい。
・パソコンへの苦手意識を克服したい。

●受検方法と出題数
ドットコムマスターBASICの検定には、全50問が出題され、すべて多肢選択式です。全国各地にあるテストセンターに行って受検するCBT(Computer-Based Testing)受検、またはインターネットに接続された環境で行うIBT(Internet-Based Testing)受検の2通りの受検方法があり、いずれもパソコンの画面に問題が表示され、マウスなどを使って解答を選択します。検定時間は45分です。
・全50問を45分で解答する。
・パソコンの画面上で問題に解答する。

●合格基準
問題によって難易度のばらつきがありますが、問題による配点の違いは示されていません。全50問正解で100点満点なので、平均すると1問2点です。総合得点70点以上で合格ですので、単純に考えると、35問以上の正答率を目指すことになります。検定の結果は受検後すぐに画面に表示されます。
・100点満点。総合得点70点以上で合格。
・35問以上の正答率を目指す。
・受検結果はすぐわかる。

●問題のパターンと注意事項
検定の出題形式である多肢選択式には、次の選択パターンがあります。

■多肢選択式問題の出題パターン

正しいものを選択 ・問題文に対して、正しい文章や当てはまる用語などを1つ選ぶ。
・選択肢が文章の場合はしっかり読まないと解答できないので時間がかかる。
誤っているものを選択 ・問題文に対して、誤った文章や当てはまらない用語などを1つ選ぶ。
・問題文をしっかり読まないと難易度の低い問題でも間違える可能性がある。
もっとも○○なものを選択 ・選択肢を比較して、問題の趣旨にもっとも近い用語や文章を1つ選ぶ。
・全選択肢を検討しないと解けない問題もある。
組み合わせを選択 ・(1)、(2)、(3)……の群から正解の組み合わせを解答する。
・問題文、選択肢をじっくり読む必要がある。

問題パターンを読み違えると、誤った選択肢を選ぶ可能性があります。実際の問題文にはとくに強調表示がされていないので、注意深く解答する必要があります。

●CBT受検とIBT受検
CBT受検は、株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ(CBT-Solutions)の公認テストセンター(全国47都道府県・200か所以上)で受検します。事前に受検用ユーザIDとパスワードを取得し、会場と日程を予約します。会場・日程によって予約状況が異なり、希望日時の直前では予約が受けつけられないことがあるので、早めに予約しておくことをおすすめします。
IBT受検は、インターネット環境があれば、いつでもどこでも受検することができます。CBT-Solutionsのシステムを利用します。24時間365日受検が可能で、受検料の支払確認後すぐに受検が可能です。
以下に、各受検方法の特徴、申し込みから受検までの手順を示します。

■各受検方法の特徴

CBT受験 IBT受験
株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ(CBT-Solutions)
受検会場 全国47都道府県・約200か所以上の公認テストセンター。 インターネット環境があれば、いつでもどこでも。
検定実施日 公認テストセンターの空き状況に応じて随時受検可能(事前に希望受検会場での受検日、受検時刻の予約が必要)。 24時間365日受検可能(システムメンテナンス時などを除く)。
申し込み手段 オンラインのみ
受検料 税込4,000円
受検料
支払方法
クレジットカード決済、コンビニエンスストア決済、Pay-easy決済、受検チケット(バウチャー)購入。
申し込み可能受検日 最短3日後から3ヶ月先まで申し込み可能。 支払決済直後から30日間受検可能。
キャンセル・
日程変更
受付期限内ならキャンセルおよび日程変更可能(キャンセルの場合は別途手数料が発生する)。 支払決済後のキャンセルは不可。
検定当日の注意 本人確認書類(1点)を持参する。 インターネットに接続できる環境ならびに一定のスペックを満たす端末(詳細につ いてはCBT-SolutionsのWebサイトを参照)を用意する。
検定当日の集合時刻 検定開始時刻の30分から5分前。
合格結果の発表とスコアシート 合否結果は受検後、すぐに画面に表示される。スコアシートは受検終了後に会場受付で渡される。 合否結果は受検後、すぐに画面に表示される。スコアシートは受検終了後に自分で印刷する。
認定証の発行 CBT-SolutionsのWebサイトでログインしてから申し込み可能(2015年9月以降にCBT-Solutionsにて受検した場合。それ以前はドットコムマスターの公式サイトから)。
問い合わせ先 ドットコムマスターの公式サイトをご確認ください。

※記載された情報は変更されることがあります。最新の情報については、ドットコムマスターの公式サイトでご確認ください。

■申し込みから受検までの手順(CBT受検・BT受検)
1 ドットコムマスターの公式サイトから申し込み手続きを行う。
ドットコムマスターの公式サイトの「受験のお申し込み」ページからCBT-solutionのWebサイトに飛ぶ。
2 ユーザ登録を行う。
必要事項の入力とともにユーザIDとパスワードを登録する。
3受検日と受検会場を選択する。
希望会場の空き状況を見て、申し込みが可能な日程の時期を予約する。
4受検料を支払う。
クレジットカード決済、コンビニエンスストア決済、Pay-easy決済のいずれかの方法で行う。勤務先の企業などから受検チケット(パウチャー)を提供された場合はそれを充当する。
5受検当日、本人確認書類を持って会場へ行く。
指定された集合時刻に合わせて会場へ行く。指定された書類(本人確認書類)を忘れずに持参する。
6受付を済ませる。
受付にて本人確認などを行った後、各テストセンターで指定された方まで携帯電話や上着などの私物すべてを預ける。
7受検がスタートする。
CBT受検の場合は、パーティションなどで各デスクが仕切られた教室にて、指定されたデスクで検定を受ける(受検中にメモをとるための筆記用具とメモ用紙はテストセンターにて供される)。
IBT受検の場合は、そのまま利用しているパソコンを使って受検する(すぐにしない場合は決済後30日以内に再度ログインして受検する)。
いずれの学校でも、検定開始ボタンをクリックするとすぐに開始する。一度検定が開始すると途中で停止することはできない。
8受検が終了する
検定終了時間45分になるとすぐに切り替わり(検定の「終了」ボタンをクリックして終了させることもできる)、合否結果が画面上に表示される。CBT受検の場合は、教室を退場し、受付にてスコアシートを受け取る。IBT受験の場合は、スコアシートが画面に表示されるので、自分で印刷する。
9認定証が必要な場合
CBT-SolutionのWebサイトから申し込むと、後日に発行・送付される(有料)。

●受検における画面の表示
受検中の画面はおおむね次のような構成になっています。

■受検における画面の表示例

※実際の画面のレイアウトや表示される要素は、異なることがあります。

目次 – NTTコミュニケーションズインターネット検定 .com Master ADVANCE公式テキスト【第3版】

.com Master ADVANCE 認定者像

2001年に誕生したインターネット検定「ドットコムマスター(.com Master)」は、時代に合わせ内容を更新してまいりました。
ドットコムマスターには、インターネットを利用する上で必要となる基礎的な知識を学べるベーシック(BASIC)と、ビジネスに活用するための知識を学べるアドバンス(ADVANCE)の2つのグレードがあります。
ドットコムマスターアドバンス(.com Master AVANCE)では、次の2つの認定者像を設定しています。それぞれの具体的な内容については、次ページの表にまとめています。

●アドバンス シングルスター(ADVANCE★)
IT企業のスタッフを対象とし、適切にICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)をビジネスで活用できる、また他者への利用指導もできる人物

●アドバンス ダブルスター(ADVANCE★★)
企業の情報システム部門のスタッフ等を対象とし、組織やグループでICTを活用する仕組みを作り、システムを管理できる人物

本書は、アドバンス(ADVANCE)の公式テキストとなります。
検定試験において、★(シングルスター)の問題は基本的に本書の★の記載部分をもとに出題されます※。★★(ダブルスター)では主に本書の★★の記載部分から出題されますが、一部、本テキストの記載外の内容の問題が出題される場合もあります。

公式テキストの旧版(第2版)では、
―IPv4アドレス枯渇に起因するIPv6移行の本格化
―スマートフォン/タブレット端末の爆発的な普及
―不正アクセスやウイルス感染、国家規模のサイバー攻撃等セキュリティリスクの広がりと高まり
―仮想化や効率的な負荷分散によるクラウドコンピューティングの展開
―SNSを通じた交流の一般化
等の動きに対応した内容を反映しました。
本書(公式テキスト第3版)では、
―IPv6時代のIPv4
―IoTの本格普及
―AI利用の広がり
―セキュリティ動向の最新化
一個人情報保護法、著作権法等法律の大幅改正
等に対応し、内容の充実を図っています。

インターネット検定の検定内容や受検方法等、最新情報については、公式Webサイトで公開しています。
【インターネット検定公式Webサイト】https://www.ntt.com/com-master

・本書は、唯一公式の「NTTコミュニケーションズ インターネット検定 .com Master ADVANCE」の教育および学習用テキストです。
・本書では、検定試験の出題分野ごとに系統的に解説してあります。また、★(シングルスター)若しくは★★(ダブルスター)の内容であるかが、わかりやすく明示されています。
・本書の内容に関する電話でのお問い合せは受け付けておりません。

※本テキストに記載外の内容であっても、基礎的な内容やBASICに記載されている内容が出題されることもあります。

認定者像の条件

レベル ADVANCE★
(シングルスター)
企業でICTを活用する
一般スタッフ
企業でICTを活用する
ADVANCE★★
(ダブルスター)
企業の情報システム部門スタッフ
組織やグループでICTを活用できる仕組みを作り管理する

 

No. テキスト 知識要素 ★(シングルスター) ★★(ダブルスター)
1 1章 インターネット基本技術
○ TCP/IPといった基本的なプロトコルやWWW、メールなどインターネットを構成している技術・仕組みの理解
○基本技術、及びそれら技術の関連を理解している。
○基本的なサーバの役割を理解して いる。
○基本技術に関する規格の要旨も理解している。
○基本的なサーバの具体的な機能を理解している。
2 2章 インターネット接続技術(固定)
(固定、IPv4、IPv6を問わず)インター ネット接続サービスの理解及び利用
○代表的なサービスについて理解し利用できる。 ○様々なサービスを理解し、利用できる。
3 インターネット接続技術(無線)
ユビキタス環境におけるモバイル機器の利用
○携帯電話網の3G、4Gや公衆無線LANを使いインターネットに接続 できる。 ○インターネット接続用に、セキュアな公衆無線LANを設置し、利用させることができる。
4 小規模LAN技術
IPv6およびIPv4でインターネットに接続した小規模でセキュアなLAN(有線及び無線)の構築、管理
○数人で利用する家庭LAN(シングル ・セグメント)を構築できる。 ○SOHOで利用するLAN(複数セグメント)を構築し、運営できる。
○複数の製品から自組織での利用に適したものを選定できる。
○外部から接続設定できる。
5 3章 Webブラウザとメールクライアントの設定
Webブラウザとメールクライアントの基本的な設定項目の理解と他者へのサポート
○基本的なWebブラウザ、メール・クライアントの設定ができる。
○多様なWebブラウザ、メール・クライアントの設定ができ、他者への利用指導もできる。
○基本的なトラブルシュートができる。
○クラウドコンピューティングサービスを評価選定し、組織で活用できる。
クラウドコンピューティング、IoT、AIの利用
クラウドコンピューティング、IoT、AIの理解とビジネスへの活用
○会社から提供されるクラウドコンピューター、IoT、AIを利用できる。 ○クラウドサービスを評価し、適切に選定し、導入できる。ビジネスに役立つIoTやAIサービスを導入できる。
6 4章 セキュリティ対策
インターネットにおけるセキュリティリスクの体系的理解と対処
○インターネットを利用する際には、セキュアに利用できる。 ○セキュリティに関する社内ルールを適切に策定し、運用できる。
7 5章 グラウドサービスの使いこなし
グラウドサービスを組み合わせ、仕事に、プライベートに活用
○様々なC向けクラウドサービスを活用できる。 ○クラウドで提供されるサービスを組織的に活用することができる。
8 情報端末の使いこなし
情報端末上でグラウドサービスを活用
○様々な情報端末上でグラウドサービスを活用できる。 ○BYODに対応し、組織でクラウドサービスを利用する環境を構築できる。
9 法律遵守
インターネットを利用する上で、知的所有権を侵害しないなど法律を遵守
○個人で注意すべき法律に関し理解し、遵守できる。 ○組織として注意すべき法律に関し理解し、組織として適切に対応できる。

この本の読み方

本書は、「.com Master ADVANCE」のカリキュラムに従って、5つの章で構成されています。
それぞれの章扉で、その章で学習する目的を理解したのち、本節へと入ります。各節及び項は、以下のような要素で構成されています。本書をご利用いただく際の一助にしてください。

 

NTTコミュニケーションズ (著)
出版社: NTT出版; 第3版 (2019/3/1)、出典:出版社HP

目次

.com Master ADVANCE認定者像

第1章 インターネットの仕組みと関連技術

1.1 インターネットの基礎知識

1.1.1 インターネットとその歴史
①インターネットとは
②インターネットの起源
③インターネットの誕生
④日本でのインターネットの幕開け

1.1.2 インターネットの構成と要素
①インターネットの構成要素
②インターネットの接続構造
③パケット

1.2 インターネット通信関連技術

1.2.1 インターネットの通信プロトコル
①通信プロトコル
②プロトコル階層モデル
③IPの基礎
④IPv4における送信方式(ユニキャスト 、マルチキャスト 、ブロードキャスト 、エニーキャスト)
⑤IPv4アドレス
⑥サブネット
⑦IPv4アドレスの種類
⑧IPv4ヘッダフォーマット
⑨IPv4アドレスの動的割り当て
⑩IPv6
⑪ICMP/ICMPv6
⑫フラグメント
⑬Mobile IP
⑭IPの上位プロトコル

1.2.2 LANの技術
①イーサネット
②無線LAN
③電力線を利用したLAN接続

1.2.3 インターネットの転送技術
①ルーティング
②NAT/NAPT
③ポートフォワーディング
④ネットワーク機器の自動設定
⑤NAT64/DNS64

1.3 アプリケーション関連技術

1.3.1 サーバ
①サーバとは
②ポート番号

1.3.2 ドメイン名
①ドメイン名の構造
②TLD
③JPドメインのSLD名
④例示用に予約されたドメイン名
⑤インターネットの資源管理組織

1.3.3 名前解決
①ドメイン名によるホストの特定
②DNSによる名前解決
③DNSの拡張技術
④LLMNR

1.3.4 メール配信技術
①メールの送信
②メールの受信
③メールと日本語文字コード
④メールへのファイル添付

1.3.5 WWW
①WebサーバとWebブラウザ間の通信
②Webコンテンツ記述言語
③Webサーバの技術
④Webブラウザの技術
⑤Cookie
⑥Webプロキシサーバ
⑦Webプッシュ
⑧ロングポーリング
⑨WebSocket
⑩SPDY
⑪QUIC

1.3.6 その他のアプリケーション
①FTP
②ストリーミング配信
③プログレッシブダウンロード
④NTP
⑤SNMP

1.3.7 コンテンツの形式
①インターネットで送受信されるファイル形式
②圧縮技術
③書庫と圧縮ファイル

第2章 インターネット接続の設定とトラブル対処

2.1 インターネット接続機器、機材

2.1.1 アクセス回線と通信機器
①家庭用ルータ
②無線LAN機器
③スイッチ/ハブ

2.1.2 ネットワーク接続端末
①OS
②目的別端末

2.1.3 機器の接続規格
①Bluetooth
②USB
③Lightning

2.2 インターネット接続の技術と設定

2.2.1 インターネット接続サービスにおけるアクセス回線
①FTTH
②ADSL
③CATV
④3G/4G(移動体通信サービス)
⑤公衆無線LAN

2.2.2 家庭内LAN
①家庭用ルータの設定
②無線LANアクセスポイントの設定
③NTPサーバの設定
④PCの設定

2.2.3 IPv4からIPv6への移行手順と注意点

2.3 インターネットサービスプロバイダ

2.3.1 ISPの種類と契約
①アクセス回線とインターネット接続サービスの関係
②ISPとの契約

2.3.2 IP電話オプションサービス
①IP電話の仕組みと特徴
②IP電話を利用するための接続例

2.3.3 ISPによるユーザサポート
①申し込み/契約変更
②問い合わせ受付
③料金の請求・徴収

2.4 インターネット利用に関するトラブル事例と対策

2.4.1 トラブル原因の切り分けと対処
2.4.2 端末におけるトラブルシューティング
①ネットワークインターフェースの問題
②ワイヤレスネットワークのトラブル
③IPアドレスの誤設定
④名前解決の問題
⑤疎通性の問題
⑥キャプティブポータルにおける問題
⑦その他の問題

2.4.3 宅内通信機器のトラブルシューティング
①ユーザ認証の誤設定
②機器の不良
③配線誤り
④無線LANのトラブル
⑤テザリングにおける問題
⑥その他の問題

2.4.4 アクセス回線のトラブルシューティング
①FTTHのトラブル
②ADSLのトラブル

2.4.5 IPv6移行期のトラブルシューティング
①IPv6-IPv4フォールバック問題

2.4.6 オプションサービスのトラブルシューティング
①IP電話サービスに関するトラブルと対策

第3章 ICTの設定と使いこなし

3.1 World Wide Web (WWW)

3.1.1 Webブラウザとは
①Webブラウザの働き
②端末で実行されるブラウザ
③クラウドと端末とで機能分担して実行されるWebブラウザ

3.1.2 Webブラウザの基礎知識
①URL
②文字コード

3.1.3 Webブラウザの設定と利用
①Webブラウザの設定
②Webブラウザの利用

3.1.4 Webブラウザの応用
①フィード
②拡張機能(アドオン、プラグイン)の活用
③プライバシーモード
④ブックマークレット
⑤開発者ツール

3.1.5 Webブラウザのトラブルと対策
①エラーメッセージが表示され目的のWebページが表示されない
②更新されたWebページが表示されない
③リクエストの応答待ち時間を超えても応答がない
④Webページのコンテンツが正常に動作しない

3.2 電子メール

3.2.1 メールサービス
①電子メール
②メールアカウント

3.2.2 メールサービスの使い方
①Webメールの使い方
②メールクライアントの使い方

3.2.3 メールサービスの便利な機能
①基本機能

3.2.4 メールのトラブルと対策
①メールの送受信に関するトラブル事例と対策

3.3 クラウドコンピューティング

3.3.1 クラウドとは
①クラウドコンピューティング
②クラウドの定義と特徴
③クラウドのサービスモデル
④クラウドの実装モデル
⑤主要なクラウドサービス

3.3.2 クラウドコンピューティングの基礎知識
①サーバ仮想化とコンテナ型仮想化
②ネットワーク仮想化
③ストレージ技術
④クラウドを支える注目の技術
⑤クラウドで利用されるオープンソースソフトウェアとコミュニティ活動

3.3.3 クラウドサービスの利用
①クラウド導入、実装モデル、サービスモデルの選択判断
②オンプレミスからクラウドへの移行方式
③事業継続計画(BCP)の検討
④クラウドサービスの申し込み

3.3.4 クラウドのトラブルシューティング
①トラブルシューティングの手順

3.4 IoT (Internet of Things)

3.4.1 IoTシステムの概要
①IoTシステムの始まり
②CPS
③PoC
④セキュリティ
⑤IoT人材

3.4.2 IoTシステムの構成技術
①データ処理フロー
②IoT端末
③IoTで用いられるネットワーク
④クラウドサービスの活用
⑤エッジコンピューティング

3.4.3 IoTにおけるセキュリティ
①IoTにおけるセキュリティインシデント事例
②IoTシステム特有のセキュリティ問題
③IoT特有のセキュリティ対策

3.5人工知能(AI: Artificial Intelligence)

3.5.1 人工知能とは
①定義
②特化型人工知能と汎用人工知能

3.5.2 人工知能の発展
①過去の人工知能ブーム
②第三次人工知能ブーム

第4章 セキュリティ

4.1 セキュリティの基礎知識

4.1.1 セキュリティとは何か
①セキュリティ対策が必要な理由
②情報セキュリティの3要素
③セキュリティ対策のバランス
④セキュリティポリシー

4.1.2 暗号技術
①暗号技術の適用範囲
②共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式
③メッセージダイジェスト
④電子署名と電子証明書
⑤安全な通信を実現するプロトコル
⑥暗号危殆化

4.2 端末利用時の脅威とその対策

4.2.1 端末の不正利用や情報盗難の防止
①認証技術・権限管理
②端末の不正利用や情報盗難の脅威
③暗号化によるデータ保護
④重要なデータの破損・紛失への備え
⑤ハードウェアの盗難対策
⑥ソーシャルエンジニアリング

4.2.2 マルウェアや不正アクセスへの対策
①マルウェアによる危険
②OSやアプリケーションのアップデート
③マルウェア対策ソフトの導入
④マルウェア対策における注意点
⑤マルウェアに感染した場合の対処

4.3 LAN利用時の脅威とその対策

4.3.1 LANへの攻撃や盗聴の防止
①LAN利用時に留意すべき危険性
②ファイアウォールの設置
③ネットワークの分離による安全性確保
④家庭用ルータのセキュリティ機能の利用
⑤安全なリモートアクセス
⑥その他のセキュリティ技術
⑦インシデント対応

4.3.2 無線LANの不正利用や盗聴の防止
①無線LANのリスク
②無線LANセキュリティ技術による保護
③その他の無線LANセキュリティ対策

4.4 インターネット利用時の脅威とその対策

4.4.1 インターネットの危険性
①盗聴による危険
②なりすましによる危険
③攻撃への加担のおそれ

4.4.2 Webの安全な利用
①Webブラウザの表示の確認
②ISPのセキュリティサービスの利用
③Webアプリケーションの危険性
④Webアプリケーションの脆弱性対応・診断

4.4.3 メールの安全な利用
①SMTPやPOP、IMAPの問題点
②メールで利用できるセキュリティ技術

4.4.4 迷惑メール等のspam行為への対策
①迷惑メールを防止する仕組み
②迷惑メールのフィルタリング
③メール以外のspam行為とその対策

4.4.5 リスクの動向
①リスクの動向

第5章 ICTの活用と法律

5.1 インターネット上のサービス

5.1.1 情報検索
①検索サービスの基本的な仕組みと提供事業者
②ジャンル別絞り込み
③パーソナライズド検索
④ユニバーサル検索
⑤複数検索語による検索結果の絞り込み、範囲の拡大
⑥検索演算子
⑦フレーズ検索
⑧その他の検索演算子
⑨検索語の揺れ
⑩地図・位置情報
⑪画像あるいは画像のURLによる検索

5.1.2 ソーシャルサービス
①BBS(電子掲示板)
②ブログ
③ミニブログ
④SNS
⑤ソーシャルブックマーク
⑥百科事典、ノウハウ共有

5.1.3 映像・音声の利用
①リアルタイムコミュニケーション
②動画共有
③VOD、ダウンロード販売
④放送

5.1.4 ビジネス・実用
①オンラインストレージ
②スケジュール管理
③オンラインオフィス
④オンライン辞書・翻訳
⑤オンライン教育
⑥電子書籍
⑦P2P型ファイル共有

5.1.5 電子商取引
①電子商取引の概要
②オンラインショッピング
③モバイル決済

5.2 主要技術のビジネス活用

5.2.1 IoTの活用事例
①生活用IoT(個人向け)
②産業用IoT(事業者向け)

5.2.2 AIの活用事例
①企業における活用事例
②個人向けサービス事例
③汎用的なサービス事例

5.3 インターネット利用に関する法律

5.3.1 個人情報の保護
①個人情報の管理
②個人情報保護法

5.3.2 知的財産保護
①著作権等を保護する法律
②Webページ情報解析
③リバース・エンジニアリング
④デジタル機器における必要な複製
⑤インターネット送信障害の防止等
⑥検索サービスと著作権
⑦ソフトウェア特許、ビジネスモデル特許

5.3.3 電子商取引
①特定商取引法
②割賦販売法
③業法
④電子消費者契約法
⑤電子署名法
⑥民法大改正とインターネット通販

5.3.4 サービスマーク(商標)とドメイン名
①サービスマーク
②商標権
③新しいタイプの商標
④ドメイン名の機能
⑤ドメイン名についての紛争処理

5.3.5 サイバーセキュリティ
①不正アクセス禁止法とその他の通信関連法
②サイバーセキュリティ基本法

5.3.6 プロバイダの責任
①送信免責(プロバイダ責任制限法3条1項)
②削除免責(プロバイダ責任制限法3条2項)
③発信者情報の開示(プロバイダ責任制限法4条1項)
④名誉毀損
⑤著作権侵害

5.3.7 電子政府
①電子政府
②電子公証制度
③住基ネット
④電子申請
⑤マイナンバー(社会保障・税番号制度)法

5.3.8 公職選挙におけるインターネットの利用
①選挙に関するインターネット等の適切な利用
②Webサイト等を利用する方法による選挙運動用文書図画の頒布
③電子メールを利用する方法による選挙運動用文書図画の頒布
④選挙運動用有料インターネット広告
⑤インターネット等を利用した選挙期日後の挨拶行為
⑥禁止行為

索引

本書に掲載された全ての会社名、商品名、ブランド名、ロゴは、各社の商標または登録商標です。
*本書では™️、®️の記載は省略しております。
*本書に掲載された画面写真内のコンテンツ及び写真の著作権は、それぞれの著作権者に帰属します。
* Microsoft、Windows、Windows 10、Windows 8/8.1、Windows 7、Windows XP、Windows Vista、Windows NT、Windows Live 、Aero、Windows Sever、Windows Phone 、Microsoft Edge、Internet Explorer 、Active Directory、 Siverlight、Word、Excel、MS-DOS、Windows Mediaは、米国Microsoft Corporation及びその関連会社の商標です。
* Mac、Mac用OSのmacOS、OS X、OS X Mavericks、OS X Yosemite、OS X El Capitan、OS X Mountain Lion、OS X Lion、OS X Snow Leopardと、iOS、iPhone、iPad、iPod、iTunes、QuickTime、及びApple TV、Apple Watchは、米国Apple Inc.の商標です。
*Google、Android、Google Chrome、Gmail、Googleマップ、及びYouTubeは、米国Google.Inc.の商標です。
*本書で記載した内容、掲載した参考URLは、2019年1月現在のものです。なお、インターネットの情報については、URLや画面などが変更されている可能性があります。あらかじめご承知おきください。
*本書での解説に利用しているアドレスやドメインについては、架空のアドレスやドメインの場合があります。
*本書では理解を助けるために、PCの画面(スクリーンショット)を掲載しています。OSやソフト、Webブラウザによっては、画面表示が異なる場合や、設定手順が記載どおりに再現されないことがあります。

NTTコミュニケーションズ (著)
出版社: NTT出版; 第3版 (2019/3/1)、出典:出版社HP

目次 – NTTコミュニケーションズ インターネット検定.com Master BASIC公式テキスト【第3版】

.com Master BASIC の概要と特徴

◆.com Master BASICとは
インターネットを安心・安全に利用するにあたり、最低限必要な知識(技術的背景、仕組みの理解、モラルなど)を学習、理解することにより、利用者としてさまざまなインターネットサービスを享受してもらうとともに、気づかずに他人に迷惑をかけることを防ぎ、健全なインターネット社会の底上げを促すことを目的とします。本検定により、インターネット利用の上で必要な知識を整理し、適切な知識の習得を促すこととします。

◆.com Master BASICの認定者像
対象は、インターネット利用者すべてとし、「社会人として、必要最低限のインターネットリテラシーを身に付けた方」、すなわち、インターネットやその環境を理解した上で、法律や一般的なルールを守り、基本的なサービスを安心・安全に利用できる方として認定します。

◆.com Master BASICの認定スキル
・コミュニケーションツール(アプリケーション)であるSNSなどの特徴を知るとともに、プライバシーに配慮しながら適切に利用できる。
・インターネットを中心とした情報通信の仕組みを理解するとともに、必要なサービスや情報機器の概要を理解し、自ら選択することができる。
・家庭のインターネット接続環境(ホームネットワークの構成)を理解し、その活用ができる。
・インターネット利用のため基本的なアプリケーションであるWeb、電子メールにおける、必要な設定などができる。
・クラウドサービスの役割や特長を理解し、活用に向けた検討や、利用のための設定ができる。
・マナーやプライバシー、知的所有権などを守り、情報発信ができる。
・インターネット利用時における情報セキュリティの重要性を理解し、アプリケーションなどのアップデートやウイルスへの対策などができる。
・インターネットに関連した代表的なトラブルなどの事例を知り、自分を守るために必要な対策を理解し、実践することができる。
・万一のトラブル時には、必要に応じて周囲に助けを求めたり、ヘルプデスクなどへの状況説明(エスカレーション)ができる。
・IoTなどインターネットに関する新しい技術やサービスの概要を理解できる。

◆カリキュラム概要

1 インターネットの利用
インターネットの概要、インターネットを利用する身近な機器やサービスの種類、SNSの理解 □インターネットの概要、身近にある機器やサービスの特徴を理解できる
□コミュニケーションツールであるSNSが活用できる
2 情報機器の使いこなし
インターネットアクセスに必要な各種情報機器、OSなどの理解 □スマートフォン、パソコンなどの情報機器の仕組みを理解する
□情報機器の基本的な操作ができる
□OSやアプリケーションソフトなどのソフトウェアの特徴を理解する
3 インターネット利用のための技術とモラル
インターネットを支える技術、接続方法、Webブラウザ・電子メールの利用方法、実用的なインターネットサービスの種類、インターネット利用上のマナー、プライバシーの確保、情報セキュリティなどの理解 □家庭におけるインターネットへの接続方法やホームネットワーク環境を理解する
□Web、電子メールなどが活用できる
□メディアリテラシーなどのルールを理解してインターネットを利用することができる
□インターネット利用にともなうリスクを知り、必要な情報セキュリティ対策をとることができる
4 インターネットをとりまく法律
著作権法など、インターネット利用にかかわるさまざまな法律の理解 □インターネットにおける知的財産権について理解する
□特定商取引法や個人情報保護法など、インターネット利用に関連する法律について理解する

 

本書の読み方とページ構成

●本書は、.com Master BASICのカリキュラムに従って、章ごとに大項目単位で区切り、節項の項目ごとの構成で学習できるようになっています。各章の見出しと内容を、順を追って学ぶことで、パソコンとモバイル機器、インターネットの基礎知識が身につきます。
●本書におけるパソコンやスマートフォンの利用例では、とくに記載のない限り、次の環境を前提としています。なお、ご使用のパソコンやスマートフォン、Webブラウザ、メールソフトによっては画面表示や操作方法が異なることがあります。

・Windows 10環境のパソコン。WebブラウザにはGoogle Chrome、メールソフトには
Microsoft Outlookを使用。
・Android環境のスマートフォン。Google Playストアで提供されるアプリを使用。
●本書に記載されている画面およびイラストは一例です。
●本書では、Windows 10をWindows、macOS SierraをmacOSと省略する場合があります。また、本文中の用語は、基本的に画面表示に従っています。

NTTコミュニケーションズ (著)
出版社: NTT出版; 第3版 (2017/4/14)、出典:出版社HP

目次

.com Master BASIC の概要と特徴
本書の読み方とページ構成

第1章 インターネットの利用
1.1 インターネットとは
1.1.1 身近にあるインターネット
1 ネットワークとインターネット
2 インターネットでできること
1.1.2 インターネットにつながる身近な機器
1 パソコンやスマートフォン
2 ネット家電
3 ウェアラブルデバイス
4 ネットワークカメラ
5 自動車のインターネット利用
6 サービスロボット
7 その他の情報機器
1.1.3 インターネットを利用する身近なサービス
1 検索・情報収集
2 SNS や電子メールサービス
3 ブログ
4 オンラインショッピング
5 動画配信・共有
6 音楽・音声配信
7 電子書籍
8 オンラインゲーム
1.2 SNS
1.2.1 SNS とは
1 SNSとは
2 代表的なSNS
3 SNS の特長と注意点
1.2.2 SNSの種類
1 Facebook(フェイスブック)
2 Instagram(インスタグラム)
3 LINE(ライン)
4 Twitter(ツイッター)
5 mixi(ミクシィ)
6 Google+(グーグルプラス)
7 Skype(スカイプ)
1.2.3 SNSの活用
1 公開範囲を限定する
2 ほかのSNSやインターネットサービスとの連携

第2章 情報機器の使いこなし
2.1情報機器の仕組み
2.1.1 情報機器の種類
1 パソコン
2 スマートフォン
3 タブレット型情報機器
4 その他の情報機器
2.1.2 情報機器の構成要素
1 情報機器の基本的な構成
2 周辺機器を接続するインターフェース
3 ネットワークに接続するインターフェース
2.1.3 情報機器の周辺機器
1 マウス、タッチパッド
2 キーボード
3 タッチパネル
4 スキャナ
5 デジタルカメラ
6 Webカメラ
7 ヘッドセット
8 メモリカードリーダ
9 ディスプレイ
10 プリンタ
11 スピーカ
2.1.4 データサイズと記録メディア
1 デジタルデータとは
2 デジタルデータのサイズを表す単位
3 記録メディアの種類と特徴
2.1.5 情報機器選定のポイント
1 情報機器を購入する際のポイント
2.2 ソフトウェア
2.2.1 OSとは
1 ハードウェアとソフトウェア
2 OS
3 パソコン用のOS
4 スマートフォンやタブレット型情報機器向けOS
2.2.2 アプリケーションソフトとファイル
1 アプリケーションソフトとは
2 ファイル
2.2.3 アプリケーションソフトの種類と拡張子
1 アプリケーションソフトの種類
2 拡張子
2. 3情報機器の機能と操作
2.3.1 OSの基本設定
1 インターネット接続の設定
2 アカウントの設定
3 各種基本設定
2.3.2 入力機器の操作
1 マウス
2 タッチパッド
3 キーボード
4 タッチパネル
2.3.3 日本語入力の基本
1 文字コード
2 日本語入力
2.3.4 アプリケーションソフトの利用
1 アプリケーションの起動
2 作業データの保存
3 作業ウィンドウ
2.3.5 ファイルとフォルダの管理
1 ファイルやフォルダの表示
2 ファイルやフォルダの操作
2.3.6 情報機器操作のトラブル対処
1 ハングアップ(フリーズ)時の対処
2 バックアップと復元

第3章 インターネット利用のための技術とモラル
3. 1インターネットの仕組みと接続方法
3.1.1 インターネットの仕組み
1 IPアドレス
2 ドメイン名とホスト名
3 通信速度
4 インターネットサービスプロバイダ(ISP)
3.1.2 有線によるインターネット接続
1 有線による接続の種類
2 FTTH 接続
3 ADSL 接続
4 CATV 接続
3.1.3 無線によるインターネット接続
1 無線による接続の種類
2 移動体通信ネットワーク
3 モバイル WiMAX
4 公衆無線LAN
5 テザリング
6 モバイルルータ
3.1.4 ISPとの契約
1 ISPとの契約形態
3.1.5 家庭内LAN
1 家庭内LAN
2 パソコンとスマートフォンの連携
3.2 Webブラウザと電子メールの利用
3.2.1 WebブラウザとWebページ
1 WebブラウザとWebページ
2 Webページ
3 Webブラウザの種類
3.2.2 Web ブラウザの基本操作
1 Webブラウザの基本操作
2 Webページ閲覧の操作
3 Webページの検索
4 ブックマークの利用
3.2.3 Webブラウザの使いこなし
1 Webブラウザに保存される情報の管理
2 閲覧履歴を残さない閲覧
3 ポップアップブロックの設定
4 Web ページの印刷
3.2.4電子メールの仕組み
1 電子メールとは
2 電子メールサービスの種類
3 電子メールの仕組み
3.2.5 電子メール送受信のためのソフトウェア
1 メールソフト
2 メールソフトの設定
3 Webメール
4 Webメールの設定
3.2.6 電子メールの送受信
1 メールの作成と送信
2 メールの宛先
3メールの受信と開封
4 メールの返信と転送
3.2.7 Web ブラウザやメール利用時のトラブル対処
1 Webブラウザのトラブル対処
2 電子メールのトラブル対処
3.3インターネット社会と情報システム
3.3.1 社会を支える情報システム
1 情報システムとは
2 地震速報、防災情報
3 電子カルテ、遠隔医療
4 年金情報、個人番号
5 電子申請による行政手続き
6 eラーニング
7 インターネットバンキング、オンライントレード
8 ポイントサービス
9 ビットコイン
10 ビッグデータ
3.3.2 クラウドサービス
1 クラウドサービスとは
2 クラウドサービスの特長と注意点
3 クラウドサービスの例
3.4 インターネット社会のルールと情報の取り扱い
3.4.1 インターネット上のコミュニティにおける基本的なルール
1 インターネット上のコミュニティにおける基本的なルール
2 SNS のマナー
3 掲示板、Q&A サイトのマナー
3.4.2 インターネット上のメディアリテラシー
1 メディアリテラシー
2 インターネット上の情報の信ぴょう性
3.4.3 メッセージサービス利用上のマナー
1 電子メールとSNS の使い分け
2 SNSメッセージサービス利用上の注意
3 電子メール送信時の注意
4 ファイル添付の際の注意点
5 HTMLメール利用の際の注意点
6 返信と転送の際のマナー
7メーリングリスト利用時の注意
3.4.4 ショッピングサイト利用の注意点
1 オンラインショッピング利用の注意点
2 ネットオークション利用の注意点
3.5 インターネットの安全な利用
3.5.1 個人情報やパスワードの管理
1 個人情報管理の注意点
2 ソーシャルエンジニアリング
3 パスワードの管理
4 暗号化通信の利用
5 共用パソコン使用時の注意点
6 メディアやパソコンの処分に関して
3.5.2 マルウェアと不正アクセス
1 マルウェアとは
2 マルウェアの感染経路
3 マルウェアに感染しないために
4 スマートフォン用アプリの危険性
5 マルウェアに感染してしまったら
6 不正アクセスとは
3.5.3 情報機器を危険から守るための技術的対策
1 マルウェア対策ソフトの導入
2 Webサイトの危険の検知
3 OSやソフトウェアのアップデート
4 不正アクセスの防止
5 機器の不正利用の防止
3.5.4 インターネット上のトラブル被害
1 ワンクリック詐欺・架空請求
2 有害サイトへのアクセストラブル
3 フィッシング詐欺
4 オンラインショッピング、ネットオークションのトラブル
5 通話や通信料金体系を知らないことによるトラブル
6 アプリ内課金でのトラブル
7 犯罪行為への荷担
3.5.5 電子メールの安全な利用
1 マルウェアが混入したメール
2 フィッシングメール
3 標的型攻撃メール
4迷惑メール
5 チェーンメール
付録:知っておこう!安全に利用するために
1 安易な情報入力はしない
2 セキュリティ関連の機能を無効にしない
3 外出先のパソコンを利用するときの注意
4 ソフトウェアの導入
5 パソコンの買い換え、廃棄の注意点

第4章 インターネットをとりまく法律
4.1 知的財産権にかかわる法律
4.1.1 知的財産権と著作権法
1 知的財産権
2 著作権
3 著作権を侵害する行為
4.1.2 ソフトウェアの著作権
1 ライセンスと著作権
2 アクティベーション
3 ダウンロードするソフトウェアのライセンス
4.2 インターネット社会の法律
4.2.1 電子商取引に関連する法律
1 特定商取引法
2 電子消費者契約法
4.2.2 個人情報保護法など
1 個人情報保護法
2 プロバイダ責任制限法
4.2.3 情報セキュリティ関連法
1 情報セキュリティと刑法
2 不正アクセス禁止法
4.2.4 マイナンバー法
1 マイナンバー制度
2マイナンバーの利用範囲
4.2.5 公職選挙におけるインターネット利用
1 選挙に関するインターネットの適切な利用
付録 知っておこう! インターネットにかかわるトラブル事例
1 個人情報の流出
2 SNSへの不適切な投稿
3 マルウェア感染による冤罪被害
4 SNSアカウントの乗っ取り

索引

インターネット検定の検定内容や受検方法など最新情報については以下の公式サイトで公開しています。
インターネット検定公式サイト
URL http://www.com-master.jp

●本書は、唯一公式の「NTTコミュニケーションズインターネット検定.com Master BASIC」の学習用テキストです。
●テキストの内容には、受検者の皆さんが効率的に学習を行えるよう、検定試験の出題範囲を出題分野ごとに系統的に解説しました。
●本書の内容に関する電話でのお問い合わせは受け付けておりません。

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* Google、Gmail、Google+、Androidなどは、Google Inc.の商標です。
* Adobe、Adobe Acrobat Reader、Adobe Photoshop、Adobe Flash Playerは、Adobe Systems Software Ireland Ltd.の商標です。
*本書で記述した内容・掲載した参考URLは2016年12月現在のものです。
*本書で説明に利用しているアドレス・ドメインについては、架空のアドレス・ドメインを利用している場合がありますのでご了解ください。

NTTコミュニケーションズ (著)
出版社: NTT出版; 第3版 (2017/4/14)、出典:出版社HP