チョコレート検定はどのような試験? – 概要を理解しよう

チョコレートが好きな人は、チョコレート検定を聞いたことがあるかもしれません。

チョコレート検定はお菓子関連の資格のうちのひとつで、若い女性を中心に多く受験されています。

最近では男性の受験も多くなってきており、よりさまざまな人に資格が浸透しています。

本記事では、チョコレート検定の概要や試験について紹介します。

 

チョコレート検定とは

チョコレート検定とは、古い歴史を持つチョコレートの奥深い魅力を知る検定です。明治ミルクチョコレート90周年を記念して、2016年から実施されています。チョコレートの歴史や製造方法、日本の消費量、カカオの樹についてなど、チョコレートに関するあらゆる問題が出題されます。

 

チョコレート好きな人の趣味として受験されることが多いですが、チョコレートパティシエや料理研究家、レストランやカフェの経営者、チョコレートを扱う食品会社の社員なども受験しています。

 

試験に合格すると、有料特典として「合格認定カード」「合格認定名刺」「合格認定バッジ」がもらえます。合格認定バッジは可愛いデザインなので、カバンなどにつけておくとチョコレート好きの仲間を見つけられるかもしれません。

 

蕪木祐介 (著)
出版社: 雷鳥社 (2016/1/24)、出典:出版社HP

試験の概要について

試験には初級・上級・中級の3つがあり、どの級からでも受験できます。

詳しい試験の概要は以下の表をご覧ください。

 

初級 中級 上級・1次 上級・2次
受験資格 なし なし なし
受験料 5,800円 6,800円 7,800円
試験形式 CBT方式 CBT方式 CBT方式 会場
試験時間 60分 60分 60分 40分
問題数 100問 100問 100問 25問
合格点 70% 70% 75% 1次・2次試験の合計正答率80%以上

 

初級・中級・上級1次はCBT方式なので、全国どこからでも受験できます。上級2次の会場は東京と大阪の2カ所しかないので、試験日に会場に行けるかどうか確認してから受験申し込みをしましょう。

 

蕪木祐介 (著)
出版社: 雷鳥社 (2016/1/24)、出典:出版社HP

試験の出題範囲

初級や中級は公式テキストからの出題が中心になっています。どちらも公式テキストをしっかりと読み込んでおきましょう。

上級は、公式テキストだけでなく参考文献からも出題されます。

 

公式テキスト

チョコレート検定 公式テキスト

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参考文献

チョコレートの手引

 

 

チョコレート カカオの知識と製造技術

 

 

チョコレートの散歩道

 

 

チョコレート検定に似た資格

チョコレート検定に似た資格は下記のものがあります。

またその他の食品などの資格は「食・調理・衛生の資格一覧」もご確認下さい。

 

菓子検定:

この検定は「お菓子の可能性を感じ、もっとお菓子を楽しむ」ための知識を得ることを目的としています。現在、2級と3級が設けられており、洋菓子部門、和菓子部門、食品衛生・栄養などの科目があります。2級はより専門性の高い内容です。

試験時間は2級が60分、3級が45分で、合格基準は100点満点中70点以上です。受験料は2級が2,500円、3級が2,000円で、CBT方式で全国のテストセンターで受験できます。

菓子検定は年2回実施され、申込み期間は例年4月上旬からと10月上旬からです。試験日は6月上旬から8月下旬、12月上旬から1月下旬です。合否はテスト終了後即時に確認できます。

 

菓子製造技能士:

この資格は和菓子の製造に関する技術に対する技術認定を行なうものです。これは、和菓子製造の知識や技術を認定するための資格検定です。

 

製菓アドバイザー®資格認定試験(お菓子資格):

主に洋菓子に関する知識を有していることを認定される資格です。洋菓子作りに使われるさまざまな材料についての知識が中心となります。

 

製菓衛生師:

製菓衛生師は、菓子製造業で働く人々のスキル向上や衛生面での管理に関わる国家資格です。多くのパティシエがこの資格を保有しています。

 

チョコレート検定概要のまとめ

本記事ではチョコレート検定の概要について紹介しました。

 

チョコレート好きの人には非常におすすめの資格です。一般的になじみ深い資格ではないので、話題作りに活用するのも良いですし、学んだことをチョコレートを選ぶときに活用するのも良いでしょう。

気になる人はぜひ受験してみてください。

蕪木祐介 (著)
出版社: 雷鳥社 (2016/1/24)、出典:出版社HP

 

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